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グルーポン系クーポン(共同購入型クーポン)を考える

日本では2010年に登場したwebの共同購入型クーポンサイトのグルーポン。

特に飲食店で通常価格の半額かそれ以上というお得な金額で利用できるということで一躍注目を集めました。

クーポンサイトは定価の50%OFF などの破格値で指定のメニューで使えるクーポンチケットを販売。販売価格のうち半分がサイトの取り分。半分(50%OFFなら定価の4分の1)が店舗の取り分。のようなシステムになっていると言われています。

定価の4分の1と聞くと一見商売になるのか疑問を感じそうですが、一般的に飲食店の原価率(材料費率)はかなり低い反面、盛況であろうとガラガラであろうとかかる、家賃・光熱費・人件費などの固定費率が重く、宣伝目的も含めて破格値であってもお客さんを呼んだ方が得。という100円マックなどにも似た構造で成り立っているよう。

こういった共同購入型クーポンサイトはグルーポンの他に、リクルートのポンパレ、GMOのくまぽんなどいくつもの会社が参入。一時はテレビなどでもよく登場してブームになりました。


しかしながら、クーポンサイトが本格始動してからそれほど経たない、2010年末~2011年正月に起きたグルーポンの「バードカフェ・おせち事件」
通常21000円を半額の10500円で発売されたバードカフェのおせちセットが配送されてみると、中身はスカスカ、とてもとても21000円どころか10500円の価値すらもないゴミ同然の代物。という報告がネット上で続出して明るみに。

またクーポンを買ったら意識が低い飲食店主にゾンザイな扱いをされた。という話なども出てきました。客の側からすれば「安く出すのが嫌ならばそもそもクーポンをやるなよ」というのが本音。
この他にもグルーポンの営業がノルマをこなす為に強引な営業を行い、正式な契約をしていないにも関わらず勝手にクーポンを発売したというような話も出てきました。

「バードカフェおせち事件」を契機に悪い方向で一躍有名になってなってしまい、種々の問題も明るみなり、この手のクーポンサイトは登場からさほど立たないうちにブームは急速に去ってしまい、大きく出鼻を挫かれた感を感じます。

現状では業界2番手以降の「ポンパレ」や「くまぽん」はクーポンの種類も少なく今ひとつといった印象。


さて私も時々食事系の記事で「グルーポンクーポンを使って」という記述が登場するので、お気づきの方も多いかもですが、今までにクーポンを使って色々なお店に行ってみました。その中で感じたクーポンをお得に使う為のポイントをまとめてみます。


予約必須は曲者?
「予約必須」のクーポンを買って予約を入れようとしたら「クーポン枠」が決まっていて結局予約が取れないで期限が切れて・・。という話もありましたが、そもそも「枠」があろうとなかろうと、クーポン販売で普段よりも混雑が予想される状況で「自分の希望の日に予約が取れない」ことが頻出するのは当然といえば当然な話。

「予約にあわせていつでも行ける」ようなお店ならともかく、基本的に予約必須なだけでスルー。買おうとは思わないですね。

時々宿泊施設系の格安なクーポンが出ている事がありますが、希望日に予約が取れるのか?というのを考えると、やはり躊躇しますね。さらに宿泊施設ならホテル予約サイトなどで結構安いプランが出る事もあるので、これまたクーポンに拘る必要がないのかなと。

余談ですがクーポンではないお食事券で「予約必須」の記載があったものの、予約必須とは思えないお店。念のために問い合わせたら「来店日時が決まっているなら、予約してもらえば混雑時もすぐ案内できる。空席があれば予約なしでもOK」というお店もありましたが、これはレアケースかも。


営業時間・クーポン利用可能時間帯・可能日に要注意
利用可能な時間帯・利用可能曜日が限られていたり、そもそも定休日が多いなど営業時間が短いお店もちょくちょく存在します。また週末は要追加料金というケースも。

私の場合、横浜や都心方面でも平日に動けるので「平日限定」のようなクーポンでも構わないというか、それはそれでありがたいのですが、原則土日しか動けない人には無意味。
利用条件の欄をよく読めばこの辺りは明記されているので事前チェックは欠かせない他に、有効期限自体が短いケースもあるので要注意ですね。

