さて屯門駅の窓口で屯門南昌全日通という1日券を買って新界LRT乗車を進めていくとします
ホームの案内表示機では次の列車の路線番号・行先・両数が表示されます。(始発駅では発車時刻も)
LV1台風シグナルが発令中。「800km圏内に香港に影響を及ぼす可能性がある台風が発生中」だそうですが、ともかく蒸し暑くて暑くて
台風が近づいてくるから熱い空気が押し出されてきてるのかな？？
字だけ見ると一瞬高温注意報の類かな？と思うぐらいに熱いです
各系統の運行間隔などが掲示されていますが正直おおざっぱすぎて使い物にならないですね。オフィシャルサイトでは初電終電は全駅時刻が掲載されていますが・・・。98～99年頃は、「10:00～12:40 8分間隔」のようにまぁまぁ細かく載っていた時期もあるのですが・・。
始発駅では発車時刻が表示されているのでダイヤはちゃんと決まっているようなんですが・・。
現状MTRの機場快線(エアポートエクスプレス)東涌線・西鉄線など一部路線は「MTR next train」アプリでリアルタイムな運行情報が見れますが、このLRTは全くそういったものはなし。
ほぼ全線専用軌道といっても信号待ちや前列車の発車待ちなどで遅れることもあるので、LRTこそリアルタイム位置情報があるといいと思うのですが・・。Webやアプリでの接近情報提供をしている香港島トラムよりも遅れていますね。
まずはここで少し観察と撮影を・・。
ここ屯門駅に来る路線は、505・507・751の3路線。日中は概ね７～10分間隔ぐらいで運転されているので、3～4分に1本ぐらいの割に来ます。(詳細な運転間隔は未公表)
時には続行状態になって後ろで順番待ちをしている時も・・。
5年前、2012年の時は新塗装の車両(新造車＋初期導入車両のリニューアル)が入り始めた・・ぐらいな感じでしたが、見た感じかなり新塗装車両が増えてる感ですが、まだまだ旧塗装車がいますね
ホームは相対式2面2線で長さは3両強ぐらい。縦列に2台止めて・・というのは見なかったです。
完全ループ線折返し方式で進行方向右側にはドアがないです。
この屯門駅はLRTは1988年の開業時に開業(当時は新発駅)。その後2003年に西鉄線開業に併せて高架化されています。高架工事中は運休して、大手3社のバスのボロ車をかき集めて代行バスを走らせて対応していたそうで・・
他にも開業当初は地上だったのが踏切対策高架化された区間があったり、近代的な路線ながらに色々と変化があるのも面白いところですね。
よく見ると隣の駅、杯渡駅や分岐線が見えます。杯渡駅を発車してこっちに向かってきたと思ったら、こちらに来ないで分岐してしまう列車があるのがなかなか面白いところですね。日本も路面電車全盛期は各地で「こっちに向かってきた電車が分岐しちゃってこない」、みたいな光景があったのかな・・・と彷彿させられます。
ちなみに杯渡駅を通るのは615・615Pの2路線のみ。この2路線は屯門駅には来ないです。
LRTが出来た時は西鉄線の計画はなかったので、路線配置などで西鉄線との乗換駅の主要駅を目前に通り過ぎてしまう運行系統が出来てしまうのかなと・・。
さて507・田景行きに乗って移動することに。
電車の中から先ほどの屯門駅を見ると、川の上にあるのがわかります。
後年になってから建設されたから他に用地がなかったのかな？？
次にやってきたのは大興南駅。新界LRTではレアな併用軌道区間です。
リザベーション化されていない併用軌道はここと友愛駅周辺だけ。
背景の南国ぽい木といい、アメリカンスタイルな高床LRTの組み合わせがアメリカ西海岸ぽくていいですね。まぁ私はアメリカには行ったことはないので想像の世界ですが・・・アメリカにはこういうタワーマンションあるのかな？？
ちなみに車体幅は狭めなものの車体長は日本の一般的な通勤電車と同じく20m。
幅が狭いのでスリムにみえます。
この大きな車両が「カンカン」と鐘を鳴らして走る姿はなかなか可愛らしいものですね。
ホーム横を2階建てバスが通過するシーンも。バスの1階席からホームを見るのも面白そう？？
路面上の表記は香港島トラムでは「TRAM STOP 電車站」でしたが、こちらは「RAIL STOP 軽鉄站」
やはりこっちはトラムじゃないんですね。
道路はこちら側のホームに面している線路上と中央で北行の2車線。写真奥側(反対側)のホーム前の線路の部分は車両進入不可。
2両編成の連結部分を横から。急曲線を曲がるためか、台車が一般的な電車によりも車両の内側に寄って付いているのがわかります。
＜次回に続く＞
2017/12/21 1:42(JST)
