釣行 13 仁淀川 人が出てくる

4月30日、5月1日、仁淀川へ行ってきた。
世間はゴールデンウィークってやつやけど、わしの連休はこの二日間だけ。けんど全然それでかまん。連休らぁてどこ行っても人間が溢れていらいらするき。

ちょうど昼に川原に到着。紙の鯉のぼりイベントのために重機が入って川原を均しよった。駐車場にするがやね。
木陰の方は車がいっぱいで、川原も人でいっぱいやった。対岸ではヤンキーが泳ぎ、水面にはツーリングカヌーが漂いゆう。シャアばりの舌打ちが出る。
暖かくなったら鬱陶しいもんが出てくる。それが虫と人や。わしは通年釣りしゆのに、ぬくい時だけ出て来やがって。
そうしよったら鮎が始まるきもうわやよ。水上バイクが出てこんばぁましか。

竿出し終えた頃、わしの近くまで車が来てバカそうなカップルが出てきて水切りしだした。ほんとにもう…

まぁそれでも夕方までに80弱の鯉が2匹釣れた。そして釣れた時にかぎって近くに人はおらん。抱っこ写真撮ってもらえんじゃんか。

19時前より宴。惣菜食ってビール、赤ワインを飲み浅田次郎を読む。

ジムニーが3台道無き堤防を無理やり登ったり下りたりしよった。人間は嫌いやけど、離れた所で見る分には面白い。アトラクションみたいや。藪に突っ込んだり出てきたりする3台のジムニー。ははは、もっとやれもっとやれ。楽しく見よったら堤防にパトカーが来てジムニーは藪の中へ逃げてった。ブーブー喧しかったき誰かが通報したんかもしれん。
10分ばぁしてパトカーは帰って行った。それからしばらくしてジムニーが1台づつ藪から出てきて高知方面へ帰って行った。無事で良かったわ。

猫が寄って来た。前に隊長の指を引っ掻いたやつやないけど、まだ若い猫や。白い体に黒くて長い尾。なんか斑な顔の不細工なやつやった。別に可愛くないけど、焼き鳥を半分こして食べた。一口焼き鳥を投げる度に10mばぁ離れて食べよった。なついたら可愛いかもしれんけど、それはそれで考えもんや。何でも情を通わすもんやない。

曇り空に月が昇ってきた。曇りやき紅い。なかなか禍々しいや。そのうち晴れてきて綺麗なお月様になった。

夜中もバカスカ釣れるかと思うたけど全くアタリ無し。やっぱり満月は釣れにくいみたい。前回釣れたけど。

翌日、昼までやってアタリ無し。イダすら釣れず、宇佐もんやで漬け丼食って帰ってきました。