6日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比265円20銭(1.69%)高の1万5874円08銭で今日の取引を終了した。
前日のNY市場では、ADP11月全米雇用リポートが市場予想を大幅に上回る内容だった事から、雇用情勢の堅調さを背景に景気減速懸念が後退すると共に、7日発表の11月米雇用統計への期待感が高まった事などから、NY株は急反発する展開となった。また、世界的なコンピューター需要の高まりを背景に、ハイテク関連銘柄が全般的に買われ、相場全体を押し上げた。
今日の東京市場では、雇用情勢の堅調さを背景に米景気減速懸念が後退すると共に、円相場が円安方向へとシフトしている事を好感し、日経平均は主力株などを中心に買い注文が広がり、寄り付き後には上げ幅が200円を超え1万5800円台を回復した。その後も高値圏で推移するものの、1万5900円に接近すると戻り売りに押し戻され、やや伸び悩む展開となった。
午後に入ると、手掛かり難に加え、午前の取引での上値の重さを嫌気し、先物への売りが重石となると日経平均は伸び悩む展開となった。やはり来週にかけての重要イベントを控え、上値追いには慎重な向きも多く、それらの内容を見極めたいとの思惑が強かった様だ。しかし、終盤に金融セクターが一段高となって相場を押し上げると、大引けにかけてじり高となり、この日の高値圏で取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7007億円、売買高は19億378万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1069、値下がりは506、変わらずは143だった。
個別銘柄では、金融・不動産セクターなどの内需関連銘柄が総じて高い。また資源・海運セクターやハイテク・機械株も高い。その他には、信越化、BS、トヨタ、NTTなどが高かった。一方、医薬品・鉄道株のようなディフェンシブ株がさえない。その他には、JT、カシオ、スズキ、ソフトバンク、JR西日本などが安かった。
大証の日経平均先物12月物も続伸し、前日比280円高の1万5930円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ260円高の1万5910円で今日の取引を終了した。
前日のNY市場が、雇用情勢の底堅さを背景に米景気減速懸念が後退した事で急反発し、それに伴い主要通貨に対しドルのショートカバーが膨らんだ事で、円相場が大きく円安方向へ振れた事などを好感し、日経225先物も買いが先行して始まった。その後は1万5800円台で底堅く推移するものの、1万5900円が上値抵抗線となって伸び悩んだ。
午後に入ると、手掛かり難に加え、今夜の欧州の金融政策の動向や明日の米雇用統計の発表を控え、模様眺めムードが強まった事で、利益確定の売りなどから伸び悩む展開となった。ただ、取引終盤にかけて金融セクターやハイテク株が主導し日経平均が一段高となると、先物へもショートカバーの動きが再び強まり、大引けにかけ1万5900円台を回復し、この日の高値で取引を終えた。TOPIX先物12月物も続伸し、前日比24.0ポイント高の1555.5で取引を終えた。日経平均オプション12月物はコールのロングが優勢。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで膠着感を強め、15時時点では前日の17時時点に比べて42銭円安・ドル高の1ドル=110円90―95銭前後で推移している。
前日の海外市場では、ADP発表の11月全米雇用リポートが市場予想を大幅に上回る内容で、雇用情勢の堅調さを背景に米景気減速懸念が後退した事で、主要通貨に対してドルのショートカバーが出る一方、NY株の急反発を受けリスク志向の回復から、円キャリー圧力による円売り・ドル買いの流れが優勢となった。
今日の東京市場ではこうした流れを受け、朝方から円売り・ドル買いが先行して始まった。その後も、日経平均が堅調に推移している事から、円キャリー再開への安心感が広がって一段の円売り・ドル買いを誘い、昼前にかけて円は111円19銭まで下げる場面もあった。
午後に入ると、午前までの円売り・ドル買いが一巡し、実需筋による円買い・ドル売りの動きから110円台後半まで下げ渋ると、その後は今夜のイングランド銀行の金融政策決定会合やECB理事会の動向を見極めたいとの思惑から、手控えムードが強まり動意に乏しい展開となった。
円は対ユーロでも小動きとなっており、15時時点では前日の17時時点と比べて83銭円高・ユーロ安の1ユーロ=162円04―06銭前後で推移している。
前日の海外市場では、欧米の株式市場が大幅高となった事で円キャリートレード再開による円売り・ユーロ買いが出る一方、予想以上に米労働市場が堅調だった事を背景に、来週のFOMCでの大幅利下げ観測が後退し、ドルが対ユーロで急速に買い戻された事から、対円でも次第にユーロは売りが優勢となっていった。
今日の東京市場でも海外市場の流れを引き継ぎ、円買い・ユーロ売りが先行して始まった。しかし、その後は日経平均が堅調な動きを見せた事で円の売り戻し圧力が強まり、円は昼にかけて伸び悩む展開となり、162円48銭まで上げ幅を縮小する場面もあった。
午後に入ると、午前の円売りも一巡し、ポジション調整から円が162円付近まで戻した後は、今夜のイングランド銀行とECBの金融政策の行方を見極めたいとの思惑から、見送りムードが強まり小動きとなっている。
