時たま日記

日々思ったことや起こったことなど...
簡単に言えば日記帳みたいなモンです。
 殆どSMAPに関することカモ...

日航機墜落事故に関する本

2005-08-11 02:57:55 | テレビ..。
この前書きました
日航機墜落事故に関しての本2冊注文しましたが...やっと読み終わりました
読み終わった感想です
...といってもなんて書いていいのやら

とにかくこう言う本は実際に読んでみなければ分からないかも...。
人それぞれ感じることは違うだろうし..。
今年4月に起きた脱線事故でもそうですが..
どんな大事故でも遺族の方たちの"悲しみ""苦しみ"..は実際に体験・経験された人でなければその辛さははかり知れないと思う。
12日が近づくにつれて新聞などでもこの日航機墜落事故に関しての記事も多くなっていき目を通す機会も多くなってきていますが...
私自身"日航機墜落事故"については飛行機が群馬県の御巣鷹山という山( 正しくは近辺の山だそうです )に墜落した以外にはこの時期になるとニュースや新聞などでたまにちょこっと放送したりしてたのを見た以外殆ど知りませんでした。

今回注文した2冊の本は..
当時群馬県高崎署刑事官に在職中、日航機墜落事故が発生、身元確認班長として夏から冬に至る127日間にわたり、身元確認作業に従事された方の著書。
です
日航墜落事故に関しての本を買ったのは今回が初めてですし..当時の状況を知らない私ですが...事故の内面的な部分が書かれた本なだけにとても衝撃的な内容でした。

「墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便」
はタイトルだけでも衝撃的ですが...内容はもっと衝撃的で読んだだけでも辛く悲しい気持ちになりました。
当時の写真が載ってたりしますが、体育館いっぱいに置かれた棺や真っ赤に染まった衣服など...もぅ驚くあまりでした。

著書は..
1985年8月12日。群馬県の南西部に位置する「上野村」の御巣鷹山の尾根に、日本航空機123便が墜落し、なんの覚悟も準備もできないまま、520の無辜なる魂が一瞬にして生命を奪われた。窓という窓を黒い幕で覆った体育館の中で、汗みどろで作業をつづける医師、看護婦、警察官らの集団。おびただしい数の死体が放つ悪臭と、もうもうと漂う線香の煙。時折、館内の喧噪をつんざいて走る女の悲鳴、号泣、そして叫喚の声。まさしく地獄絵図としかいいようのないおぞましい光景が・・・。
遺族の極限の悲しみが集約された体育館の中で、各々の職場意識を超えて、同じ思いで同化していった一つの集団の記録を残したかった。「単独飛行機事故では世界最大」などという恥辱的な見出しの下に、死亡者の人数や自衛隊員、警察官、医師などの大量動員数を並べ立てても、真実は伝わらず、また残らない。情報というのは、悲しみとか、怒りとか、汗や涙がしっかりとこもっていなければならないと思い、< まえがき より > この本を書かれたそう。

出動命令 ⇒ 身元確認作業終了までのことが書かれています。

犠牲者520人の遺体に対し実際に回収される遺体は数千体...。
それも完全遺体はごく一部であり離脱遺体が殆どと..
完全遺体といっても..
潰されて形を失った顔面。前頭部が飛んだ頭蓋。二つに切断された胴体。焼けただれて分解しつつある焼死体。手足がちぎれ、下顎骨がかろうじて首と繋がっている遺体が多く。
そして脳髄は脱出して無い。眼球は飛びだすか、めりこんでいる。肋骨はバラバラに折れ、脊柱も潰れて体が円くなっている。
手足は多発骨折か切断か挫滅創。腰の安全ベルトのせいか、下腹部で切断されているか、大きく破れて内臓が噴出している。

離脱遺体ともなれば..
肉体の離れた皮の塊。炭化して分解した真っ黒い塊、内臓の塊、毛髪と顔の皮膚の一部、手、足、下顎、上顎骨に指1本、歯牙1本...。

身元確認は主に..
顔・面接、身体的特徴、着衣、指紋、歯型、所持品、血液型・その他となり、
当時はDNA鑑定という技術がまだ確立されていなかったようで、また今みたいな真夏の猛暑の中での作業とあって遺体は事故後4日目になると急激に腐敗が進行し、身元確認、とくに離脱遺体は大変困難を極めたそうです。


と想像絶する..遺体の状況...
プロである医師や看護婦や警察官でさえも絶句し失神しそうになる..。
その中でも一番誰もが"できることなら避けたい"と思ったのはやはり子供の遺体だったという。
だって著書の中での最初の遺体を見た検視官の一言が『何だこれは・・・』だよ
それも遺体の損傷は激しいがまだおむつをした2歳くらいの幼児の遺体....。



