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マーケット・ディーラー ~日本株、為替、穀物、石油他~

ヘッジファンド・ディーラー歴15年の運営者が送るマーケット・リポート。

東京株式市場 大引け概況 日経平均反発 前日比120円33銭高

2007-12-11 19:28:21 | Weblog
 11日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比120円33銭(0.75%)高の1万60044円72銭で今日の取引を終了した。

 前日のNY市場では、11日のFOMCでの追加利下げ期待が株価全体を押し上げる一方、サブプライム関連での追加損失が表面化した欧州銀大手UBSや金融保証会社最大手のMBIAが共に増資を発表した事から、信用市場の混乱に対し金融機関が着実な対応策を打ち出している事が好感され、金融セクターに買い戻しの動きが広がり相場を牽引した。

 今日の東京株式市場では、NY市場の堅調な動きを好感する一方で、円相場が111円台後半まで円安方向に傾いている事なども支援材料となり、日経平均は寄り付きから1万6000円台を回復して始まった。その後も、金融セクターや資源・海運セクターなどが相場を牽引し、1万6000円台半ば付近の高値圏で底堅く推移した。ただ、今夜のFOMCを控え手控えムードが強く、商いは低調となっており、一段の上値を追うには慎重な向きが多い。

 午後に入ると、手掛かり難に加え、FOMCの結果を見極めたいとの思惑が一段と強まると、薄商いの中を先物に振られる形で日経平均は伸び悩み、一時1万6000円台を割り込む場面もあった。ただ、下値を売り込むようなムードはなく、引けにかけては買い戻され、終値ベースで1万6000円台を回復した。

 東証1部の売買代金は概算で2兆1696億円、売買高は16億8859万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は907、値下がりは664、変わらずは149だった。

 個別銘柄では、資源・海運セクターや機械株が総じて高い。また銀行株や不動産株も堅調。その他には、BS、TDK、京セラ、アドテスト、ソニー、三菱電、JR東日本、KDDIなどが高い。一方、保険株や医薬品株などが安い。また石油株もさえない。その他には、キヤノン、ソフトバンクなどが安かった。

 大証の日経平均先物12月物は反発し、前日比190円高の1万6080円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日清算値と比べ210円高の1万6085円で取引を終了した。

 前日のNY市場が、FOMCでの利下げ期待や、欧州銀大手UBSの大幅増資発表などを手掛かりに堅調に推移した事を好感し、日経225先物も反発し1万6000円台を回復して始まった。その後も高値圏での値動きを続け、一時200円高の1万6090円まで上げ幅を拡大する場面もあったが、今夜のFOMCを控えている事から次第に手控えムードが広がると、前引けにかけてはやや伸び悩む展開となった。

 午後に入ると、手掛かり難に加え、今夜のFOMCの動向を見極めたいとの思惑から、手控えムードが一段と強まると利益確定の売りなどで伸び悩み、一時1万6000円台を割り込んだ。ただ、その後は大引けにかけて底堅く推移し、買い戻しからこの日の高値圏で取引を終えた。TOPIX先物12月物は続伸し、前日比10.0ポイント高の1568.0で今日の取引を終えた。日経平均オプション12月物はプットショートが優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前日同時時点に比べ24銭円安・ドル高の1ドル=111円85―88銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、日本時間今夜のFOMCを控え、その内容を見極めたいとの思惑が大勢を占め、総じて小幅なレンジでの動きに終始した。

 今日の東京市場では、朝方は前日のNY株高を受け、日経平均も堅調に推移するとの思惑から、円売り・ドル買いが先行して始まった。その後、日経平均が堅調に推移している事から、リスク志向による円売り・ドル買いから、一時111円95銭まで円は下げ幅を拡大する場面もあった。たた、112円の水準に近づくと、実需筋の円買い・ドル売りや、オプション絡みのドルの防戦売りから、ドルの上値が重くなっていき、円は昼にかけて下げ渋る展開となった。

 午後に入ると、日経平均が底堅く推移している事から、引き続き円売り圧力がかかるものの、112円台に控える防戦売りにはじき返された事や、金利先安観を背景に、ドルがユーロに対し軟化した事もあって、111円台後半で一進一退を繰り返す展開となった。いずれにしても、今夜のFOMCの結果を見るまでは、動きづらい展開がつづくようだ。

