マンション公道脇のポケットパークにクリスタルオブジェ

　マンション公道脇のポケットパークにクリスタルオブジェの実例です。
鹿児島市の城山に登る遊歩道の歩道脇に設置しました。
　夜景の中でライトアップした様子は理想の構造体を表現しています。

　画像は夜景と昼景です。

立体から平面へ、平面から立体へ

　建築士としてガラスの素材はとても魅力的で、一方で絵画の理想はクリスタルにおいています。
　建築のリアリティーを絵画に生かし、絵画のポエジーを建築に相互に生かしながらどこにもない空間を芸術の域まで高めたいという理想を持っています。

　実例の一歩手前としてガラスのオブジェを制作しそれを油彩画に描いたものです。
　硬質で指の切れそうなガラスは絵画にしたときにも、硬質でそれがゆえに現代の都市空間の脆弱さを表現できました。
　美しいものは儚く脆い物で、そこにまた美が宿るのでしょう。

　ですが実際の都市は安全で、でも美しくありたいものです。
　都市の中に芸術やアートを融合させた、次世代の都市空間を提案するのが、この木漏れ日シリーズです。

障子の陰に木漏れ日あり

障子の陰に木漏れ日あり。
　ご覧の画像は大広間の障子に描いた木漏れ日です。
　和室でありながら少し落ち着いたおしゃれな感じが出ます。
　朝夕の光の加減で色彩が変わります。
　素材はワーロン和紙に油彩画です。
　耐久性は20年程度は十分持ちます。

木漏れ日のインスタレーション：霧島アートの森

木漏れ日のインスタレーション：霧島アートの森

　今回紹介しますのは霧島アートの森に展示されたインスタレーションです。
ガラス張りの明るい展示空間に設置いたしました。
　この下で寝転んで見上げた時は至福のひと時でした。
　素材はアクリル板に油彩で描いた木漏れ日です。
　屋内仕様で20年程度は審美性を維持できます。

木漏れ日の原点

　グレー村では滞在中に不思議な体験がいくつかありました。
　ロワン河をさかのぼっていくと何やら時代をさかのぼっていくようで、自分の過去まで分るような気がしました。上流にはフォンテンブローの森があり人が全く入ったことのない手つかずの自然があります。
　見えないものの見えそうなそんな不思議な空間でした。