南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり
〔御義口伝(おんぎくでん)、788㌻・編1634㌻〕
南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜である。
◎唱題は生命の奥底(おうてい)から歓喜を呼び起こす、と仰せです。
◆戦える喜びを胸に、実証を
学会活動に励むようになって10年経過した1997年(平成9年)、医療機器メーカーの営業の部署で大きな物件を任され、毎日、仕事は深夜に及び、失敗の許されない重圧にも悩んでいました。そうしたなか、祖父、祖母、さらには母親までも相次いで末期がんで入院。特に母は余命3カ月との診断でした。
仕事と3人の病人を抱え、精神的にも肉体的にも疲れ果てていた時、先輩に指導を受けました。その際、この御文を通して激励してくれました。「信心の確信をもって祈っていくことだよ」「信心の歓喜が胸中からわき上るような唱題に徹することだ」――唱題の大切さを分っていたつもりでも、本当に理解していない自分に気づきました。“私にも不可能を可能にする仏界がある! すべてに勝つ!”と決意し、唱題根本に仕事、活動、看病とすべてに挑戦しました。その結果、仕事は順調に進み、成功。祖父母、母親ともに寿命を延ばし、御本尊の偉大さを実感しました。
常に広布の主戦場に飛び込み、突破口を開いてきたのが信越男子部の伝統です。師弟有縁の天地・信越で戦える喜びを胸に、一番大変なところで、“勝利の実証”を示す戦いを展開してまいります。
〔信越青年部長〕
(きょうの発心 2005.07.05 火)〈11080〉