別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン14 そぞろ感想1

2020-12-12 21:01:00 | シーズン14

はよDVDを!!

いつ頃最終シーズンのディスクが出るか、一日千秋の想いで待っている山吹です(古)
出るまでに、シーズン14はじめっかといきり立ちました。
いきり立つまでしないと、最後まで書けるか相変わらずはなはだ疑問。
なにせポンコツなんで… 久々の絵文字

本編も終わり、見る人も減っていくでしょうが。
毎度の自己満のグタグタ記になりますのであしからず。

 

第1話 ミカエルの計画

インパラを走らすサム。髭! 
イスラム教徒の男が定時の祈り。カーペットから顔をあげると、そこにはレトロファッションのイケメンが鎮座。男の事情を知り尽くし、問いかける。
「ジャミール・ハメット、欲しいものを言え」
畏怖するハメットに問われた男。
「私の望みか。より良い世界」
ズシャーン。恒例の題字。ミカエルの羽、それとも?

バンカー内。人多っ! 賢人の館というよりハンター基地になった。ディーンが消えて3週間。サムはあちこち探し続け、キャス、ケッチも動いてる。チーフと呼ばれ異世界からのメンバーのリーダーとしても仕事し続けてるサム。不眠不休の様子に心配のメアリー。
恩寵なくしたジャックは、異世界ボビーにトレーニングを受けている。まだまだヒョロヒョロだけどカワイイ。
キャスはディーンの情報を求めて、スカした悪魔オヤジと会っていた。ダイナー中が悪魔だらけで集団リンチに。弱い…。
ミカエルはシスター・ジョーの前に姿を現す。夫婦共演シーン! 頬に触れたりしてキャー(アクルス夫妻贔屓)
「このハンサムに見覚えがあるだろう」 わざと言わせたな。ジェンは照れなかったのか(笑)
ブランド物がほしいと並べたてるジョーに、物欲がある振りをしている、本当に欲しいのは自分の居場所と家族だと言い放つミカエル。
「お前のような根性無しばかりなら、救う価値がない」
根性とは、人間を叩きのめすことなんすかね。

ボコボコになって落ち込むジャックを慰めに、部屋に行くサム。忙しすぎる。加えてメアリーが「彼が目を覚ました」と告げに来た。彼とは…?

ルシファーの器のニック。生きていた…。なんでだよ!?
「やあサム」「やあニック」 ぎこちない二人。
「俺を使って世界を滅ぼそうとしてた」「俺を見ると奴を思い出すんだろ」
図星です。サム、ストレスだらけじゃないか…。

お次は悪魔からTEL。キャスが人質に。ジャックも行きたがり、ボビーとメアリーは難色を示すが、サムは許可する。「危険だが、実践が必要だ」
サム、リーダーと父親と、あらゆる面で進んでる。

キャスをとらえた悪魔キプリングの元にも、ミカエルが訪れていた。
サムのことを「広い肩幅に、綺麗な髪」とか抜かすキモイおっさん。字幕じゃ「私のビヨンセ」とか言ってるやめい。
王がいなくなった地獄は混乱してる。自分が王となり、サムと結託して有益な情報を流すから、こちらにも干渉しない契約を結びたいという申し出。というかキャスと引き換えの要求。
よく喋る悪魔は(天使も)どうせすぐに退場となる。
「ことわる」 サムの威厳のある言い方好きだわ。ジャックとマギーも捕まったが、それはフェイク。ボビーとメアリーが対悪魔用銃をぶっ放しながら乱入。
サムはキプリングとガチンコ。ボビー頑張る。メアリーつええ…。ジャック、勇ましく「相手になる!」と出ていくが、メタボロに。キャスは座ってハラハラしてるだけ…。そこまで力が出ないのか。
サムがキップを殺して宣言。「もう二度と地獄に王は誕生しない」
逃げ出す下っ端悪魔たち。

バンカー。キャス、傷も治らないんだね…。メアリーとボビーはお疲れ乾杯。いい感じに。ジャックはすっかり落ち込んでいる。「何にもできない、なんの取り柄もない」と自分に怒っている。私が、仲間が、家族がいると慰めるキャス。
サムにジョーから℡。またも第一声で相手がわかるサムのデビルイヤー。ミカエルが入ったディーンの情報を知る。
「本音で生きてる。わかりやすい」とミカが褒めてる相手は、ヴァンパイア。

 「ミカエルの計画」というタイトル(邦題)だが、サムが忙しすぎる件

兄貴に入ったミカエルが優雅に各所でデビューをキメてる間、サムは八面六臂どころじゃないハードワークぶり。こちらに来た異次元の反天使軍のメンツは、帰れないのでとりあえずハンター業をしている模様。そのリーダーとして采配。3週間ディーンを探してインパラを駆り、ジャックのケアも。その上に、キャスが小物悪魔に捕まって仕事を増やす(^^;
そしてニック…。

メアリーとボビーがサブリーダーなんだろうが、こっちの世界ではサムが采配ふるうしかないんだろうね。PC誰も使えないし。それにしても、ニックの世話までサムかよ。メアリーもトラウマがあるとはいえ、サムが一番酷いんだからそこは母として代わってあげてよ。と思ったが、サムがディーン探しに外出中は誰かがやってたわけだし、ディーンとミカエルの情報が聞きたいから自ら行ったのかもしれないな。

