第10話 ヒーローたちの旅路
ついに中半エピソードに。ガース再登場!
金網に囲まれたリングで戦う男女。女性が強く男はズタボロに。
男は突然歯をむき出し、目が金色に変わり女の腹をえぐる。
しかし女も手から鋭い角を出し、男を沈める。狼男vsレイス。
ディーンはスーパーでお買い物。カードエラーで買えず、歯が痛み出す。
表に出ると、インパラが駐禁キップ切られていた。
サムはオーブンの料理を焦がし、食器を割り、パスタ鍋をぶちまけて手を火傷する。
シットコムでも滅多にない、ドジっ子主婦ぶり。
いらだつ兄が帰ってきてサムを呼ぶと、出てきたサム、何もないところでけつまづく。おまけにくしゃみ連発。
チャーリーが用意してくれた、どこでも使える魔法のカードだったのに使用不可。
そんな時、ガースからSOSの電話が来た。出発するも、途中でベイビーがエンコ。歩く羽目に。
チャックか、バンカーに運んだロウィーナのアイテムか。わからずとも、どうも二人は『普通に不運』らしい。
ガースは女の子と双子の男の赤ちゃんの父親に! ジェンセンちかよ!(アクルス家は男女です)
てか、異次元ミカエルに飲まされた増強剤の影響はどうしたよ(忘れましょう)
長女のガーティちゃん可愛い!
双子の名前はサムと聞き、サムはビックリ嬉しそう。じゃあこっちが…とディーンがニッコリしかけたら、
「カスティエルだ」 ディーンがっかり。
ガースは妻のベスの従兄が重傷を負ったことで電話した。当然彼も狼男。冒頭の負けたファイターだった。
ディーン、話の最中に置いてあったキャンディを食うも、また歯が痛む。ガース、プロの眼差しになる。
そういや歯科大に行ってたんだよね! 歯の妖精を退治してハンターに転向。今は大学に戻って資格を取り、れっきとした歯科医に(狼人間専門)
兄はなんと虫歯が17本。ガース先生は優しく、全麻をかける😅
くしゃみ連発のサムは、ベスが作ってくれた父親秘伝の特性ジュースを飲む。
中身はほとんど唐辛子。床に崩れ落ち、のたうち回るサム。狼人間仕様ドリンク。
ガーティ「ママ、巨人が泣いてるよ!」 子供は容赦ない。
泣き出す双子。サムは、「僕だって泣きたいよ!」と言ったり、「ビック・サムはだ、だいじょうぶ…」とあえいだり忙しい。ベスは落ち着いて食事の用意。主婦は動じない。
麻酔をかけられたディーン。突然のミュージカル?!
白タキシードにカンカン帽(?)のディーンとガースがタップを踏む。なんだなんだ。
目が覚めたディーン。口中血まみれ綿まみれ。
サムはやっとこさ落ち着いたみたいだが、キャンディ爆食らしき包み紙の散乱w
話を聞いてガースは、神が君たちを物語のヒーローにしたなら、僕はさしずめ脇役か。ヒーローは最悪と言う。
「最後には勝つだろうけど、それまで苦難の連続。両親は殺されて、故郷の星はなくなった」
バットマンとスーパーマンに兄弟をかけてますね。
「バットモービルはパンクしないし、スーパーマンは光熱費に困らない」
ウェインの財を尽くした強化タイヤだし、クラーク・ケントさん新聞社勤務。
「フィフティ・シェイズ」ネタ、見てないのでわかんね。
ガース「ヒーローが些細なトラブルにつまづくのはつまらない」
サム「つまり僕たちは、チャックにダウングレードされた?」
ディーン「呪われた」(もごもご)
ガース「違う、普通だ。生まれて初めて君たちは、普通の人の問題を抱えてる」
兄に向かい、「大腸検査もして方がいい」 確かに食生活…。
従兄のブラッドの目が覚める。兄弟を警戒したが、サムがいつもの真心説得術で話してくれと言うが…。
ブラッド「嘘だろこいつ、泣き落としかけてきやがった。引っかかる奴いるのか?」
ベス、怪我をえぐりつつ、「質問に答えて」 ガース良い嫁もらったなv
冒頭のブラッドとレイス女の戦いは、ファイトクラブの怪物版。女と子供3人いるので金が要るから参加した。
