ボランティアグループきずな活動BLOG

東日本太平洋沖大震災復旧・復興ボランティアグループ「きずな」の活動ブログです。

特派員さゆっぺの仙台滞在報告(3)海辺の地域と仙台市街地

2011-04-20 09:57:42 | 報告
本日の活動報告です。

8:30 宮城野区災害ボランティアセンター到着
    到着後、ボラセンスタッフ、運営ボランティアの方々と顔合わせ
    作業の引き継ぎ
9:00 ボランティア受付開始
    支援班にて、受付業務。ボランティア送り出し。
    備品整理や、清掃など
11:30 休憩
12:30 車を出していただき、津波被害の大きな
    宮城野区、若林区、多賀城市を車窓から視察
14:00 ボラセン帰着後、ボランティア対応
    清掃、システム変更(使いやすくなるように)
16:15 班ミーティング
16:30 全体ミーティング
16:45 終了

宮城野区災害ボランティアセンターの立地
宮城県仙台市新田東4丁目 1-1
(Blog:http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10074

体育館が2つあり、
大きい方が避難所(蒲生地区の方)、小さい方がボラセン。

同じ場所に避難所とボラセンがあるということで、
いろんな問題が起こっているもよう。
(特に避難生活が一ヶ月を超え、
避難者の方々はかなりストレスフルになっておられるとのこと)

そのため、本日よりボランティアと被災者が交わらないように
入り口を分けるなど、導線の配備が行われた。

ボラセンの仕組み、避難所について感じたこと等は明日に説明。

天候が雨により、ボランティア派遣の要請も少なかったので
(泥かき等が主な要請であるが、雨だと作業できないので)、
現地民のボランティアの方に、宮城野区、若林区、多賀城市の
津波被害の大きな地域に連れていっていただいた。

津波の被害があった地域は報道等で目にはしていたが、
街としての機能を取り戻している仙台市街地と、海辺の地域のギャップに
大きな戸惑いを感じた。

車でものの10分くらいなのに、急に異世界が広がるかのような感覚を覚えた。

現在は、道路も車両が通れるようになっているが、
一週間前は無理であったとのこと。

潮のにおいがきつく、声も出ない。

人が住んでいる、もしくは住もうとしている地域の
瓦礫やヘドロの撤去作業はもう終わりを迎えつつあるが、
畑や田んぼなど、人が住んでいない地域は、
未だに車や流され潰された家、電車、松の木などが
津波が引いたままの状態で取り残されていた。

どうやら22日から重機が本格的に入り、整地されていくようである。

車でそのような光景を見、車で走りながら、
その場で生活していた人々のやるせなさ、無念さを想像し、
これからどうなるのかわからないという不安がとてもあるだろうと思った。

<仙台市街地の様子>
所々、道路に凹凸があるくらいで、
街の様子は地震があったとは思えないまでになっている。

4/17にガスが全面復旧したことも大きいと思われる。
飲食店ではメニューの規制などが行われていたようだが、
今は平常時と同じように戻っているとのこと。

スーパーの物資も、関西のスーパーと変わらない様子だった。
電気をつけ、明るくしてやっていこうという様子が見られた。

以上、報告と雑感でした。

明日も雨模様のようなので、屋内作業が主となるようです。

それでは。


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