今日はFOOの高校の卒業式でした。
前日までは卒業に特別、思いはありませんでした。冷たいと思うかも知れませんが
まぁ~色々ありましたから・・・。とにかく無事に卒業してほしいと卒業式の日までの出席日を指折り数えていた
のはFOOより私のほうだったかも・・・。
あることがきっかけでFOOは周りの人を信じることができなくなってしまいました。
そこに次から次から度重なる事件が起きて・・・。自分に自信が持てなくなって・・・。
しばらくは自分の殻に閉じこもりすべてを否定的にしかとらえることができなかった日々。
学校へ向く足も遠のいていきました。がんばって学校へ行っても保健室で休ませてもらったり
途中で体調がすぐれなくて早退する日も少なくありませんでした。
私達大人が心配して発する言葉はその時の彼女にとって拳銃やナイフで攻撃されるほど
痛かったと思います。益々彼女を追い込んでしまった時期もありました。
そんな時、小さい頃から好きだった絵をまた黙々と描き始め
それがきっかけで彼女にとっては恩師となる人に出会いました。
恩師はこの春まである大学で日本画を教えておられます。
恩師は絵だけではなく彼女の良いトコロもいっぱい引き出してそれを自信へとつなげてくれました。
たぶんきっとこれからもずっと大切な恩師であると思います。
1年前とは別人のように明るくなり自分から新しいコトに前向きに意欲的に考えることが
でき、本当によかった。
春からFOOは恩師と入れ替わるようにその大学へと進みます。
あれだけ気乗りのしなかった卒業式。
私は式が始まって直ぐの君が代、仰げば尊しから感極まって号泣してしまい
卒業証書授与式では嗚咽が止まらずとうとう最後まで
涙涙…涙。
今日、この日まで陰となり日向となって支えてくださったたくさんの先生方の
顔を見ては涙涙・・・涙
声をかけてくれた先生の眼にもいっぱい泣いた痕があって
また涙・・・
行ってよかった、卒業式
お世話になった先生ひとりひとりにお礼の言葉を伝え笑顔で門をでてきたようです。
終わりよければすべてよし・・・
泣き過ぎたかあちゃんはその後ぐちゃぐちゃに落ちた化粧のまま
FOOの中学時代の剣道部のママ友達とファミレスへ消えて行ったのでありました。
そのおかげでおいらの散歩は真っ暗になってからのどしゃぶりの中でしよ~
(昨日いいお天気の中での1枚)