秋の夜長になりました。
今年の5月にアンドレアス・ショルというカウンターテナーに出会って、その豊かでピュアな美しい声に癒されてます。
そのショルが歌う歌のなかに「コールドソング」という歌があり、心に引っ掛かり、調べたり他の歌手の歌も聞いたりしました。
そして出会ったのがクラウス・ノミ（Klaus Nomi)、ショルと同じドイツ人です。
ベルリンの音楽学校を出たというのだからクラッシックの勉強をきちんとされた方なんでしょう。
卒業後はアメリカにわたり、ミュージシャンになるかたわらパティシエになったという不思議な経歴の人物です
デビッド・ボウイーのバックで歌っていたこともあったとか
この人のことはまだまだ知らないことが多いので、衝撃を受けたクラウス・ノミの歌う「コールドソング」は後の機会に載せることにします。
まずは楽しいこの歌を♪
ノミのこの姿はパートナーのデザインだとか
直線的で幾何学的な衣装は２０世紀はじめのロシア構成主義のオペラ衣装に感じが似てる
そして何より日本趣味
ピンとした肩は江戸時代の裃みたいですね
障子みたいな背景に対称に置かれた盆栽
男女のバックダンサーと一体になると、これは興福寺の阿修羅像みたいです
踊りは人形振りというか、マリオネットのよう
ノミ氏の髪はだいぶ上がっちゃったけどもう少し多かった頃は髪を固めていてアトムみたいでした。
何よりすごい眼の表情
覚悟を持った人の眼だ
この映像は１９８２年だというので亡くなる前年になります
それでもこの歌にはユーモアと親しみ易さがあって思わず「ノ、ミ、ノ、ミ」と口ずさんでいます
素敵な人に出会いましたよ～♪