あの髭は、サムが剃る暇もないほど動いてた証拠。何度かディーンが死んだ後でも、髭のままのサムはいなかった。オーバーワークどころじゃないんだよ。OPに流れるAC/DCの曲が、そのままインパラのラジオから聞こえ、サムが切る。兄を想い、いたたまれないサム。なかなかいい始まりだ。

サムのリーダーぶりもいい。宣言だけで、下っ端悪魔どもが逃走するサム・ウィンチェスターの地獄での悪評ぶり(笑) 
そしてどうでもいいキプリング。本来は残虐な悪魔らしいが、サムに取り入るためにクラウリーっぽくおどけて見せてたとは本人の弁。その時点で小物だろうが。たぶんこのシーズンは地獄は重要じゃないことを見せるために出した。クラウリーもアバドンもルシファーもいない地獄は当面出てこない。アスモなんとかってのもいたっけな。

その代わり、地上が地獄になります

キャスもS13とは違い、ジャック関連で動くし見せ場も増える。でも今のところはジャックとどっこいの足手まとい。責める気はないが、あそこまで天使の力がなくなってることが気がかり。ダイナーに入った時点で客が全員悪魔と気がつかないのも、悪魔どもに為すすべもなくボコボコなのも、縛られて動けないままなのも。悪魔がこぞってやってきても、光を出して一掃してたシーズン6頃の力はもう無いんだね。メタトロンが奪った恩寵は戻ったはずだが、やはり一度虚無に行ってることが関係してるのか。
ただの少年になったジャックと、同じくポンコツになった父代わりの天使というのも重要なのかも。

ニックすでに怖いわ! 中二してたルシファーより、よっぽど何か起こすと感じられる。やっぱりペリさんはシリアスの方が怖い。ナチュラルな感じが余計にヤバい。
大天使の剣はルシだけ殺し、人間のニックは死なないという無茶振り設定。あれほど長年魔王の器になってて死んでないとはこれいかに。
そこらはサムにも誰にもわからないということで通される(^^; ニックの登場はまたあとからおいおい。 

ハンチングにレトロな三つ揃い、ロングコートのミカ・ディーン。ほんとにほんとにカッコいいんですよ! だけどな! 異世界でさんざキレて暴力ばかりで、ジャックに殺されかけて「ルシファー、約束が違うぞ」とかわめいてた姿見てるからな…。
故郷を捨てて自堕落になってる男や、地上で何とかやってるジョー、ちんけな悪魔。挙句の果てにヴァンパイア。
他にも沢山会ったんだろうが、相手の過去をすべて知れる力があるなら、姿を現して「救う価値がない」とか言ってる時間もったいなくね? どうせ救う気なんてないでしょ? ジャミールはどうしたか知らんが、キプリングもジョーも殺してないところから、目的は別にある。

そもそも相手の心や過去を読んで、底にある願望や恐れを引き出し、つまらんやつと言って去るってなにがしたいんだ。悪魔でも契約取るとかするのに、一応大天使では。
まあディーンと一度きりの憑依を契約して守らない時点で、天使という意味はない。
ヴァンパイアに力を与えてやるみたいなセリフからして、また軍隊作る気満々。力による終末、世界の一掃が趣味とモロばれなんだからもったいつけんな。

私は早く兄貴自身に戻ってほしくも、カッコいいミカ・ディーンをしばらくは見せてほしくもなく、ミカエルのキャラをどうにかしてほしかった人。大天使嫌いが発動したぞw 

それと、ディーンに入ったら妙にマターリと茫洋とした話し方になってますが。ジェンもだが東地さん少しやりすぎ(笑) 前の器の時はそんな話し方じゃなかった。ディーンはもとよりそんなキャラじゃない。つうことは、イケメンで最高の器に入ったから、より神々しく高位のものに見えるよう、カッコつけてんじゃね? その程度の意図としか思えんぞ。
異世界ではぶん殴ったりぶん投げてましたが、こちらでは目が青く光るだけで吹っ飛ぶ。ディーンという剣に入り、力が増したのか。

ミカ・ディーンの望み、「より良き世界」は、DCコミックの『ジャスティスリーグ』のアニメ版にあった神エピを思い起こさせた。

原題「A Better World」 お馴染みスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、フラッシュ他のヒーロー集合版(その他のキャラクターは映画版とは別) 
悪も殺さない正義のヒーローたるスーパーマンが、宿敵レックス・ルーサーを殺す選択をする。そこから世界が変わり、ヒーローたちによる粛清と武力管理の殺伐とした世の中へ。ある日、異世界のジャスティスリーグの様子を偶然知った面々は、自分たちが変わらなかったがゆえに変わってない世界があると知り、そちらも粛清すべく次元を越えてくる…といった内容。 

アニメのバットマンやスーパーマン、ジャスティスリーグは、子供向きのカートゥーンとも言えない深いエピソードが多いです。一時期すごくハマってた。タイトルからしてミカエルのセリフに参考にしてるんじゃないかと思う。一つの選択が一つの世界を変えるのは、SPNでもメアリーの選択がそうだった。ただ異次元ミカエルは、良き世界を作るために粛清も必要としたヒーローじゃないけどさ。

ジャスティスリーグ(正義の同盟)に対する異次元の彼らはジャスティスローズ(正義の主) 全員コスチュームも変わってるんだけど、青タイツに赤マントのスーパーマンが、黒い上下に白マントですごくサドっぽくていいんだわ(笑) ヒーローのブラックバージョンというのは、いつでもおいしい。
だからミカ・ディーンも賢いとこも見せてくれよ!

なんか今となっては、ジェンの新しいお仕事のキャラクターも彷彿させるという(^^;

 

 


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