その他にも..
著者自身も『..驚嘆し感動さえ覚えた。』という看護婦さんたち......ホントに凄いと思う。

『最後のお別れですから、元気な時よりも、もっときちんとしてやってお別れしましょう』
...という考えから。

「家族にすれば、指の1本1本、耳たぶや身体の小さな傷、痣、ホクロ、魚の目、そして指や爪の形までわかるんです。だから、その身体の一部だって家族に見せて確認してもらうんだから、きれいに、なるべく元の形に近くしてあげよう・・・」
と指示し、...これらの遺体を1つ1つ丹念に洗い、拭き、髪は櫛でとかし、縫合し、皮だけとなった遺体にはビニールに綿や紙などを詰めて復元し包帯で包む...。
著書の中には..長い髪の毛に顔の片側部分の皮だけがついている遺体にファンデーションで化粧をほどこし、3分の1ほど残っている口唇にも紅をさす。
同じ年ごろの子でもいるのか、殆ど完全遺体の、2歳くらいの女の子の身体をやさしく丹念に拭き、突然子供を抱きかかえ、その顔に頬ずりをし、やさしく何度も背中をさすっている。
頭だけとなった子供の遺体に対して看護婦さんの「この子の親になって、この子の気持ちになって、やさしく話しかけながらそっと何度も、顔を拭いてやりました。」と言う言葉には...もぅホンと感動というか、凄いとしかいいようがない。



確認作業も日が経つにつれ困難を極めていき、遺族の方は勿論のこと、不眠不休の医師や看護婦、警察官たちも肉体的にも精神的にも限界に達し..
鼻血や熱を出して倒れたり、毎朝出勤前にトイレに入り30秒間ぐらい思いっきり泣いたと言う医師や、『こんな仕事がつづくなら、僕は警察をやめる』と男泣きした警察官、遺族が「絶対に父に間違いありません」といっているが、指紋は採れず、血液型も判明しない。遺族に同情し『何でわからないんですかぁー』と泣き出す若い警察官...。
前橋方面へ帰るのに、車は東京方面へ向かってたりとか、赤信号で止まったら寝てしまい、後部車両のクラクションで起こされたり、ハンドルっを握っているけど、車はどうしようもなく左側の石段に寄ってったりと方向感覚が狂ってきたりと...ある先生は遺族の姿が見えなくなった深夜に、棺と棺の間を両手を大きく横に広げて蝶が舞うようにゆっくりと、1列目、2列目...と順にまわってたという奇妙な行動( 本人は覚えてないらしい )
異臭が身体に染み込み、殆どの医師も警察官も玄関前やアパート( 待機宿舎 )の部屋の前で全裸になり風呂場に直行。肉や魚類の食べ物が何日か食べられなかった。というエピソード等....
著者自身も家族の名前が出てこなかったりとか、ろれつがまわらなくなったり、視界が狭くなったりと過労で倒れており、著者自身『殉職者だけは・・・』っとずっと思っていたそう。
驚きというかまさに命がけと言う感じ
この本を読み終わり、著者や看護婦さん警察官たちに対して、ホンと心から『ご苦労様でした』と思った。



「墜落現場 遺された人たち」
この著書は..
大事件、大事故の現場には、どのメディアにも報じられずに忘れ去られていく汗と涙、怒りと歓びの人間ドラマが、いくつもある。日航機墜落事故に携わった関係者は、群馬県警が把握している組織、団体だけでも、13万人( 延べ )を超える。個人的な支援者や関係者などを含めた数字は、見当もつかない。私は、これらの関係者の記録を少しでも遺したい、この事故を永遠に風化させてはならない、< あとがき より >との思いでこの本を書かれたそう。

この著書では遺族の方々や日航機墜落事故に携わった方たちのその後や当時の体験などが語られてますが...
一番胸が痛かったのは...やっぱり遺書でした。

『..子供をよろしく...』 とか

『..どうか仲良くがんばってママをたすけて下さい...
パパは本当に残念だ きっと助かるまい 原因は分からない....
もう飛行機には乗りたくない どうか神様たすけてください...
ママ こんな事になるとは残念だ さようなら子供達のことをよろしくたのむ...
本当に今迄は幸せな人生だったと感謝している』 とか

『恐い 恐い 恐い
助けて
気持ちが悪い
死にたくない...』 とか

『しっかり生きろ..立派になれ』 とか...

著書にありましたが..「しっかり生きろ 立派になれ」なんて当時まだ2歳の子供に遺した言葉。
....なんて残酷な



最近航空機トラブルが相次いでますね。
航空機に限ったことだけではないけれど...。
この事故のことはあまり知らない私でも、この本を読んで思いましたよ。
っていってもこの事故に関してはいまだ謎が解き明かされていない部分が多々あるそうですが
たとえどんな原因の大事故だったにせよ、もぅ二度とこぅいう事故を起こして欲しくないし、二度とこういう悲惨な目にも遭わせて欲しくない。
著書のなかでは..遺書の中に『機内よりがんばろうの声がする...』とありますが、運命とは皮肉なものに結果的には520人もの尊い命が犠牲になってしまいました。
この人たちはどんな気持ち、思いでこの遺書を書いたのか考えるだけでも悲しすぎる

看護婦さんが著書の中で..『家族に看取られて死ねる人は幸せ』とありますが..
人が死ぬこと、それも身内が亡くなるということは、とても悲しいことですが...
やっぱりこんな別れ方だけは誰だってやですよね。
本人もきっとまさか自分がこんな目に遭うとは思ってもみないでしょうに...。


12日..もぅ明日ですね。 日航機墜落事故に関するドラマや特集があり最近その予告が流れてますが..
当時の映像を見るのははじめてなので流れるたび胸が痛くなります
12日の特番も見ようかと思ってますが...まともに見れるか ! ...私
12日以外にもNHKでドラマ、日テレで特集が放送されるそうです...