 円は対ユーロで続落し、17時時点では前日同時時点に比べ1円14銭円安・ユーロ高の1ユーロ=164円69―72銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、ECBがユーロ圏のインフレリスクへの警戒感から将来の利上げを示唆する一方、米金利先安観を背景にNY株が堅調に推移した事で、リスク志向の復活による円キャリー再開の動きが強まり、円売り・ユーロ買いが優勢となった。

 今日の東京市場では、海外市場での流れを引き継ぎ円売り・ユーロ買いが先行して始まり、その後も日経平均が堅調な動きを見せている事で、164円68銭付近まで円安が進行した。ただ、その後は円が対ドルで買い戻しが進み下げ渋ると、クロス円でも下げが一服する流れとなり、昼にかけてやや下げ渋る展開となった。

 午後に入ると、株価が堅調に推移している事を手掛かりに、クロス円では引き続き円売り地合いがしっかりした展開となるも、今夜のFOMCを控えポジションを極端に傾けづらい事情もあり、総じて小動きの展開に終始した。

東京株式市場 寄り付き概況 日経平均反発 前日比78円70銭高

2007-12-11 09:17:09 | Weblog
 11日の東京株式市場で日経平均株価は反発して始まり、前日比78円70銭高の1万6003円9銭で寄り付いた。

 前日のNY市場では、11日のFOMCでの追加利下げ期待が株価全体を押し上げる一方、サブプライム関連での追加損失が表面化した欧州銀大手UBSや金融保証会社最大手のMBIAが共に増資を発表した事から、信用市場の混乱に対し金融機関が着実な対応策を打ち出している事が好感され、金融セクターに買い戻しの動きが広がり相場を牽引した。

 今日の東京株式市場では、NY市場の堅調な動きを好感する一方で、円相場が111円台後半まで円安方向に傾いている事なども支援材料となり、日経平均は寄り付きから1万6000円台を回復して始まっている。

 大証の日経平均先物12月物は反発して始まり、前日比140円高の1万6030円で寄り付いた。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日清算値と比べ180円高の1万6055円で寄り付いている。なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万6030円であった。

 前日のNY市場が、FOMCでの利下げ期待や、欧州銀大手UBSの大幅増資発表などを手掛かりに堅調に推移した事を好感し、日経225先物も反発し1万6000円台を回復して始まっている。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落して始まり、9時時点では前日17時時点に比べ19銭円安・ドル高の1ドル=111円80―83銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、日本時間今夜のFOMCを控え、その内容を見極めたいとの思惑が大勢を占め、総じて小幅なレンジでの動きに終始した。

 今日の東京市場では、朝方は前日のNY株高を受け、日経平均も堅調に推移するとの思惑から、円売り・ドル買いが先行して始まっているが、今夜のFOMCを控え様子見ムードも強く、ドルの上値も重い。

 円は対ユーロで続落して始まり、9時時点では前日17時時点に比べ91銭円安・ユーロ高の1ユーロ=164円46―50銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、ECBがユーロ圏のインフレリスクへの警戒感から将来の利上げを示唆する一方、米金利先安観を背景にNY株が堅調に推移した事で、リスク志向の復活による円キャリー再開の動きが強まり、円売り・ユーロ買いが優勢となった。

 今日の東京市場では、海外市場での流れを引き継ぎ円売り・ユーロ買いが先行して始まり、164円台半ばまで円安が進行している。

NYマーケットの動向 NY株堅調 利下げ期待

2007-12-11 08:01:54 | Weblog
 週明け10日のNY株式市場は堅調に推移し、NYダウは前週末比101ドル45セント高の1万3727ドル03セント、S&P500は11.30ポイント高の1515.96、ナスダックは12.79ポイント高の2718.95で取引を終えた。

 週明けのNY市場は、明日のFOMCでの追加利下げ期待が株価全体を押し上げると共に、欧州銀大手UBSがサブプライム関連で100億ドルの追加損失を計上するも、同時にアジア・中東の政府系ファンドと115億ドルの増資を行うと発表した事や、金融保証会社最大手のMBIAがプライベート・エクイティファンドのウォーバーグ・ピンカスから最大10億ドルの出資を受けることを明らかにした事などから、信用市場の混乱に対し金融機関が着実な対応策を打ち出している事が好感され、金融セクターに買い戻しの動きが広がり、この日の相場を牽引した。

 なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万6045円で、大証終値1万5890円を155円上回って終了した。

