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筑波大学MBA-IB日記 - Be the No.1

2012年8月から筑波大学のMBA-IBに通っています。No.1を目指そう!という意気込みで、”Be the No.1"

入学試験対策

2013-09-21 05:30:38 | MBA-IB
入学試験の記事が意外に読まれているようなので・・・・。

過去問も何もないですし、面接官によって面接の仕方も違うと思いますが、とりあえず自分がやった試験対策を紹介します。必ずしも役に立つとは限らないので、参考程度に読んでくださいね。

1. 自分が書いたエッセーの熟読
面接で自分が書いたエッセーと矛盾がないように話せるように、熟読熟読。しかも、英語で簡潔に話せるように、書いた内容は頭に入れて面接に臨みました。

2.やっぱり基本知識?
MBAの受験生なので、経営に関することはこれから学べばよいのでしょうけど、とりあえず基礎知識くらいは必要かな・・・と思い、こんな本を読んでみました。

グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社


それから、一般教養・・・・? ビジネスマンたるもの、世の中で起きていることをやっぱり知っておく必要があるかなと思い、こんな本をざっと読んでみました。

日本の論点2011 (文春ムック)
クリエーター情報なし
文藝春秋


あとは、新聞とかで最近のビジネス動向チェック


3. 開き直り?
過去問もないし、対策のしようもないから、あとは開き直り?面接のときに120%力を出せるように、頭がよく働くように、前の日はよく寝ました。英語に関しては、英検1級合格していたので、2次試験の面接でやったスピーチの要領でやれば何を聞かれても大丈夫だろうと妙な自信ももっていました。ただ、ビジネスプロジェクトの内容を突っ込まれたらどうしよう・・・、実は対して知識の蓄積ができていないんだよなーと思っていましたが、そのまま試験に臨みました。


そして、実際の試験では。。。

和やかな雰囲気で自己紹介から始まり、志望動機や将来のキャリアプランなどを聞かれました。質問は2-3個されただけなんですが、、、要は自分がしゃべりすぎてタイムアウトになった感じでした・・・。しかも、質問に対する答えになっていないような答えをたくさんしゃべって、しまいには・・・"Sorry.... I am not answering your question... Let me summarize this way.... "と最後にたいしたことない結論だけ言ったのを覚えています。あとは、ビジネスプロジェクトについては突っ込まれなかったのでラッキーだったなーと思った反面、落ちたから聞かれなかったのかな・・・・あーあ、こりゃ落ちたかもしれないけど、しょーがないなーと思っていました。 それでも希望は捨てず、合格発表の日(たしか3/31 15:00)に学校のHPで合格者の受験番号を見てみると・・・・。あった!!自分の番号があった!このときは、うれしかったです。入学後に頑張ろうと思いました。

入学後クラスメートに入試のときどうだったか聞いてみると、落ちたと思ったけど受かった!というひとも結構いました。全くうまく答えられずに、不合格確実と思った人や面接官と議論になり、思いっきり言い返してやりすぎちゃった・・・、という人も。でも、おそらく学校との相性(適正)や議論する力をみているのではないでしょうか。入学後の授業は、クラスディスカッションさせられて、発言による貢献が成績にかなり影響する授業もありますので、そういうのに対応できる人かどうか、また学校側はクラスの多様性を確保しようとしているようにも思えますので、そういう視点でも見ていると思います。こればかりはどうしようもないですが・・・。 競争率は約2倍なので、面接のときに持てる力を発揮するれば、よっぽど問題がなければ合格するような気もします。それからあきらめないことも大事かも。1回落ちたけど2回目受験して見事合格して入学している人もいます。




どういう人におすすめか

2013-09-20 05:13:54 | MBA-IB
HPの教育課程の特色に、”国際的な経営環境の潮流を的確に分析しながら、国内と海外の戦略的一貫性に基づく統合的なマネジメント技能をもつ国際経営プロフェッショナルの育成を目指し、幅広い領域における講義と学生個々の業種に対応した「ビジネスプロジェクト」を導入しています。”とあります。

http://www.mbaib.gsbs.tsukuba.ac.jp/jp/academics/features/

ですので、個人的には、一般の事業会社で国際的な環境で働くひとが、国際性を合わせ持ったマネージャーになりたいと思っている人には、いいカリキュラムなのではないかと思っています。

