井草幼稚園 ブログ*零れ話つづれ織り~ こぼればなし・つづれおり

東京国立博物館・特別展「法然と極楽浄土」…井草幼稚園母体の如来寺伝来の阿弥陀様がお目見え

井草幼稚園母体の如来寺(福島県いわき市)伝来の阿弥陀様(重要文化財)がお目見えです。
東京国立博物館(平成館)特別展「法然と極楽浄土」~6月9日(日)まで(月曜休館)
 
※NHK・Eテレ「日曜美術館」放送 〈極楽浄土をイメージする 紫式部から法然へ〉 (再放送) 5月26日(日) 20:00~

令和6~7年…法然上人が浄土宗を開かれて850年になります。
法然上人没後122年後の鎌倉時代に、奥州で初めて開山された浄土宗の寺院が福島県いわき市の如来寺で、第47世住職・鈴木積善が杉並の地に昭和8(1933)年、井草幼稚園を創立しました。
その如来寺に伝わった仏像・仏画が、現在開催中の東博特別展「法然と極楽浄土」で展示されています。本地2.4M/全体3.2M超の掛軸・弥陀三尊来迎図は絹本(けんぽん)と呼ばれるシルクの生地に、金箔を張りながら余白をとらない大きなスケールで描かれ、これまでめったに展示される機会がなく、また同展の他の阿弥陀さまを上回る迫力と思われます。
特別展の音声ガイドは歌舞伎の松本幸四郎と市川染五郎の両丈で、この仏画についても如来寺名の紹介と共に解説が入ります(解説№14予定)。
(←東博ブログ画像より)
会場入口には早くも、この弥陀来迎図のパネル(複製)がタイトルと共にお出迎えです(撮影禁止)。

同展チラシでも紹介されています↑


5月16日(火)の展示替え後にこの掛軸はお目見えしましたが、開幕~5/14までの展示では同じく如来寺に伝わった善光寺式阿弥陀三尊像(重文)が展示されていました↓

 2つの重要文化財の阿弥陀さまは、諸事情により昭和40年代にいわき市の所蔵となりますが、市にはまだ博物館がないため東京国立博物館に保存を寄託されています。
特別展 「法然と極楽浄土」 は、東京の後、京都国立博物館で2024年10月8日(火)~12月1日(日)、 *九州国立(博物館福岡・太宰府市)にて来年2025年の10月7日(火)~11月30日(日) と巡回し、九州ではこの2作品が全会期中、同時展示されます。(京都での展示はありません)  
 特別展サイト⇒ https://tsumugu.yomiuri.co.jp/honen2024-25/

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またいわき市出身の浄土宗の僧としては、如来寺で修行し沖縄に渡った袋中(たいちゆう)上人や、「じゃんがら念仏踊り」でおなじみの祐天(ゆうてん)上人(増上寺の法主となり、怪談・累ヶ淵の物語では、怨霊を念仏によって鎮めたという伝説の主で、歌舞伎・落語にも登場。東急東横線「祐天寺」駅の祐天寺はお弟子によって建立)の展示もあり、浄土宗の興隆に関わったいわきの地の面目躍如たるものがあります。      

NHK・Eテレ「日曜美術館」放送 〈極楽浄土をイメージする 紫式部から法然へ〉 5/19(日)9:00- (再放送) 5月26日(日) 20:00~

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