 一方、NY外国為替市場で円は対ドルで変わらずの、1ドル=111円70―75銭で終えた。

 明日のFOMCを控え、その内容を見極めたいとの思惑が大勢を占め、総じて小幅なレンジでの動きに終始した。

 円は対ユーロで続落し、前週末比60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=164円30―35銭で終えた。

 ECBがユーロ圏のインフレリスクへの警戒感から将来の利下げを示唆する一方、米金利先安観を背景にNY株が堅調に推移した事で、リスク回帰による円キャリー再開の動きが強まり、円売り・ユーロ買いが優勢となった。

株式投資の実例

2007-12-10 20:53:06 | Weblog
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こうした報道機関の現状に嫌気がさしている方々には朗報があります。

メディアの明日 <テレビと新聞のニュースが死ぬ日> (http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html)

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恐ろしいほど、このページの予測スケジュール通りに、メディア界は動いています。
特に「メディアの明日 - 3」(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50451282.html)は必見。
「メディアの明日 - 4 <ネオ・リベラリストの世界征服>」などが消去され、この近辺の記事では唯一の残存分です。

諜報機関の中では、旧ソ連が崩壊し、

「CIA」が、存在感を強めているといえるでしょう。

そうなると、「FBI」は逆に、

CIAに封じ込められるのでしょうか。フーバーの亡霊は?
DIA、NSA、CIA、FBIの未公開ファイルなどは、
騎士たちのデジャ・ヴの
<<「世界情勢真相」カテゴリー・アーカイブス>>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50031347.html)
と、
<<「世界情勢」カテゴリー・アーカイブス>>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50031114.html)

の2つが頻繁に掲載しますので、
CIA、FBIなどの今後は、それらのファイルの扱いや内容で分かってくるでしょう。「D」はこのカテゴリーの未公開分(約8割)を再公開する意向との情報も有り。

このカテゴリーの最新記事は
「世界情勢真相 <FBI未公開ファイルと、プロパガンダの原理>」(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50815747.html)

それから、デリバティブ取引 買収技術 国際情勢分析 世界情勢解説 天候予測 (http://www.dejavu-dd.com/index1.html )
も(通称;騎士たちのデジャ・ヴ)、
3年越しの沈黙の後、ついに再始動の噂。

通貨 証券 国際商品 ページ(http://www.dejavu-dd.com/market-mac1.html )
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今後は デリバティブ 買収技術 ページ(http://www.dejavu-dd.com/market-mic1.html)
が、中心となろう。

東京株式市場 大引け概況 日経平均反落 前週末比31円98銭安

2007-12-10 19:39:00 | Weblog
 週明け10日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比31円98銭(0.20%)安の1万5924円39銭で今日の取引を終了した。

 前週末のNY市場では、11月の雇用統計が市場予想を上回り、雇用情勢の底堅さを示す内容と好感されるも、節目となる10万人を超えなかった事もあり市場に与えたインパクトは限定的であった。最近の急速な戻りから、高値警戒感による利益確定の売りに押され、終日方向感のない展開に終始した。

 今日の東京市場では、前週末のNY市場のさえない展開を反映し、小高く寄り付いたものの、買いが一巡した後は急ピッチな戻りや11日のFOMCの動向に対する警戒感から、利益確定の売りに押されると下げに転じた。その後、中国が景気の過熱感を抑制する為に、預金準備率の大幅引き上げを発表すると、中国の株式市場への影響を懸念し、日経平均は下げ足を速め、一時下げ幅が100円を超える場面もあった。

 午後に入ると、中国の金融引き締め策発表にも関わらず、香港や上海市場が底堅く推移している事を好感し、先物主導で一時下げ渋る場面もあった。しかし、明日のFOMCや週末のメジャーSQ算出などの重要イベントを控え、市場には手控えムードが漂い、商いは低調なものとなり盛り上がりに欠けると、次第に買い戻しの勢いは薄れ、再び利益確定の売りが優勢となっていった。ただ、大引けにかけてはイベントリスク解消の為、ポジション調整によるショートカバーから、日経平均は急速に下げ渋る展開となった。

 東証1部の売買代金は概算2兆3372億円、売買高は18億2467万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は696、値下がりは929、横ばいは97だった。

