3月29日雨☔雨音がするくらいしっかり降っています。
この教材を使って指導するのが「規則の尊重」で「約束や決まりを守ろうとする態度を育てる」なのです。
そんなお母さんの横顔を見て、よし子は自分がしたことを考え始めました。
A組の板書
B組の板書
C組の板書
今日は、こんな天気の日にふさわしい⁉︎
4年生道徳「雨のバスていりゅう所で」の授業についてです。
まずは教材内容です。
今日、よし子はお母さんと一緒におばさんの家に行く日ですが、朝から雨が降っています。出かける頃は、雨風が一段と強くなってきて、お土産が入っている紙袋にも雨が降りかかってきます。
バスの停留所に着くとバスを待っている人たちがたばこ屋の軒下で雨宿りをしています。よし子とお母さんもその中に入り、雨宿りをしました。
遠くの方からバスが見えました。
すると、
よし子は走って、バスの停留所の先頭に並びました。
教材はまだ続きがありますが、ここで一回話を止めて、考えることにしました。
よし子の行動について どう思いますか?
4択です。
1.よい 2.よくない 3.わるくはない 4.?
※実践して3.わるくはない 4.?が、
効果的でした。
この教材を使って指導するのが「規則の尊重」で「約束や決まりを守ろうとする態度を育てる」なのです。
この教材内容から果たしてそんな指導ができるのか…大学の模擬授業でも学生と議論したことがあります。
この教材の続きは、よし子が先頭でバスに乗り込もうとするとお母さんがよし子の肩を引っ張って自分が並んでいたところまで連れて行きます。後ろに並んだため座ることができなかったよし子は、「ほら、ごらんなさい。」と言うつもりで、お母さんを見ますが、お母さんは黙ったまま知らぬふりをして窓の外をじっと見つめています。
そんなお母さんの横顔を見て、よし子は自分がしたことを考え始めました。
という内容です。
この内容で「規則の尊重」を指導するのは、厳しい気がします。多分、どうして⁇と思う子供がいると思うのです。また、お母さんの行動にも疑問持つ子供もいると考えます。
だったら、よし子の行動について議論した方がよいと思い、途中で切って考えさせることにしました。
案の定さまざまな意見が出ました。
A組の板書
B組の板書
C組の板書
たばこ屋さんの軒下で雨宿りをしてバスを待っている人をよし子は、バスの停留所に並んでいる人だと思えるか否かだと考えます。子供たちからも単なる雨宿りかもしれないや停留所とたばこ屋さんの距離がどれくらいかにもよる、バスを最初に見つけたのはよし子だ、など多様な意見が出ました。
「では、どうすればいいのかな?」と問うと
雨宿りをしている人たちに「並んでますか?」と聞く、先頭で乗りたいならバスの停留所に並ぶという答えでした。
この切り返しの問いが、重要だと思います。
その後「こんな順番は守ってします」と
自分自身が生活の中で守っていることを書いてもらいました。
建前の道徳授業にならないためにも、子供がどのように感じて考えるかを大事にする授業をつくってほしいと思います💖