
この日は午後1時から杉並たてもの応援団主催の《西荻北まちあるき》があり、10棟近くの古い木造建築を見学しながら、14時40分に井草幼稚園に到着。その後15時から、当園へ直接来られたお客様と共に、講演・見学会が始まりました。

なつかしい元・卒業の皆様、そのご父兄やご祖父母様、かつての先生方、そして関係の方々を上回る、建物に関心を寄せる園外の多数の方々にご来場いただきました
杉並区立郷土資料館の初代館長様もお見えで、また70年ぶりの元園児と担任の先生とのうれしい再会もありました。
専門の先生からは、地域の歴史とこの幼稚園の建った経緯、建築の特徴、耐震強化工事のこと、昭和初期の建築経費など多岐に渡り、会場からの質問も活発に飛びました。
ホールの天井の高さ、基礎工事は、昭和ヒトケタの時代には稀だった鉄筋入りコンクリートで行われていること、いま施設が大型化する中、ヒューマンサイズで設計されていること、創立当時からの園舎は「建築基準法」ができる以前の建築だが、皮肉なことに、「建築基準法」が出来て戦後の建物の質は悪くなっていったことなど、興味深い専門家のお話しでした。
後半は、会場を二つにわけ、半分は見学へ、半分はスライドを見ながら杉並区内をはじめとする名建築の数々の紹介と解説を交互に行いました。

地域紹介サイト《西荻日和》ライターの方の取材もあり、すでにFacebookにきれいな写真入りで記事を掲載していただいています。 (Facebook 西荻日和 で検索の上、ご覧ください)
《facebook 杉並たてもの応援団 でもご報告が掲載されました》
遠路からもお越しいただいた当日のご来場の皆々様、これを機会にまたどうぞお寄りください。
ありがとうございました。
そして、杉並たてもの応援団スタッフ各位、解説の諸先生方へ改めて深く御礼を申し上げます。 井草幼稚園