 個別銘柄では、医薬品株や大手銀の一角が高い。また食品株も堅調。その他には、ソニー、東エレク、キャノン、コニカミノルタ、セブン&アイ、NTTなどが高かった。一方、資源・海運セクターや機械株が安い。また不動産セクターもさえない。その他には、BS、ファナック、京セラ、松下、三菱電、JR東日本、NTTデータなどが安い。

 大証の日経平均先物12月物は反落し、前週末比50円安の1万5890円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前週末の清算値と比べ45円安の1万5870円で取引を終えた。

 前週末のNY市場が、利益確定の売りからさえない展開となるも、週明けの日経225先物はシカゴ市場にサヤ寄せする展開で始まった。寄り付き後に上げ幅が100円まで来ると、その後はFOMCなどを控え利益確定の売りが強まり軟調な展開となった。取り分け中国が金融引き締め策を発表すると、一時下げ幅が120円まで広がる場面もあった。

 午後に入ると、中国市場が底堅く推移している事を手掛かりに、急速にショートカバーが広がり、一時前週末の終値まで下げ渋る展開となった。ただ、買いの勢いも長くは続かず、再び重要イベントを控え見送りムードが強まると、徐々に利益確定の売りから軟調な展開となった。ただ、引けにかけてはポジション調整の買い戻しから、急速に下げ渋る展開となった。TOPIX先物12月物は小幅ながら続伸し、前週末比1.5ポイント高の1558.0で取引を終えた。日経平均オプション12月物はコールが売られ、プットは買い優勢だった。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前週末の同時点に比べて39銭円安・ドル高の1ドル=111円61―64銭前後で推移している。

 前週末の海外市場では、11月米雇用統計が市場予想を上回る内容だった事を受け、雇用情勢の底堅さを好感する一方、来週のFOMCでの利下げ幅が縮小されるのではとの見方広がり、円売り・ドル買いを支援した。

 週明けの東京市場でも、海外市場で円売り・ドル買いが優勢となった流れを引き継いで始まった。一時は111円79銭付近まで下げ幅を拡大するも、その後は中国の金融引き締め策の発表を機に、日経平均が下げ幅を拡大し、アジア株も全般にさえない展開となった事から、リスク回避による円の買い戻しで下げ渋る場面もあった。総じて方向感に乏しい展開で、狭いレンジの中で一進一退を繰り返している。

 午後に入ると、手掛かり難に加え、明日のFOMCの動向を見極めたいとの思惑から、市場には手控えムードが強まり、111円50銭台付近で膠着した。見送りムードから商いが閑散となる中、午後の中盤にドル買いの仕掛けから、一時的に相場が振れる場面もあったが、その後は夕方にかけて見送りムードが強まり111円台半ばでの動きとなっている。

 円は対ユーロ続落し、17時時点では前週末の同時時点と比べて1円03銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円51―57銭前後で推移している。

 前週末の海外市場では、11月米雇用統計が市場予想を上回る内容だった事を受け、欧米の株式市場がしっかりした展開となった事で、リスク回避の動きが後退し、円売り・ユーロ買いが優勢となった。

 週明けの東京市場では、こうした流れを引き継ぎ、円売り・ユーロ買いが先行して始まった。しかし、その後は中国の預金準備率引き上げを背景に、日経平均が下げ幅を拡大すると、クロス円を中心にリスク圧縮による円の買い戻し圧力が強まり、一時163円20銭台まで下げ渋る場面もあった。

 午後に入ると、手掛かり難に加え、明日のFOMCの動向を見極めたいとの思惑から、市場には手控えムードが強まり、動意に乏しい展開となった。ただ、午後の中頃に円売り・ドル買いの仕掛けに連動し、クロス円でも一時円は急速に軟化し、対ユーロでも163円79銭まで下げ幅を拡大する場面もあった。ただ、夕方にかけては落ち着きを取り戻し、163円半ばでもみ合う展開が続いた。

NYマーケットの動向 NY株まちまち 方向感に乏しい

2007-12-08 08:22:48 | Weblog
 7日のNY株式市場で主要株価3指数は高安まちまちで、NYダウは前日比5ドル69セント高の1万3625ドル58セントで終えたのに対し、S&P500は2.68ポイント安の1504.66、ナスダックは2.87ポイント安の2706.16で今週の取引を終えた。

