プロレスマスクにはいろんな種類の布が使われます。
私が青春時代によく目にしたのは「スポル」という生地でしたが、
裏が少しばかり起毛していて、程よい伸縮性のあるものです。
もう廃番生地になってしまったというので入手できませんが、今にして思えば使い勝手の良さそうな生地でした。
私が精力的にプロレスマスクを集めていたのは、中学生から高校生まで、そして大人になって趣味が再燃した感じでしたが
当時心斎橋にあった「ソルナ」というお店ではブシオ製の試合用マスクが一枚9800円で販売されていて、
お客用とは言え本場メキシコの職人によるマスクを新品で手に入れることができるってのは、嬉しいことでした。
そのスポル生地というのはブシオ製のマスクによく使われていました。
日本で大人気、タイガーマスクに使われるのは伸縮性のあるラメ生地ですね。
これはロットによって色味が微妙に違っていたり奥の深いものです。
ラメ生地は一方向にしか伸びないいわゆる1WAYと言われる生地です。
そして生地の構成がストキングのようなものなので扱いが悪いと、すぐに薄くなって透けてきます。
二重生地にしてしまえば強度は増しますが、全体が硬く重くなるので、好みが分かれるとこでしょうか。
あらゆる方向に伸びた方が被りやすいなあ。という観点もありますが
作り手からすれば1Wayの方がやりやすいですね。
個人的にはサテン生地がすごく好きです。
光沢感と生地の頑丈さ、分厚さ、伸び方。すごく美しいなあと思いますね。
最近も黒いサテンで作りました。
あとはジャージも好きですね。
光沢のない頑丈な生地は劣化も少なく、ジャージ生地で作られたマスクのとてもオーセンティックなビジュアルはファン心をくすぐってきます。
赤黒ジャージのハーフマスクです。
特にモチーフはないですが、ヒーローと悪役くらいのイメージで作りました。
ラメも特殊生地も使いますけど、やはりサテンとジャージに本革の組み合わせが個人的には好みでしょうか。
またブログ更新します。
ありがとうございました。
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