多分ボイスレコーダーが聴けたサイトと同じサイトかと思いますが...
当時の新聞などが見れます
コチラ 日航機墜落までの航跡
現場写真は.....
"覚悟して見てください"といわれている写真なのか
私は恐くて見ていませんので..分かりませんが...

日航機墜落事故
前に書いた内容と殆ど?同じ内容ですが..文が抜けてたりと自分で読んでもまとまってないというか「なんだこりゃ・・・」と思ったのでいっそうのこと書き直しちまえ と思いもう一度改めて書き直させていただきました。
まぁ書き直してはみたものの、あまり文章書くのってうまい方ではないのでご勘弁を






SMAP宇宙デビュー!野口さんへ“モーニングコール”

野口さん無事帰還 よかったですね
『世界に一つだけの花』が流れてたのニュースで見ました
野口さん『世界に一つだけの花』のピアノも弾いてましたね。
凄いですね
この模様はスマスマで いつか分かりませんが 放送されるそうです
そして慎吾出演
三谷幸喜さん脚本の映画「THE 有頂天ホテル」
来年の1月14日公開だそうです
来週のスマスマ..「スマップソングスペシャル!!」
夏休み特別企画として、スマップのシングル16曲を一挙紹介。番組が始まった1996年の「青いイナズマ」から最新の「BANG!BANG!バカンス!」までを映像とともに送る。スマップのメンバーもさまざまな映像を見ながら、思い出などを語り合う。
これは絶対録画しなければ....

そしてそして...
今週のスマステ 4...ライブ会場からの生中継だそう
他のメンバー4人..出るってことはない...か

戦後60年

2005-08-11 02:55:28 | テレビ..。

戦後60年
写真は丁度今年5月にお父さんとお母さんが旅行で広島に行ったときの写真です


8月6日は広島に原爆が投下された日。
そして9日は長崎に原爆が投下された日..です。

5日にTBSで『ヒロシマ原爆の特番』やってましたね
被爆者の証言などから出来たCGや映像で再現された原爆投下時の映像はリアルで衝撃的でした。
前にTVで見て印象的だった座っていた人の影だけが残った石段とか..
ホントに一瞬にして広島の町が地獄と化してしまったのか...。

いろいろと考えさせられました。

最後の原爆を作った人の1人、投下時の撮影者でもある博士( 名前忘れてしまいましたが.. )がはじめて広島を訪れ被爆者の人を前にして言った言葉...。

『私は謝らない、彼が謝るべきだ
...こんな言葉がある『真珠湾を忘れるな』』


博士はこの他にも
『戦時中はすべての人間に罪があった』
『恐ろしい兵器の存在が逆に大きな戦争を抑止する可能性もあります』
とも言ってた。

確かに日本も過ちを犯した..( 中国や韓国などに対してもね )
筑紫さんも"加害者と被害者の区別をすることはとても難しい"と言ってたけど...。
只..被爆者を前にしてその言葉は私もちょっと辛かった。

『原爆ドームを背にVサインする修学旅行生を目にし被爆の実相が風化したことを痛感した。』
とこの前新聞に被爆者の方の記事が載ってました。
徐々に戦争のことが風化しつつあるいま語りついでいくことも大事ですし戦争・平和について考えるきっかけにもなると思います...が
今回は丁度『郵政民営化』と重なってしまったせいか ?
NHKなどで特集されたりはしていますが、ニュースやワイドショーなどでは"郵政民営化一色"という感じであまり戦争のことに関しての特集みたいなのはなかったですね。
まぁ仕方ないのかもしれませんが...。

個人的には戦争についてなど考えれば考えるほど..難しい問題というか....
只言えるのは...
戦争は"悲しみ"や"憎しみ"だけしか生まれないと言うこと。
そしていつかこの地球上から"戦争""核"が無くなると願いたいこと。
...とどれも典型的な答えではありますが
でも地球上から"戦争"や"核"を無くすことなんて簡単のようで難しいんですよね...

はぁ~..自分にはあまりにも大きなことで難しいです...

でも今年は戦後60年という節目の年でもあり、ここ数日ドラマや特番で"戦争""平和"などについて考えるきっかけができたので良かったです。

いろいろな人のブログ見てみてください。
ヒロシマ ナガサキ