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まちおもい帖2

日ごろ感じていることを書き記します。

柳沢北口商店街(柳盛会)のまちゼミ 

2014-09-19 01:42:04 | 日記
 柳沢北口商店街のまちゼミについて、企画されたマイスターめがねの稲垣俊幸さんにお話しを伺ってきました。
稲垣さんは、メガネ関係の会社に勤務後、独立してお店を持ったとのことで、お住まいは、東村山。出店して15年くらいになるという。

Q.まちゼミを実施した理由は?

もちろん、廃業するお店があるなど、個人店舗の厳しさは、感じており、そのために「やぎさわ地蔵まつり」などのイベントをやってきました。
しかし、イベントは、その時には人が集まるけれども、その時限りで終わってしまう。
持続性ある商店街になるには、街への愛着よりも、一人ひとりの商店主とのつながりなのではないかと思うようになった。それには、商店主の顔が見えるようにしなければいけない。顔見知りになれば、行きやすくなる。そうして固定客が増えてくれれば、これが本当の振興になるのではないか。そこで、他地域でもやっている「まちゼミ」に取り組むことにした。

Q.実現にあたって苦労したことは?

この企画にとって、一番力が必要だったのは、説得だという。90%以上の労力を商店主の説得に使った感じだ。
補助金も得ている(東京都、西東京市、商店街がそれぞれ3分の1負担)が、これは、チラシ印刷(1万枚)に使っただけ。
他の地域では、参加費を取っている例もあるが、今回は、無料にした。今後も続けてみるつもりで、有料にしようということになったら、そうすればよい。
まずは、ゼミでは、ものは売らないのが原則。ゼミを無料で受けて、欲しいものが生まれたら、日を改めて買いに来てくださいというのがルールだ。

説得するにあたっては、ゼミをやることによるメリットとデメリットをはっきりさせることが大事。
チラシは補助金でまかなえる。場所代も不要、講師料も不要・・つまり新たなお金は、かからない。デメリットは、店主が喋ることぐらい。
各店の人が1時間どんなゼミにしたらよいか分からないというので、他地域でやっているチラシを集め、同じような業種の人に見せた。
個々の店が考えてもらうのが良い。昨日受講したお茶屋さんは、人に喋るとなると、自分も勉強し、頭を整理できたとおっしゃっていた。

Q.お客が来るかどうか心配ではなかったですか?

チラシは、1万枚をポスティング(業者に依頼)した。また、これまでのイベントなどで得ていたお客さんにDMで送った。
これまでのイベントというのは、4年前に、「ほっと教室」というのをやっていたことが大きい。
これは、集まって実施するのだが、そば打ちとか花でリースを作るなど、講師は、店主がやった。食べ物類は、公民館の料理室を借り、リースなどは他の場所を借りてやった。
とても人気があり、20~30人がすぐ満員御礼となった。この時の名簿などを活用した。

広報としては、このほか、HPやFM西東京、JCOM、新聞の地方版など考えられるあらゆることをやった。
お店や業種によって、受講生が早く満員になったところと、そうでないところがあるが、だいたい3分の2くらいは埋まったようだ。
講座は、10月4日までなので、アンケート集計などは、これから。

Q.柳沢北口商店街の可能性?

自分が柳沢に出店したのは、競合他社がいなかったから。
柳沢北口商店街も、30年前に市が作成した再開発の計画はあるが、地権者が入り組んでいるなどで、ほとんど手つかず。
プレハブでもよいから、吉祥寺のハモニカ横丁みたいなものをつくったら、ワクワクして楽しいのだが、土地の問題でなかなかできないかも。
ここは、単身者も多く住んでいるようで、食べ物やは、潰れていない。
惣菜屋、タイ焼き屋、立ち食いそば屋などがごちゃごちゃできたら面白い。
百豆やビスケッタさんのように、若い経営者が商売を始めるには、やりやすいのではないか。

まちゼミも、続けていきたいと思っている。

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