それは、まさに取材中の出来事やった！
これまでの鬱憤（？）を晴らすが如く、俺の“小粋なトーク”が炸裂した。
『今日はイケてるよ！』と、嫁はんの俺に向ける暖かい眼差し・・・。
自分でもトークが絶好調だったので、気分は最高だった！
さらに、ご満悦にトークでたたみかけようとしたその瞬間だった！
男：「営業中にすみません～。」
俺：（ ゜Д゜）『なんじゃぁああ！』
珍客が乱入してきた！
スーツ姿に何故かボストンバックの青年！
“押し売り”である！
男：「大阪から来ましてぇ、皆さんにこんなのを買ってもらってるんですよ～。」
俺：（メ ゜Д゜）『何やとぉおお！』
突然バックから紫色に照らした懐中電灯を出してきおって何とご満悦顔である！
どう見ても２００～３００円のパーティーグッズを、
『今なら２０００円で売りますよ？』と、平然と売り込んできおったんや！
この空気（取材中）で押し売りか！（笑）
店内にいるお客さん＆スタッフさんらは唖然になってもうたんや！
すっかり変な空気になってしまった！
俺：（ ゜Д゜）「ホンマに大阪から来たん？」
男：「はい～。天王寺から来たんですぅ！」
明らかに芸人口調で喋る典型的な大阪人である。
見た目は、お笑い芸人の“ザ・たっち”に全くそっくりやった！
俺：（ ゜Д゜）「俺も大阪（出身）や！」
男：「えっ！ホンマですかぁ！大阪の何処ですぅ？」
俺：（メ ゜Д゜）「豊中やー！」
男：「ホンマですかぁ！僕、曽根（地名）に住んでたんですよぉ！」
俺：（メ ゜Д゜）「なにィー！俺の最寄り駅は庄内（地名）じゃー！」
男：「庄内ぃいい！（喜）」
（ ゜Д゜）アカン！盛り上がってもうてる！！
男：「あっ、そうそう！今日は僕の“相方”も連れてきたんですぅ～！」
俺：（ ゜Д゜）「“相方”ぁ！？」
そう言ういなや、男はバックから犬のキャラクター人形を出してきた！
犬の足にあるボタンを押すと、陽気な外人のおっさんの歌声が流れて
犬がクネクネと動きだす何とも言えん代物（しろもの）を紹介だ！
男は、これを『５０００円のとこを２２００円で売りますよ！』と、ぬかしてきおった！
俺：（ ゜Д゜）「これ、ホンマに売る気か！？」
男：「はぁい！皆さんネタになるって好評ですぅ～！」
俺：（メ ゜Д゜）「金沢をナメとんのか？（笑）」
男：「ナメてないですよぉ～！」
俺：（ ゜Д゜）「大阪じゃ、ひっかからへんやろ？（笑）」
男：「“ひっかかり”ますよ！・・・あ！“ひっかかる”んじゃなくてぇ。（モゴモゴ）」
（ ゜Д゜）言うてもうとるやないか！（笑）
依然、取材は中断のままである。
そして、しまいには！お客さんやスタッフさんらに！
男：「よく僕ね、お笑いの『ザ・たっち』に似てるって言われるんですよ！」
（ ゜Д゜）やはり！（ザ・たっち似は）自分の持ちネタやったか！
お客さんのお子さんに自慢げに！
男：「ちょっと！ちょっとちょっと～！（モノマネ）」
俺：『ここ（金沢）では、そんなノリは寒いぞぉ！（笑）』
と思ったら・・・。
（ ゜Д゜）それが、ちょっとお客さんにウケとるやないかぁ！
その時、俺は思ってしまいました・・・。
（メ ゜Д゜）『お前、いつか・・・いや！今すぐ、ぶっ飛ばす！』
と。（オチ）
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