 この日のNY市場は、終日方向感のない展開に終始した。朝方発表された11月の雇用統計が前月比9万4000人増と市場予想を上回り、景気減速懸念が強まる中で雇用情勢の底堅さ示す内容となり好感されるも、5日のADP11月全米雇用リポートの時のようなサプライズもなく、節目となる10万人を超えなかった事もあり市場に与えたインパクトは限定的であった。

 一方、最近の急速な戻りから高値警戒感による利益確定の売りに加え、原油相場が再び88ドル台まで急反落した事でエネルギー株が軟調に推移すると共に、アメックスなどのクレジット3社の投資判断が引き下げられ事で金融セクターもさえない展開となり、相場全体の圧迫要因となった。

 なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万6010円で、大証終値1万5940円を70円上回って終了した。

 一方、NY外国為替市場で円は対ドルで続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=111円70―75銭で取引を終えた。

 朝方発表された11月米雇用統計が市場予想を上回る内容だった事を受け、雇用情勢の底堅さを好感する一方、来週のFOMCでの利下げ幅が縮小されるのではとの見方広がり、円売り・ドル買いを支援した。ただ、その後は一段のドル買いとなるには手掛かりが不足し、週末と言う事もありポジション調整の動きに終始し、方向感に乏しかった。

 円は対ユーロでも続落し、前日比90銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円70-75銭で終了した。

 11月米雇用統計が市場予想を上回る内容だった事を受け、欧米の株式市場がしっかりした展開となった事で、リスク回避の動きが後退し、円売り・ユーロ買いが優勢となった。

東京株式市場 大引け概況 日経平均続伸 前日比82円29銭高

2007-12-07 17:51:49 | Weblog
 7日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比82円29銭(0.52%)高の1万5956円37銭で今週の取引を終了した。

 前日のNY市場では、サブプライムローンの焦げ付き増加を阻止する為、米政府が5年間の金利据え置きを柱とした救済策を発表すると、信用不安に対する警戒感や住宅市場の先行きに対する悲観的な見方が後退し、金融セクターや住宅関連銘柄などを中心に買い戻す動きとが強まり、引けにかけて株価は急速に上げ幅を拡大していった。

 今日の東京市場では、米政府によるサブプライム救済策を好感すると共に、円相場が円安方向へと振れている事や、海外勢よる大幅買い越し観測が買い安心感を誘い、日経平均は続伸して始まり1万6000円台を回復した。その後も幅広い銘柄に買いが広がる一方、急速な戻り歩調に対する警戒感から、利益確定の売りなども出た事でやや伸び悩み、1万6000円を挟み高値圏でのもみ合いに終始した。

 午後に入ると、先物への買い仕掛けから日経平均も一段高となり、後場寄り直後には一時上げ幅が200円を超え1万6100円台に乗せる場面もあった。しかし、その後は今夜に米雇用統計の発表を控えている事や、週末という事でポジション調整や利益確定の売りが膨らむと、日経平均は伸び悩む展開となり、終値ベースで1万6000円を維持する事が出来なかった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆8358億円、売買高は21億8419万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1053、値下がりは539、変わらずは127銘柄だった。

 個別銘柄では、資源・海運セクターや不動産セクターが総じて高い。また機会株も堅調。その他には、TDK、シャープ、東芝、トヨタなどが高かった。一方、医薬品銀行・小売株などが軟調。その他には、JT、東エレク、ソニー、日立などが安かった。

 大証の日経平均先物12月物も続伸し、前日比10円高の1万5940円で今週の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ5円高の1万5915円で取引を終了した。

 前日発表された米政府によるサブプライム救済策を背景に、NY株が大幅高となった事や、円相場が円安方向へと振れている事などを好感し、日経225先物は買いが先行して始まり、寄り付きから1万6000円台を回復して始まった。その後、一時140円高の1万6070円まで上げ幅を拡大する場面もあったが、前引けにかけては利益確定の売りなどでやや伸び悩んだ。

 午後に入ると、後場寄り直後から大口の買い注文が断続的に入った事で、一時1万6100円台まで上げ幅を拡大する場面もあった。しかし、その後は今夜発表される米雇用統計への警戒感や、週末と言う事もありポジション調整や利益確定の売りがじりじりと強まると、日経225先物は伸び悩む展開となり、引けにかけては一時下げに転じる場面もあった。TOPIX先物12月物は続伸し、前日比1.0ポイント高の1556.5で今週の取引を終えた。日経平均オプション12月物はプットショートが優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前日同時点に比べて29銭円安・ドル高の1ドル=111円18―20銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、米政府のサブプライム救済策を背景にNY株が大幅高となった事で、リスク志向に基づく円売り・ドル買いが優勢となった。ただ、ECBが政策金利の据え置きを発表すると共に、トリシェ総裁が利上げに含みを持たせる発言をした事から、ドルが対ユーロで軟化した為、対円でもドルの上値が重くなった。

