どーも!
お店を閉める時、
テントに積もっていた雪を手で払い落とした時に指を切り血が滲んだ。
俺は、その滲む赤い血を呆然と見ていた。
そこには、あの日の出来事を脳裏に思い出す自分がいた。
忘れもしない13年前の今日。
いつもと変わらないはずの静かな住宅街。
突然の地鳴りと共に目が覚め、
街は激震に起こされた。
親父は母をかばい、タンス上の置物が落下し額に直撃し流血した。
悲鳴と混乱で始まった一日。
午前5時46分の悪夢。
寒風の空の下、
自分の心に強く刻みつけられた
18歳の冬でした。
〔251回 “1月17日”という日。〕