11日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比120円33銭(0.75%)高の1万60044円72銭で今日の取引を終了した。
前日のNY市場では、11日のFOMCでの追加利下げ期待が株価全体を押し上げる一方、サブプライム関連での追加損失が表面化した欧州銀大手UBSや金融保証会社最大手のMBIAが共に増資を発表した事から、信用市場の混乱に対し金融機関が着実な対応策を打ち出している事が好感され、金融セクターに買い戻しの動きが広がり相場を牽引した。
今日の東京株式市場では、NY市場の堅調な動きを好感する一方で、円相場が111円台後半まで円安方向に傾いている事なども支援材料となり、日経平均は寄り付きから1万6000円台を回復して始まった。その後も、金融セクターや資源・海運セクターなどが相場を牽引し、1万6000円台半ば付近の高値圏で底堅く推移した。ただ、今夜のFOMCを控え手控えムードが強く、商いは低調となっており、一段の上値を追うには慎重な向きが多い。
午後に入ると、手掛かり難に加え、FOMCの結果を見極めたいとの思惑が一段と強まると、薄商いの中を先物に振られる形で日経平均は伸び悩み、一時1万6000円台を割り込む場面もあった。ただ、下値を売り込むようなムードはなく、引けにかけては買い戻され、終値ベースで1万6000円台を回復した。
東証1部の売買代金は概算で2兆1696億円、売買高は16億8859万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は907、値下がりは664、変わらずは149だった。
個別銘柄では、資源・海運セクターや機械株が総じて高い。また銀行株や不動産株も堅調。その他には、BS、TDK、京セラ、アドテスト、ソニー、三菱電、JR東日本、KDDIなどが高い。一方、保険株や医薬品株などが安い。また石油株もさえない。その他には、キヤノン、ソフトバンクなどが安かった。
大証の日経平均先物12月物は反発し、前日比190円高の1万6080円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日清算値と比べ210円高の1万6085円で取引を終了した。
前日のNY市場が、FOMCでの利下げ期待や、欧州銀大手UBSの大幅増資発表などを手掛かりに堅調に推移した事を好感し、日経225先物も反発し1万6000円台を回復して始まった。その後も高値圏での値動きを続け、一時200円高の1万6090円まで上げ幅を拡大する場面もあったが、今夜のFOMCを控えている事から次第に手控えムードが広がると、前引けにかけてはやや伸び悩む展開となった。
午後に入ると、手掛かり難に加え、今夜のFOMCの動向を見極めたいとの思惑から、手控えムードが一段と強まると利益確定の売りなどで伸び悩み、一時1万6000円台を割り込んだ。ただ、その後は大引けにかけて底堅く推移し、買い戻しからこの日の高値圏で取引を終えた。TOPIX先物12月物は続伸し、前日比10.0ポイント高の1568.0で今日の取引を終えた。日経平均オプション12月物はプットショートが優勢。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前日同時時点に比べ24銭円安・ドル高の1ドル=111円85―88銭前後で推移している。
前日の海外市場では、日本時間今夜のFOMCを控え、その内容を見極めたいとの思惑が大勢を占め、総じて小幅なレンジでの動きに終始した。
今日の東京市場では、朝方は前日のNY株高を受け、日経平均も堅調に推移するとの思惑から、円売り・ドル買いが先行して始まった。その後、日経平均が堅調に推移している事から、リスク志向による円売り・ドル買いから、一時111円95銭まで円は下げ幅を拡大する場面もあった。たた、112円の水準に近づくと、実需筋の円買い・ドル売りや、オプション絡みのドルの防戦売りから、ドルの上値が重くなっていき、円は昼にかけて下げ渋る展開となった。
午後に入ると、日経平均が底堅く推移している事から、引き続き円売り圧力がかかるものの、112円台に控える防戦売りにはじき返された事や、金利先安観を背景に、ドルがユーロに対し軟化した事もあって、111円台後半で一進一退を繰り返す展開となった。いずれにしても、今夜のFOMCの結果を見るまでは、動きづらい展開がつづくようだ。
円は対ユーロで続落し、17時時点では前日同時時点に比べ1円14銭円安・ユーロ高の1ユーロ=164円69―72銭前後で推移している。
前日の海外市場では、ECBがユーロ圏のインフレリスクへの警戒感から将来の利上げを示唆する一方、米金利先安観を背景にNY株が堅調に推移した事で、リスク志向の復活による円キャリー再開の動きが強まり、円売り・ユーロ買いが優勢となった。
今日の東京市場では、海外市場での流れを引き継ぎ円売り・ユーロ買いが先行して始まり、その後も日経平均が堅調な動きを見せている事で、164円68銭付近まで円安が進行した。ただ、その後は円が対ドルで買い戻しが進み下げ渋ると、クロス円でも下げが一服する流れとなり、昼にかけてやや下げ渋る展開となった。
午後に入ると、株価が堅調に推移している事を手掛かりに、クロス円では引き続き円売り地合いがしっかりした展開となるも、今夜のFOMCを控えポジションを極端に傾けづらい事情もあり、総じて小動きの展開に終始した。