 今日の東京市場はこうした流れを引き継いで、円売り・ドル買いが先行する形で始まっている。NY株の大幅高を受け日経平均も堅調に推移した事から、円の売り戻しが強まり、一時111円47銭付近まで下げ幅を拡大したが、その後は昼にかけ実需筋の円買い・ドル売りなどから下げ渋った。

 午後に入ると、週末を意識してポジション調整の動きからやや円が強含む一方、今夜発表の米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から、市場には手控えムードが強まり、夕方にかけて小幅なレンジでの値動きに終始た。

 円は対ユーロで反落し、17時時点では前日同時点と比べて70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円41―44銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、米政府のサブプライム救済策を好感しNY株が大幅高となった事に加え、ECBが金融政策の維持を決定すると共に、トリシェ総裁がインフレ懸念を背景に将来の利上げに対して含みを持たせた事で、円売り・ユーロ買いの流れが優勢となった。

 今日の東京市場では海外市場の流れを引き継いで、朝方から円売り・ユーロ買いが先行して始まった。前日のNY株高を受け、日経平均も堅調に推移している事から、一段の円売り・ユーロ買いを誘い、163円26銭付近まで下げを拡大させた。しかし、その後は利益確定の円買い・ユーロ売りから、162円後半まで下げ渋った。

 午後に入ると、日経平均が伸び悩んだ事もあり、クロス円を中心に円を買い戻す動きが強まり、対ユーロでは一時162円30銭台まで下げ渋る場面もあった。ただ、その後は今夜の米雇用統計の発表を控え、模様眺めムードが強まった事で小動きとなっている。

東京株式市場 寄り付き概況 日経平均続伸 前日比118円16銭高

2007-12-07 09:23:47 | Weblog
 7日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日比118円16銭高の1万5992円24銭で寄り付いた。

 前日のNY市場では、サブプライムローンの焦げ付き増加を阻止する為、米政府が5年間の金利据え置きを柱とした救済策を発表すると、信用不安に対する警戒感や住宅市場の先行きに対する悲観的な見方が後退し、金融セクターや住宅関連銘柄などを中心に買い戻す動きとが強まり、引けにかけて株価は急速に上げ幅を拡大していった。

 今日の東京市場では、米政府によるサブプライム救済策を好感すると共に、円相場が円安方向へと振れている事や、海外勢よる大幅買い越し観測が買い安心感を誘い、日経平均は続伸して始まり1万6000円台を回復している。

 大証の日経平均先物12月物も続伸して始まり、前日比80円高の1万6010円で寄り付いた。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ145円高の1万6055円で寄り付いている。なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万6090円であった。

 前日発表された米政府によるサブプライム救済策を背景に、NY株が大幅高となった事や、円相場が円安方向へと振れている事などを好感し、日経225先物は買いが先行して始まり、寄り付きから1万6000円台を回復して始まった。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落して始まり、9時時点では前日の17時時点に比べて48銭円安・ドル高の1ドル=111円37―39銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、米政府のサブプライム救済策を背景にNY株が大幅高となった事で、リスク志向に基づく円売り・ドル買いが優勢となった。ただ、ECBが政策金利の据え置きを発表すると共に、トリシェ総裁が利上げに含みを持たせる発言をした事から、ドルが対ユーロで軟化した為、対円でもドルの上値が重くなった。

 今日の東京市場はこうした流れを引き継いで、円売り・ドル買いが先行する形で始まっている。NY株の大幅高を受け、日経平均も堅調に推移するとの思惑から、リスク志向に基づく円の売り戻しが強まりそうだ。

 円は対ユーロで大幅に反落して始まり、9時時点では前日の17時時点と比べて1円50銭円安・ユーロ高の1ユーロ=169円21―24銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、米政府のサブプライム救済策を好感しNY株が大幅高となった事に加え、ECBが金融政策の維持を決定すると共に、トリシェ総裁がインフレ懸念を背景に将来の利上げに対して含みを持たせた事で、円売り・ユーロ買いの流れが優勢となった。