また2人以上利用限定のクーポンを買ったものの、結局同道者と予定があわず無駄になった。という思い出もあるので人数限定があるのものはやはりスルー。2人分買う時も1枚ずつ買って最悪1人で2回使えるようにします。
もう有効期限間近にクーポンで1度にクレープ2つ食べれてハッピーです(泣)みたいな


こういったことを総合すると、クーポンをお得に使えるかどうかはその人次第。直感で飛びつくのではなく、「利用条件」や「説明」などをよく読んで自分の予定にあうのかどうか?というのを吟味するのは必須だと思います。
そういう意味では昨今話題のLCC航空と同じで、よく調べたり利用条件を確認することなく「とにかく安い」という評判に飛びついてしまうと結局はクーポンが無駄になったり、思ったより安くもない。ということになるのかなと。

またクーポンに限りませんが、利用前提や求めるものは人それぞれ違うので、他の人の口コミというのも、案外に役立たないもの。一口に言えば「難しい事は考えないでさっくりいきたい」という人には向かないのかな?と思います。


これは利用者側のみならず、店舗側も同じで「クーポンを弾みに集客や知名度向上に繋げられるのか?」というのはやはり店舗側の十分な戦略や努力が必要で「クーポンを出せさえすれば、集客に弾みが付いてリピートしてもらえる」という安易な考えでは、やはり将来に繋がらないのではないかと思います。

実際にいくつものお店を回った中では、次回以降使える割引券をもらえたり、サイドメニューなど追加注文用のメニューを用意していて、気軽に追加注文出来る戦略的なお店もあれば、メニュー自体頼まないと持ってきてくれないなど、追加注文で稼ぐ気がなさそうなお店もありました。

お客の側から見るとクーポン利用の場合、定価を考えれば激安な他に事前に決済が済んでいるため利用当日の店舗での支払はなし。なので追加注文をしても支払額は安く、気分的に追加注文のハードルは低いように思います。

まぁ追加注文で稼ぐといっても一部の美容院やエステ系などでよくある、とにかく強引に追加を勧められるようなお店には閉口。お店に対する印象最悪になりますが。


また儲からないクーポン利用だからといって、ぞんざいに扱われるような店には定価を払ってリピートしたいとは絶対思わないですよね。




こちらがグルーポンのクーポン本体。PDFファイルで提供されるのでそれを印刷したもの。
PDFをダウンロードしておけば紛失の心配が無いのは安心ですね。
(この写真は既に使用済みのもの)

スマホなどモバイルの画面を提示するタイプのクーポンもある模様ですが、私はモバイルの方は使ったことがないので詳細は不明。モバイルタイプは、お店で見ていたらお店の人がお客さんのスマホの画面をスマホ読み取っていました。
店舗での処理の都合上?印刷して持参する事が推奨されているよう。

下部に書いてある説明は、各クーポン共通のもの。



クーポンのPDFファイルは2ページ構成でこちらが2ページ目。購入画面に記載されていた「ご利用上の注意」が書かれていますが、この為に1枚印刷するのは正直無駄。

クーポンにはお店の地図やクーポンのメニュー内容などは記載されておらず、地図が必要なら自分で調べて用意しないと。なので不便ですね。
ポンパレクーポンは確か1枚に地図やクーポンの内容なども入っていて利用者本位だったような。余白が沢山あるんだからグルーポンもこの辺りは改善して欲しいですね。


といったところでグルーポンを中心にクーポンサイトについて考えて過去の経験なども踏まえて考えてみました。実際に私が行ったお店でも、とても好印象でその後時々リピートしたようなお店もあれば、「この内容を定価で払う価値はない」と感じたお店もあります。
ホットペッパーなどの割引クーポンでも同じ話ですが、本当に安くて美味しくてお得感があるようないいお店は、往々にしてクーポンの類を出していない(出さなくても十分に集客できる)というのもあります。

そういった種々の部分を踏まえた上で、時々チェックしているとお得なクーポンが出ていたりで、色々なお店に行ってちょっとしたリポートを書くのは好きな私には好都合。
またブログ用の他にも、デートで活用したりとか色々お得に使えそうだなと思います。


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2014/7/22 0:05(JST)
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