兄弟はガースが止めるのも聞かず、狩りだからと出発する。
今は“普通”の二人なので、フル装備が必要と色々持ち出すサム。グレネードランチャーを担ぐディーン。
しかしファイトクラブ内で、早くもけつまずくサム。そしてディーンは盛大に腹鳴り。
トイレに駆け込み盛大にリバース。ベスが持たせてくれたグリルチーズサンドを7つも食べたせい。乳糖不耐性になったのか。
その隙に、グレネードランチャーを向けられ取っ捕まる。
ファイトクラブのオーナーであるシェイプシフターは、二人を今夜のメインイベントにするつもり。対戦相手はデカいヴァンパイアのモール。
おれたちは悪魔も神もアルファにも勝ってきたぜと、兄貴ハッタリかますが、オーナーはスルーでモールはうなるだけ(脳筋)
前座の戦い中、檻のカギを開けようとするが、兄弟共に開けられない。
俺たちの過去はチャックに作られたものだけじゃねえ。世界一の兄弟だ。二人でリングに上がって思い切り暴れてやろうぜ、とカッコよく怪気炎を上げる兄だが…。
出番が来たことを知り、息を飲む兄弟。
しかしオーナーがやってきたときには、二人は逃亡していた。
ガース来てくれたよ! 狼男ガース、錠前を簡単に引きちぎる。おまけに会場内のここかしこに爆弾仕掛けてた。ボタン一つでボン!
煙の中から痛手もないモールが現れる。ガース投げ飛ばされ、兄弟果敢に挑むも毛ほども歯が立たず。
兄貴、金蹴りされて悶絶。でも頭抱えられて「ギブ、ギブ」言うと手をはなすモースw あたまよわいこ。
メタメタにされた兄弟、危うしの瞬間、後ろからモースの頭はさっくりやられる。
ガース「彼はガースされた」
キマったね。だがグレネードランチャーも爆破されたのでは。
ガース宅。双子を抱える兄弟。
ディーン「ちびキャスがみつめてくる」
サム「本物と同じ」
ベイビー・キャスの眼が金色に変わり、そろ~りとベスに戻す兄。だが聖母みは隠せない。
兄弟に感謝され、ヒーローだと言われて照れるガースは、運が良くなる場所がアラスカにあるという情報を教えてくれる。
八方ふさがりなれど、リビングで仲睦まじく踊るガースとベスを見つめつつ、賭けてみることにする兄弟。
わーい、ガース!! 3人もの子宝に恵まれ、立派な家で奥さんともラブラブ。絵に描いたような幸せをつかんで嬉しいぞ。兄弟に関わった者たちのほとんどが悲しい結末が多いなか、本当に救われる。
赤ちゃんと兄弟! 慣れない手つきで…と言いたいところだが、ぎこちない演技の中に子育て熟練のJ2が垣間見れる(笑)
唐突に意味ないミュージカル・ドリーム。やっぱりコスプレは最後まで兄貴だね。ジェンさんの渾身のタップが拝めます。この衣装がSPN展に来ました。何故(笑)
しかし息抜き回とはわかってるが、ちょっと兄弟がズッコケばかりでしたね。ファイナルになってから、兄弟はあまり戦闘シーンでカッコ良さを見せていない。兄は旧友とガチンコしたけど、兄弟でのシーンが少ないよね。私は基本、バトルより会話の方が好きですが、残り少ない話数。身体を張ってのカッコ良さも見ておきたい。
その代わりに、以前は肉体的にはへっぽこだったガースが狼男になってパワーアップ。大活躍。
前半のガース家でのアレコレは良かったし笑った。唐辛子ジュースにのたうち回るサム、歯科医ガースに捕まるディーン。突然のミュージカルw
だけどファイトクラブのくだりまでくると、ちょっとくどかった。1話丸ごと兄弟ズッコケだったな😅
だが、兄弟が”普通”になった件の方が問題だった。
確かにガースが言う通り、ヒーローはささいな困難からは免除され、病弱キャラでない限り頑丈。病気や怪我はドラマ的イベントとしてしかならない。
兄弟も、ああいう育ちなのにデカくて丈夫。ジャンクフード漬けのディーンは成人病にならず、サムは数限りない頭部殴打もほぼスルー。