前日のNY市場では、ADP11月全米雇用リポートが市場予想を大幅に上回る内容だった事から、雇用情勢の堅調さを背景に景気減速懸念が後退すると共に、7日発表の11月米雇用統計への期待感が高まった事などから、NY株は急反発する展開となった。また、世界的なコンピューター需要の高まりを背景に、ハイテク関連銘柄が全般的に買われ、相場全体を押し上げた。
今日の東京市場では、雇用情勢の堅調さを背景に米景気減速懸念が後退すると共に、円相場が円安方向へとシフトしている事を好感し、日経平均は主力株などを中心に買い注文が広がり、寄り付き後には上げ幅が200円を超え1万5800円台を回復した。その後も高値圏で推移するものの、1万5900円に接近すると戻り売りに押し戻され、やや伸び悩む展開となった。
午後に入ると、手掛かり難に加え、午前の取引での上値の重さを嫌気し、先物への売りが重石となると日経平均は伸び悩む展開となった。やはり来週にかけての重要イベントを控え、上値追いには慎重な向きも多く、それらの内容を見極めたいとの思惑が強かった様だ。しかし、終盤に金融セクターが一段高となって相場を押し上げると、大引けにかけてじり高となり、この日の高値圏で取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7007億円、売買高は19億378万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1069、値下がりは506、変わらずは143だった。
個別銘柄では、金融・不動産セクターなどの内需関連銘柄が総じて高い。また資源・海運セクターやハイテク・機械株も高い。その他には、信越化、BS、トヨタ、NTTなどが高かった。一方、医薬品・鉄道株のようなディフェンシブ株がさえない。その他には、JT、カシオ、スズキ、ソフトバンク、JR西日本などが安かった。
大証の日経平均先物12月物も続伸し、前日比280円高の1万5930円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ260円高の1万5910円で今日の取引を終了した。
前日のNY市場が、雇用情勢の底堅さを背景に米景気減速懸念が後退した事で急反発し、それに伴い主要通貨に対しドルのショートカバーが膨らんだ事で、円相場が大きく円安方向へ振れた事などを好感し、日経225先物も買いが先行して始まった。その後は1万5800円台で底堅く推移するものの、1万5900円が上値抵抗線となって伸び悩んだ。
午後に入ると、手掛かり難に加え、今夜の欧州の金融政策の動向や明日の米雇用統計の発表を控え、模様眺めムードが強まった事で、利益確定の売りなどから伸び悩む展開となった。ただ、取引終盤にかけて金融セクターやハイテク株が主導し日経平均が一段高となると、先物へもショートカバーの動きが再び強まり、大引けにかけ1万5900円台を回復し、この日の高値で取引を終えた。TOPIX先物12月物も続伸し、前日比24.0ポイント高の1555.5で取引を終えた。日経平均オプション12月物はコールのロングが優勢。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで膠着感を強め、15時時点では前日の17時時点に比べて42銭円安・ドル高の1ドル=110円90―95銭前後で推移している。
前日の海外市場では、ADP発表の11月全米雇用リポートが市場予想を大幅に上回る内容で、雇用情勢の堅調さを背景に米景気減速懸念が後退した事で、主要通貨に対してドルのショートカバーが出る一方、NY株の急反発を受けリスク志向の回復から、円キャリー圧力による円売り・ドル買いの流れが優勢となった。
今日の東京市場ではこうした流れを受け、朝方から円売り・ドル買いが先行して始まった。その後も、日経平均が堅調に推移している事から、円キャリー再開への安心感が広がって一段の円売り・ドル買いを誘い、昼前にかけて円は111円19銭まで下げる場面もあった。
午後に入ると、午前までの円売り・ドル買いが一巡し、実需筋による円買い・ドル売りの動きから110円台後半まで下げ渋ると、その後は今夜のイングランド銀行の金融政策決定会合やECB理事会の動向を見極めたいとの思惑から、手控えムードが強まり動意に乏しい展開となった。
円は対ユーロでも小動きとなっており、15時時点では前日の17時時点と比べて83銭円高・ユーロ安の1ユーロ=162円04―06銭前後で推移している。
前日の海外市場では、欧米の株式市場が大幅高となった事で円キャリートレード再開による円売り・ユーロ買いが出る一方、予想以上に米労働市場が堅調だった事を背景に、来週のFOMCでの大幅利下げ観測が後退し、ドルが対ユーロで急速に買い戻された事から、対円でも次第にユーロは売りが優勢となっていった。
今日の東京市場でも海外市場の流れを引き継ぎ、円買い・ユーロ売りが先行して始まった。しかし、その後は日経平均が堅調な動きを見せた事で円の売り戻し圧力が強まり、円は昼にかけて伸び悩む展開となり、162円48銭まで上げ幅を縮小する場面もあった。
午後に入ると、午前の円売りも一巡し、ポジション調整から円が162円付近まで戻した後は、今夜のイングランド銀行とECBの金融政策の行方を見極めたいとの思惑から、見送りムードが強まり小動きとなっている。