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インプレ | Impression Bridge (記憶を跨ぐ)

8050これは読んでおくべき「親子共倒れ」社会の現実 Kindle399円

8050問題という言葉を聞いて

Amazonの今日の日替わりセールとなっているKindleの書籍に目に止まった。

これは介護がするものと、介護されるものが逆転現象となっている状態でもある。読み進めてみると、この本のベースになっているのは、NHKこの記事なのだと思う。


私が知っている一面だけですが整理してみたいとおもいます。


そのページの記事には、私の住んでいる札幌市で起きた事故が載っています。



・・・82歳の母親と52歳の娘の遺体が発見されました。(引用)」とあり、「・・・医療や福祉の支援も受けていなかったとみられています。」と結んでいます。


娘は10年以上ひきこもりだったらしいが、就労ができない場合には、札幌市への相談や医療機関に出向く必要があったと思います。普通に考えれば、介護保険の制度をみても82歳の母親を介護するのが、52歳の娘だと考えます。これは高齢者の「身近に世話をする人」が娘にされていた可能性あると思います。



仮に、娘が精神病であったとしても本人がその病であると認識していなければ、病院にも行かないし、まして入院もできない。さらに、たとえ母が病院で訴えても入院はできないだろうと思う。(※通常、本人の意思がなければ入院できない現実があります。)

矛盾しているように思うが、この病が原因で事件・事故など起こした場合は別ですが、本人の意思がないのに入院をさせることはできないようです。(よく無責任になぜ病院につれていかないのだと言われてしまいがちですが、そこに本来の問題の根があります。現実は、本人が病院に行かない限り受け入れてくれないのが普通です。)


買い物や食事の世話は母親がしていたとなれば、就労支援のプログラムなどという問題ではないように思うし、医療機関へかかるまでのスタンスが、このままでいいのかという疑問をもってしまう。



『介護の前提が逆転しているのがわかっていても、対策はない。』


タバコの喫煙が近年、禁煙外来があり病気と認定されるように、「ひきこもり」も病気という支援を作り出せば、8050問題の違った切り口で救える命があるように思えます。

今日のKindle日替わりセールですが、この問題の当事者が読む機会は少ないかもしれないが、どこかまわりの人が今後考えてもらいたい問題であります。

 

8050問題の深層 「限界家族」をどう救うか (NHK出版新書)
川北 稔
NHK出版



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