前日のNY市場では、11日のFOMCでの追加利下げ期待が株価全体を押し上げる一方、サブプライム関連での追加損失が表面化した欧州銀大手UBSや金融保証会社最大手のMBIAが共に増資を発表した事から、信用市場の混乱に対し金融機関が着実な対応策を打ち出している事が好感され、金融セクターに買い戻しの動きが広がり相場を牽引した。
今日の東京株式市場では、NY市場の堅調な動きを好感する一方で、円相場が111円台後半まで円安方向に傾いている事なども支援材料となり、日経平均は寄り付きから1万6000円台を回復して始まった。その後も、金融セクターや資源・海運セクターなどが相場を牽引し、1万6000円台半ば付近の高値圏で底堅く推移した。ただ、今夜のFOMCを控え手控えムードが強く、商いは低調となっており、一段の上値を追うには慎重な向きが多い。
午後に入ると、手掛かり難に加え、FOMCの結果を見極めたいとの思惑が一段と強まると、薄商いの中を先物に振られる形で日経平均は伸び悩み、一時1万6000円台を割り込む場面もあった。ただ、下値を売り込むようなムードはなく、引けにかけては買い戻され、終値ベースで1万6000円台を回復した。
東証1部の売買代金は概算で2兆1696億円、売買高は16億8859万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は907、値下がりは664、変わらずは149だった。
個別銘柄では、資源・海運セクターや機械株が総じて高い。また銀行株や不動産株も堅調。その他には、BS、TDK、京セラ、アドテスト、ソニー、三菱電、JR東日本、KDDIなどが高い。一方、保険株や医薬品株などが安い。また石油株もさえない。その他には、キヤノン、ソフトバンクなどが安かった。
大証の日経平均先物12月物は反発し、前日比190円高の1万6080円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日清算値と比べ210円高の1万6085円で取引を終了した。
前日のNY市場が、FOMCでの利下げ期待や、欧州銀大手UBSの大幅増資発表などを手掛かりに堅調に推移した事を好感し、日経225先物も反発し1万6000円台を回復して始まった。その後も高値圏での値動きを続け、一時200円高の1万6090円まで上げ幅を拡大する場面もあったが、今夜のFOMCを控えている事から次第に手控えムードが広がると、前引けにかけてはやや伸び悩む展開となった。
午後に入ると、手掛かり難に加え、今夜のFOMCの動向を見極めたいとの思惑から、手控えムードが一段と強まると利益確定の売りなどで伸び悩み、一時1万6000円台を割り込んだ。ただ、その後は大引けにかけて底堅く推移し、買い戻しからこの日の高値圏で取引を終えた。TOPIX先物12月物は続伸し、前日比10.0ポイント高の1568.0で今日の取引を終えた。日経平均オプション12月物はプットショートが優勢。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前日同時時点に比べ24銭円安・ドル高の1ドル=111円85―88銭前後で推移している。
前日の海外市場では、日本時間今夜のFOMCを控え、その内容を見極めたいとの思惑が大勢を占め、総じて小幅なレンジでの動きに終始した。
今日の東京市場では、朝方は前日のNY株高を受け、日経平均も堅調に推移するとの思惑から、円売り・ドル買いが先行して始まった。その後、日経平均が堅調に推移している事から、リスク志向による円売り・ドル買いから、一時111円95銭まで円は下げ幅を拡大する場面もあった。たた、112円の水準に近づくと、実需筋の円買い・ドル売りや、オプション絡みのドルの防戦売りから、ドルの上値が重くなっていき、円は昼にかけて下げ渋る展開となった。
午後に入ると、日経平均が底堅く推移している事から、引き続き円売り圧力がかかるものの、112円台に控える防戦売りにはじき返された事や、金利先安観を背景に、ドルがユーロに対し軟化した事もあって、111円台後半で一進一退を繰り返す展開となった。いずれにしても、今夜のFOMCの結果を見るまでは、動きづらい展開がつづくようだ。
円は対ユーロで続落し、17時時点では前日同時時点に比べ1円14銭円安・ユーロ高の1ユーロ=164円69―72銭前後で推移している。
前日の海外市場では、ECBがユーロ圏のインフレリスクへの警戒感から将来の利上げを示唆する一方、米金利先安観を背景にNY株が堅調に推移した事で、リスク志向の復活による円キャリー再開の動きが強まり、円売り・ユーロ買いが優勢となった。
今日の東京市場では、海外市場での流れを引き継ぎ円売り・ユーロ買いが先行して始まり、その後も日経平均が堅調な動きを見せている事で、164円68銭付近まで円安が進行した。ただ、その後は円が対ドルで買い戻しが進み下げ渋ると、クロス円でも下げが一服する流れとなり、昼にかけてやや下げ渋る展開となった。
午後に入ると、株価が堅調に推移している事を手掛かりに、クロス円では引き続き円売り地合いがしっかりした展開となるも、今夜のFOMCを控えポジションを極端に傾けづらい事情もあり、総じて小動きの展開に終始した。