授業は英語で行われますし、英語でプレゼンテーションする機会もたくさんあります。(授業の評価はレポートやプレゼンテーションでされることが多いのですが、授業中の発言・ディスカッション(授業への貢献)も一部評価対象にされている場合があるので、気が抜けない授業もあります)。

また、選択科目には、アジアやヨーロッパの文化や歴史を学ぶもの、クロスカルチャーな環境でのビジネスをどのように運営していくかや、新興国に進出する場合の注意点などをケーススタディやグループワークを通じて学ぶもの、国際政治についての知見を広げるもの、などがあります。

国際的ビジネスパーソンとして活躍するためには、どれも必要な”教養”なのではないかと思っています。


経営学系の授業のレベルを考えると、次のような人には発見が多いとのではないかと思います。

1. 理系出身の人で経営学にあまりなじみがないのでこれから勉強したい人
2. 20代-30才前後でビジネス経験が浅い人

一方、上記以外の人(経営学を自分で学んだことがある人や、経験からいろいろ知っている方)にとっては、あまり目新しいものがなかったりするのも事実なのですが、MBA-IBで学ぶメリットとしては、以下のようなものがあると思います。

1.他の学生や先生とのネットワーキング
2.データ解析の知識習得(筑波が得意としている分野のようです。みんな必ず統計学系の勉強はさせられ、ビジネスプロジェクトでも活用することが求められています)
3.上述したような、国際ビジネスを行う上での幅広い教養をみにつけられること
4.英語によるプレゼンテーション力やディスカッション力の向上





仕事との両立

2013-09-18 19:43:45 | MBA-IB
社会人兼学生をするには、やはり両立は課題です。仕事の忙しさは人それぞれなので、あまり参考にならないかもしれませんが、自分の場合は、以下のようにしました。

1.会社の人に言うべきか
 これは悩みました。推薦状は会社の元上司にお願いしたので、その方には知られているのですが、会社の人に公言するべきかどうかです。時には授業を優先させたいがために、仕事を早く切り上げて通学することも出てくるので(実際多々ありましたし、いまもそうです)、周りから見ると不公平に思う人も出てきて後ろ指刺されるのではないかと・・・。一方、何も言わないで仕事を早く切り上げて帰ると、ただ単にサボっていると思われるリスクもあります。結局、自分の場合は、後者のリスクの方が怖かったので、広く公言はしないものの、仕事で直接関係の深い上司・部下には話をして理解してもらい通っていました(今もそうしています)。


2.学校の課題をどうやってこなすか
 学校の授業は、たいていは5コマで1単位(5週間で1単位)とれます。単位の認定方法は、先生によって違うのですが、試験を課す先生もいますし、グループワークや個人課題(両方の場合もあります)を課す先生もいます。ほとんどの場合は、後者のグループワークや個人課題のレポートで単位が認定されていますが、これらの課題が結構重いものもあるのです。たいていの場合、最後のコマでグループか個人のプレゼンテーションが求められます(英語です)。

 一年目の秋は、無理して週に7コマくらい入れていた時期もありましたので、大変でしたが、Qualityはある程度犠牲にして、とにかくこなすことを目標にしていました。自分のものにするためには、こなすだけでなく、よく考えて結論を出していくことが必要だと思われますが、授業のスケジュールに合わせてアウトプットしていかないといけないのでやむをえません。しかし、このやり方でも、土地勘のない分野であっても、調べまくったりクラスメートに聞きまくったりして何らかの結論を出す力やプレゼンテーション力は身についたと実感しています。
 
 上記のような状態でしたが夜は12時には寝るようにしていました。その代り朝早く起きて勉強したり。それにしても、いつも使わない頭の部分を使っているせいか、昼間は眠くて仕方ありませんでした。。。あまり大きな声でいえませんが、時には仕事中に(少しだけ)課題を片づけたり・・・という日々もありました。。。まあ、まったく仕事と関係ないことやっていたわけでもないので、許してね・・・っていう感じです。あとは、どうしようもない時には、たまに有給休暇をとって課題をやるという生活をしていました。

 2年目は、時間的にはそこまで追い詰められていないので、自分の血となり肉となるような勉強をしていきたいと思っています。


3.授業開始にどうやって間に合わせるか
 これは、もう倍速で仕事するしかありません。そして、授業に間に合うように会社を出る!仕事のアウトプットを出していれば、まあまあ周りも理解してくれるのではないでしょうか。1番で書いた、会社に言うかどうかにもかかわってきますが・・・。何しろ単位がかかっていますから、仕事も大事ですが、単位を順調に取得して、予定通り卒業することも大事なのです。