 今日の東京市場では海外市場の流れを引き継いで、朝方から円売り・ユーロ買いが先行して始まっている。今日はNY株高を受け、日経平均も堅調に推移するとの見方から、一段の円売り・ユーロ買いが見込まれる。

NYマーケットの動向 NY株続伸 サブプライム救済策を好感

2007-12-07 08:12:48 | Weblog
 6日のNY株式市場は大幅続伸し、NYダウは前日比174ドル93セント高の1万3619ドル89セント、S&P500は22.33ポイント高の1507.34、ナスダックは42.67ポイント高の2709.03で取引を終えた。

 この日のNY市場は、前日の急反発による利益確定の売りや、午後に発表される米政府のサブプライム救済策の内容を見極めたいとの思惑もあり、昼にかけては上値の重い展開となり、小高い水準でのもみ合いとなった。しかし、米ブッシュ大統領が午後に会見を開き、サブプライムローンの焦げ付きの増加を阻止する為、5年間の金利据え置きを柱とした救済策を発表すると、信用不安に対する警戒感や住宅市場の先行きに対する悲観的な見方が後退し、金融セクターや住宅関連銘柄などを中心にに買い戻す動きが強まり、引けにかけて株価は急速に上げ幅を拡大していった。

 なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万6090円で、大証終値1万5930円を160円上回って終えた。

 一方、NY外国為替市場で円は対ドルで続落し、前日比45銭円安・ドル高の1ドル=111円25―30銭で取引を終えた。

 この日は、米政府のサブプライム救済策を背景にNY株が大幅高となった事で、リスク志向に基づく円売り・ドル買いが優勢となった。ただ、ECBが政策金利の据え置きを発表すると共に、トリシェ総裁が利上げに含みを持たせる発言をした事から、ドルが対ユーロで軟化した為、対円でもドルの上値が重くなった。

 円は対ユーロで反落し、前日比75銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円75―80銭で取引を終えた。

 米政府のサブプライム救済策を好感しNY株が大幅高となる一方、ECBが金融政策の維持を決定すると共に、トリシェ総裁がインフレ懸念を背景に将来の利上げに対して含みを持たせた事で、円売り・ユーロ買いの流れが優勢となった。

株式投資の実例

2007-12-06 19:07:30 | Weblog
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一般報道機関では、NBCやABCが完全に情報を規制される中で、

CBSと、「CNN」 が、かなり存在感を維持しています。

こうした報道機関の現状に嫌気がさしている方々には朗報があります。

メディアの明日 <テレビと新聞のニュースが死ぬ日> (http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html)

を御覧ください。
恐ろしいほど、このページの予測スケジュール通りに、メディア界は動いています。
特に「メディアの明日 - 3」(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50451282.html)は必見。
「メディアの明日 - 4 <ネオ・リベラリストの世界征服>」などが消去され、この近辺の記事では唯一の残存分です。

諜報機関の中では、旧ソ連が崩壊し、

「CIA」が、存在感を強めているといえるでしょう。

そうなると、「FBI」は逆に、

CIAに封じ込められるのでしょうか。フーバーの亡霊は?
DIA、NSA、CIA、FBIの未公開ファイルなどは、
騎士たちのデジャ・ヴの
<<「世界情勢真相」カテゴリー・アーカイブス>>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50031347.html)
と、
<<「世界情勢」カテゴリー・アーカイブス>>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50031114.html)

の2つが頻繁に掲載しますので、
CIA、FBIなどの今後は、それらのファイルの扱いや内容で分かってくるでしょう。「D」はこのカテゴリーの未公開分(約8割)を再公開する意向との情報も有り。

このカテゴリーの最新記事は
「世界情勢真相 <FBI未公開ファイルと、プロパガンダの原理>」(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50815747.html)

それから、デリバティブ取引 買収技術 国際情勢分析 世界情勢解説 天候予測 (http://www.dejavu-dd.com/index1.html )
も(通称;騎士たちのデジャ・ヴ)、
3年越しの沈黙の後、ついに再始動の噂。

通貨 証券 国際商品 ページ(http://www.dejavu-dd.com/market-mac1.html )
は特に注目。いずれ当サイトもこのページの中核サイトとなる予定である。

今後は デリバティブ 買収技術 ページ(http://www.dejavu-dd.com/market-mic1.html)
が、中心となろう。