それがすべて神であるチャックの『恩寵』であったというのは、完全に映像的メタなネタで反則だよな。
さらに納得しがたいのは、サムのチャームが効かず、兄弟共に錠前破りすらできなくなってること。
これはね、ちょっと違うんではないかと。
風邪や虫歯、小さな不運続きは、チャックが特権で与えてた゛ラッキー”が消えたせいとしても。幼少期から訓練して数限りなくできてた錠前を開けられないとか、身のこなしも機敏なサムがけっつまづき続き。むしろチャックが意図的に起こしてる嫌がらせかと思ったよ。繰り返し身につけたものは、もう『幸運』の枠には入らないはず。
細かい不運だって、あんなに続くのは全然『普通」じゃない。今までまぬがれてた分、一度に来るという法則はない。それとサムの説得が効かないのも、相手がハンター嫌いの狼男で大怪我でイラついてるせいでは? 女の子や老人なら効いたよ(笑) これもチャックが意図的にちょっかいしなければね。
いずれにせよ、兄弟が『普通』というか役立たずの状態では、カインとアベル的に殺し合うシナリオも全然盛り上がらないから、チャックは前回の件での腹いせでやってるだけだと思う。兄弟が主役たる頑健さや幸運を取り戻さなければ、面白いストーリーにもなり得ない。
ディーンがガースと夢で踊った曲は、1981年の映画「ペニース・フロム・ヘブン」で使われた「Let'sMisbehave」。1928年のコール・ポーター作。曲は明るいけど映画は相当暗い話だそうで、ポン引き役の若きクリストファー・ウォーケンが娼婦たちを侍らせながら、かなり長いタップダンスシーンを踊る。そのオマージュらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=fElXbJjNJQI
直リンしないけど、猥雑にして見事なシーンです。
でも衣装とペアのタップは、完全にかの有名なジーン・ケリーとフレッド・アステアの共演のこれですね。
Fred Astaire and Gene Kelly 🎶
ジェンがケリー(むちむち)で、DJがアステア(スレンダー)だな(笑)
ここでこのシーンを入れた意味をジェンセンが語っていて、このエピソードのテーマは『脆弱性』だと思うと。
ディーンはガースよりもろく、傷つきやすくなってることを、夢で踊ることで認めている。そして弱っているときは、家族や友人の助けを受け取る。それを意味してる。
そんなことを言ってました。英語不得手なので、ニュアンスです。
かなり練習したと、「ムービースター」のインタビューでも出てたよ。ガース役のDJも長身で似合ってた。しかしこういうのは絶対ジャレにはやらせないんだよね(笑) ジャレも身体能力は高いけど、音感はたぶんないw
サムがキッチンでてんやわんやするシーン。兄貴が買い物、弟が料理当番。入れ替わりでやっているのかも。
肉をオーブンで焼いて、パスタを茹でてソースは市販かな? それなりに食事の支度をしている。ジョディ宅でチキンをご馳走になった時、「鶏の形してる! ナゲットでもない!」みたいなこと言ってた。あれはシーズン11ですでにバンカーにいたはずだが、料理してなかった。冷めたピザすら暖めないから、レンジは買わないと古いバンカーにはないだろうけど、オーブンもないのかと思ってたよ。
もしかしたら、ジャックが来てから料理するようになったのかも。子供にファストフードばかりじゃ駄目だと。
なんか、こういう日常を垣間見れるシーンに弱いんだよ…。ベッキーの二次か(笑)
ガースの双子ちゃんの一人に、ディーンの名前を使わなかった理由は、のちにわかります。
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