4.そして気分転換も大事
 毎晩学校に通って、土曜日も学校で缶詰だとストレスもたまります。幸い筑波の場合は、冬休みや春休み、夏休みがあるので、そういう意味でこの休みの時期は貴重な時間でした。自主勉強会などして勉強してしまったりするのですが。

筑波MBA-IBの特長

2013-09-18 09:33:16 | MBA-IB
筑波MBA -IB の特長を自分なりの視点で書いてみます。

1.授業の言語
国立大学の社会人大学院では珍しく英語で授業が行われます


2.学生の多様性
クラスメートも多様性に富んでいて、年齢層は、感覚的には、30代が40%、40代と20代が20%、50代が10%以下くらいの感じです。男女比は、6:4くらい、日本人と外国人が7:3くらいのイメージです(正確なデータは、ホームページに掲載されていますが…)。
グループワークでたまたまいろいろな国籍の人とグループになると、価値観の違いからか、議論に時間がかかったりもするのですが、国際的な環境で仕事をすることを前提に訓練していると思うと非常によい勉強になります。

3.先生の多様性
先生の出身地も日本だけではなく、アメリカ、フランス、中国等多様性に富んでいます。たまに、visiting Prof. として海外の大学から単発でこられる先生もいらして、いろいろな視点を学べます。

4.他の専攻科の履修
このブログの最初にも書きましたが、コースの内容は、経営学一般に留まらず、国際関係やクロスカルチャーなどもあり大変魅力的です。また、他の専攻科の授業も10単位まで卒業単位に組み込めるため、自分の仕事の必要に応じて、法律の授業を取ったり、データ解析の授業を取ったりして、必要な知識を補強できるのも魅力のひとつです。

5.セミナー
ビジネスプロジェクトの指導なのですが、チーフとセカンドの二人の先生の指導を受けながら論文の執筆に取り組むことができます。

6, 授業料
そして、なんと言っても授業料がリーズナブルです。私立大学のそれと比べると3分の1から半分くらいなので、非常にお買得!!いや、非常に助かっています。


ペース配分

2013-09-16 05:54:44 | MBA-IB
入学後、一年目の履修計画をたてて提出する必要がありました。

先生や先輩によると、1年目に27-28単位、できれば30単位取れれば、2年目に卒業のめどが立ちやすいと聞きました。一方、先輩によると1週間に4コマ程度がこなし切れる最大のコマ数だという情報もあったため、両者を考慮して履修計画を立てました。

上記の1週間4コマペースでいくと、単純計算で1年間6タームX4=24単位なのでもう少しペースを上げないといけません。1年間で認められる最大単位数は32単位なので、せめてあと4単位分、できれば欲張って8単位分追加する必要がありました。 そうすると、単純計算で、週5-6コマ。土曜日は、朝8:55から夜9時までいれて、プラス平日2コマいれないといけない計算になります。一方で、集中講座(1-2週間で1単位取れるように凝縮されたスケジュールで開講される科目)などもあったため、それらを組み合わせて、年間32単位の計画を立てました。結果的には、年間で28か29とれたので、1年目はまあ順調だっとということになります。

このペースで授業を取っていくと、結構大変な時期もあり、土曜日は朝から晩まで、平日も何日か学校に来るという生活が続いた日々もありました。同じようにとっていたクラスメートは、時には徹夜溶かしていたようですが、自分はその辺は割り切って12時には寝るようにしていました。最大でも2時くらいまでやっていたと記憶しています。どの程度要領よくやるかによりますが、大量に出される課題に対して、調べまくり、聞きまくり、議論しまくり・・・・、畑ではない領域でも、こんな感じで期日までになんとか形にできる自信はつきました。ちなみにグループワークは結構多かったです。自分の学年は外国人が確か3割程度入っているので、いろいろな国の人やいろいろな業界や職種の人と議論して結論にたどりつかせる作業は、大変でもありましたが、今後のキャリアにも役に立つスキルが身についたと感じています。

それぞれの科目がどんな感じだったかなどは、記憶に残っている範囲でまた別の機会に。