2007年11月17日(土)
ん?2007年?
そう、3年前の山レポです。
書きかけのレポがあったんです。
そろそろ時期的に良いかな~と思ってUPしました。 ← ただ単に放置してただけ
これからの季節、どこに行こうかな~?
…と思ってる山好きのみなさん!
大台ケ原の秋はこれからですよ~
***************************
2007年11月17日(土)
am6:30 名古屋駅に集合。
今回は、年2回恒例化しているハイキング仲間(男女計6人)で計画。
東名阪道、R169号を走ること4時間。
R169号はぐねぐねの山道なので、3列目シートにいた私は、爆睡してしまった。
まともに起きていたら車酔いするので、“眠るに徹した”と言った方が正しい。
ドライバーさん、ありがとう。
ピーク時は、駐車場(約200台)に停めきれず路肩に車があふれ出すのに、今日はガラ~ンと空いている。
駐車場の様子から、紅葉シーズンのピークはもう過ぎたのだと思った。
さて、身支度整え、出発。
さすがに寒い。 紅葉が終わると、グンと冷え込みが厳しくなる。
最初はこんな遊歩道。とても歩きやすい。
山頂へ向かう最後の階段は、とても整備されている。
青い空に向かって…いざ!
あっという間に山頂にとうちゃく~
日出ヶ岳(1,694m) 百名山
むむ…
登山というより、ハイキングだな、こりゃ。
ここで駐車場へ戻るのは勿体ない!
はるばる名古屋から来たのに、ピークハントなんて素っ気なさすぎるでしょ。
今日は、ぐる~り周回するのだ!
山頂を後にし、整備された木道&階段を上り返すと、もう一つのピーク、正木嶺に着く。
【写真】振り返って、正木嶺から日出ヶ岳を望む。
正木嶺を後にし、整備された木造階段をどんどん下ると、
次第に、トウヒの“立ち枯れ現象”が顕著になってくる。
樹木は枯れ、一面笹原が広がっている。(正木ヶ原)
遊歩道に設けられた案内板で立ち止まると…
なにやら雰囲気の違う写真が載っている。
え?ここどこ?
『昔はこのような森でした』
え!?昭和38年!?
今から44年前!!(2007年を基準にしてます)
ここは、うっそうと苔むす樹海だったのだという!
なんと!驚きの事実が記されていた!
この立ち枯れ現象は、伊勢湾台風などによって樹木が倒れ、その倒木を搬出したことによって林床が乾燥化し、コケ類が大幅に減少。
ミヤコザサが林床を覆うようになり、樹木の発芽・生育条件が悪化。
さらに、笹を主食とするニホンジカが増加し、下層植生が食べられたり、樹木の皮が剥がされたりして、森林の衰退が進んだ。
…という悪循環により、現在のような痛々しい姿に変わり果ててしまったのだそうです(悲)
一見、青い空に、緑の笹、白い枯れ木と…
美しい異国のように見えたけど、それはまやかし。
元の姿に戻るには、何百年もかかるとのこと。
もう戻らないかも…
立ち枯れの山を下ると、ゆるやかになり、牛石ヶ原に出る。
屋根のある休憩所(東屋)を見つけて…
ランチタイム♪
今日は、カレーうどん
しかし、手順を間違えて、カレー粉が分離してしまった(><)
溶けずにダマとなって残ってしまった!失敗~~
3年前はまだまだ手際が悪かったのだ…。
お腹いっぱいになったところで、もう一つの目的地、大蛇へと向かう。
その途中、鹿さんに出会った。
かわいい…
けど、何を食べてるの?
はい、ここが大蛇(だいじゃぐら)。
切り立った崖っぷち。
ここから東ノ川の谷底まで標高差約1,000m
大台ヶ原第一の展望台といわれている。
もちろん行き止まり。
足場が悪いうえに、岩がつるつるして、スリップ注意!
柵があるといえど、転倒したら隙間から谷へ落ちていきそうで、みんなビビリ腰。
順番を待ちつつ、人が少なくなった瞬間を狙って前に進む。
なるほど~大蛇の背中みたいだ
駐車場へ戻る途中、またも鹿さんに出会う。
まったく人間を恐れていない様子。
まるで、奈良の公園みたい。
鹿さん、横断中。
また目が合った。
樹皮を食べないでね。
皮が剥けてしまった木々は、枯れてしまうんだよ。
そんなこと言っても分からないか…。
でも、鹿さんも生きているんだよな…
植生、生態系、自然の摂理…
う~む、奥が深い。
往路は、シオカラ谷の吊り橋経由で戻りたかったが、メンバーの意向により尾鷲辻まで戻り駐車場への最短ルートをとった。
今回は、東大台を歩いた。
西側にも山塊が広がっており、東に比して自然が残されている。
ただし入山規制がされているので要確認。
機会があれば、ぜひ西大台を歩いてみたい
←たくさんのブログが大集合!
←こちらも1クリックGo!
ん?2007年?
そう、3年前の山レポです。
書きかけのレポがあったんです。
そろそろ時期的に良いかな~と思ってUPしました。 ← ただ単に放置してただけ
これからの季節、どこに行こうかな~?
