Q:
雨が降ると、必ずといっていいほど、水溜りが暫くあります。しかしどうしても芝生の庭に、あこがれています、手入れが大変でしょうが、あのグリーンのイメージがとても好きです。その前に今の状態のままで、芝を張っても問題ないんでしょうか?また問題があるのであればどうすればいいでしょうか?
A:
まず地面の表水を勾配をつけて、タメマスなどに流れ込むように、できているでしょうか?まずここがひとつのポイントです、新築工事をされたということですが、まず整地作業は、メーカーがするべきものだったのか、誰がするべき契約だったのか、確認してください、新築工事であれば、おそらくメーカーの仕事と考えます。これは(表土の調整)させるべきでしょう。いずれにしても今の状態では、芝は育ちません。
その後なのですが、おそらくここまでは、契約されていないと思われますが、真砂土でどのくらいの深さを、均しているか(一般的に10cm位)、その下の土の様子はどうか、スコップで少し掘って、確認してください、その下が粘土質のような土であれば、最低あと20センチは、改良材などを混入して土の性質を変化させる必要があります。また下の土が粘土質である場合水はけは悪くなる一方で、しまいには苔状の草がはびこってきます。そうならないためにまず。
1、暗渠排水で水が抜けるようにする
①30cm以上堀込み10cm位砂利を引いてつき固める
②暗渠パイプを置きタメマス等に水の流れを、つけるように勾配をとる
③パイプの周囲をパイプの穴よりも大き目の砂利で全て包み込むようにする。
④土で埋め戻してプレートあるいはローラーなどで固める
⑤タメマスに向かって表土を流れ込むように均す
以上の事をするとともに、大きな拳骨位の大き目の石を土の深いところに積み重ね、直径、40cmくらいの自然のタメマスを、深いところに埋め殺しましょう。数箇所、設ける事で結構、効果があります。
いずれにしても新築時に、外構工事を依頼される時は、土の性質まできちんと、把握して、後々、水はけで困ったりしない、仕事をしてくれる業者を選ぶと、2度手間にはなりませんね。