…と思ってる山好きのみなさん!
大台ケ原の秋はこれからですよ~
***************************
2007年11月17日(土)
am6:30 名古屋駅に集合。
今回は、年2回恒例化しているハイキング仲間(男女計6人)で計画。
東名阪道、R169号を走ること4時間。
R169号はぐねぐねの山道なので、3列目シートにいた私は、爆睡してしまった。
まともに起きていたら車酔いするので、“眠るに徹した”と言った方が正しい。
ドライバーさん、ありがとう。
ピーク時は、駐車場(約200台)に停めきれず路肩に車があふれ出すのに、今日はガラ~ンと空いている。
駐車場の様子から、紅葉シーズンのピークはもう過ぎたのだと思った。
さて、身支度整え、出発。
さすがに寒い。 紅葉が終わると、グンと冷え込みが厳しくなる。
最初はこんな遊歩道。とても歩きやすい。
山頂へ向かう最後の階段は、とても整備されている。
青い空に向かって…いざ!
あっという間に山頂にとうちゃく~
日出ヶ岳(1,694m) 百名山
むむ…
登山というより、ハイキングだな、こりゃ。
ここで駐車場へ戻るのは勿体ない!
はるばる名古屋から来たのに、ピークハントなんて素っ気なさすぎるでしょ。
今日は、ぐる~り周回するのだ!
山頂を後にし、整備された木道&階段を上り返すと、もう一つのピーク、正木嶺に着く。
【写真】振り返って、正木嶺から日出ヶ岳を望む。
正木嶺を後にし、整備された木造階段をどんどん下ると、
次第に、トウヒの“立ち枯れ現象”が顕著になってくる。
樹木は枯れ、一面笹原が広がっている。(正木ヶ原)
遊歩道に設けられた案内板で立ち止まると…
なにやら雰囲気の違う写真が載っている。
え?ここどこ?
『昔はこのような森でした』
え!?昭和38年!?
今から44年前!!(2007年を基準にしてます)
ここは、うっそうと苔むす樹海だったのだという!
なんと!驚きの事実が記されていた!
この立ち枯れ現象は、伊勢湾台風などによって樹木が倒れ、その倒木を搬出したことによって林床が乾燥化し、コケ類が大幅に減少。
ミヤコザサが林床を覆うようになり、樹木の発芽・生育条件が悪化。
さらに、笹を主食とするニホンジカが増加し、下層植生が食べられたり、樹木の皮が剥がされたりして、森林の衰退が進んだ。
…という悪循環により、現在のような痛々しい姿に変わり果ててしまったのだそうです(悲)
一見、青い空に、緑の笹、白い枯れ木と…
美しい異国のように見えたけど、それはまやかし。
元の姿に戻るには、何百年もかかるとのこと。
もう戻らないかも…
立ち枯れの山を下ると、ゆるやかになり、牛石ヶ原に出る。
屋根のある休憩所(東屋)を見つけて…
ランチタイム♪
今日は、カレーうどん
しかし、手順を間違えて、カレー粉が分離してしまった(><)
溶けずにダマとなって残ってしまった!失敗~~
3年前はまだまだ手際が悪かったのだ…。
お腹いっぱいになったところで、もう一つの目的地、大蛇へと向かう。
その途中、鹿さんに出会った。
かわいい…
けど、何を食べてるの?
はい、ここが大蛇(だいじゃぐら)。
切り立った崖っぷち。
ここから東ノ川の谷底まで標高差約1,000m
大台ヶ原第一の展望台といわれている。
もちろん行き止まり。
足場が悪いうえに、岩がつるつるして、スリップ注意!
柵があるといえど、転倒したら隙間から谷へ落ちていきそうで、みんなビビリ腰。
順番を待ちつつ、人が少なくなった瞬間を狙って前に進む。
なるほど~大蛇の背中みたいだ
駐車場へ戻る途中、またも鹿さんに出会う。
まったく人間を恐れていない様子。
まるで、奈良の公園みたい。
鹿さん、横断中。
また目が合った。
樹皮を食べないでね。
皮が剥けてしまった木々は、枯れてしまうんだよ。
そんなこと言っても分からないか…。
でも、鹿さんも生きているんだよな…
植生、生態系、自然の摂理…
う~む、奥が深い。
往路は、シオカラ谷の吊り橋経由で戻りたかったが、メンバーの意向により尾鷲辻まで戻り駐車場への最短ルートをとった。
今回は、東大台を歩いた。
西側にも山塊が広がっており、東に比して自然が残されている。
ただし入山規制がされているので要確認。
機会があれば、ぜひ西大台を歩いてみたい
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それに、講習も受けないといけないしね~。
3度目は降らないことを願おう!!
大台ケ原って、屋久島と並ぶ、日本でも最も降水量の多い地帯だってさ。
鹿の食害は南アルプスでも顕著ですが…しかしかといって片っ端から駆除するわけにもいかず。
一度自然のバランスが崩れてしまうと、容易に復元できないのが難しいところですよね(´・ω・`)
樹皮や花々を食べてしまう鹿を悪者として駆除するのが正義なのか・・・
その前に、どうして鹿が増えてしまったのか・・・
考えると奥が深いです。