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2020年沖縄の旅(その24・沖縄県営鉄道の転車台遺構とまとめ)最終回


さて首里城から歩いてゆいレールの儀保駅にやってきました。


儀保駅の近くには随分と古そうな建物を発見!沖縄の建物は四角い建物ばかりなので屋根が斜めになっている建物は珍しく思います。もしかしたら戦前からの生き残り?この辺りは戦争の被害が少なかったのでしょうか??

こんなところにもミスターキンジョウホテルがある。今までホテルがないような街にもホテルを建てまくってる、沖縄版の東横インみたいなものかな??
キンジョウホテル、沖縄が伝わってくるホテルなのかどうか大変に気になるところですね。


首里城から儀保駅が見えたので儀保駅からも首里城がみえるはず。とみてみると・・写真左側の辺りに石垣などが見えます。正殿が焼失する前は正殿も見えたかな??

この辺りのゆいレールは夜にしか乗っていないので、少し時間があるのでてだこ浦西方面の電車に乗って空港とは逆方向に進んでみます。
時刻表を見ながら何処かで降りて反対列車で引き返すかな??と思うものの電車は一駅一駅だんだんと・・・。
終点の一つ手前の浦添前田駅の手前辺りで反対列車とすれ違い。てだこ浦西駅はホーム片方しか使ってなかったので次の列車が今乗ってる電車の折り返し・・。結局戻るタイミングを失い終点のてだこ浦西駅まで行くことに。


乗ったまま引き返すか・・と思うもこの電車はかりゆし水族館の全面ラッピング車両で窓に張ってあるフィルム越しになって外の景色がよく見えない!😠 写真も撮りづらいので、仕方がないのでてだこ浦西駅で降りて次の列車を待つことに。
この時間のロス(約8分)が非常に痛い😨


せっかく8分ロスして1本待ったので、ここで車窓風景を動画で紹介します。
経塚駅手前から石嶺駅間です

ここは昨年10月の延伸区間、延伸区間のうち経塚~てだこ浦西駅間が浦添市なのでこの動画中のどこかが浦添市と那覇市の市境のはず。
車窓のお墓群に目を奪われますが、駅の近くなので何年か後には再開発でマンションなどに建て替わるのでしょうか。
車窓から見る街の都市化具合は横浜郊外辺りと変わらないですね。




最後に旭橋駅で下車。旭橋駅最寄りの那覇バスターミナルには昔の県営鉄道の駅があった時代の転車台の遺構が保存されているという話なので最後の時間で見ていくことにします

那覇バスターミナルはOPAや県立図書館その他あれこれが一体化した巨大な複合再開発ビル。1階部分がバスターミナルになっているよう。
今回の旅行で何台かバスに乗ったものの、那覇バスターミナルは利用していないのは来たのは初めて。
バス路線を色々検索していたら、那覇から何処かに向かう路線のかなりはこの那覇バスターミナル発着な様子ですが、昨日の東京バスなど新規参入系の会社は乗り入れていないようで。


停留所の標識もデジタルサイネージで発車時刻が表示されたり進んでますね。



内部にもバスがずらり。よく見ると地下に向かう坂道が・・。地下にも待機場か何かがあるようで。横浜で例えると上大岡のバスターミナルをかなり巨大化したようなイメージの施設ですね。

沖縄には中長距離鉄道(電車ではなく列車)の駅がない代わりに、このバスターミナルが駅の役割をしているのでしょうか。

それはともかく目的の県営鉄道の転車台跡は何処にあるのか・・。探しまわっても時間が過ぎるだけ、運よく案内所のようなものがあったので聞いたら、旭橋駅とバスターミナルの間の連絡通路のところだそうで・・。



連絡通路の下に発見。ここは最初に通ったところ😅 徒に探しまわってしまいましたが、お陰で駆け足とはいえバスターミナルの見学ができた形になりますね。
この遺構は2018年10月オープンの今の新しいバスターミナルの再開発ビルの建築工事中(2015~2016年)に発見されたものだそうです。工事の都合などで発見された場所からは10mほど移設されているとか。



転車台の遺構のといっても軽便鉄道なので直径(6.8m)もかなり小さめ。この小ささでよく機関車が回転出来たなと思うぐらいですが、それだけ機関車が小さいということですね。小さな機関車が「よいしょよいしょ」と頑張って列車を引っ張って走ってる姿を想像しますね。



転車台に載っている機関車の模型も展示されていて構造がイメージできるようになっています。周囲の柵には当時の写真も展示されていて、往時の姿を想像させられます。



この場所は小さな遺構とはいえ、模型や写真展示など往時の県営鉄道の姿を伝えようという意気込みを非常に感じさせらます。
昨日の与那原町の資料館のムービーでも「正式な廃止届は未だに出されていない」と鉄道復活を待望するような台詞がありましたが、沖縄の人達の鉄道に対する思い入れを感じます。



少しの残り時間でバスターミナルの待合室併設のファミリーマートでさんぴん茶を買って駅に・・。羽田空港から家に帰る間とかに飲み物を買うぐらいなら、今のうちに沖縄のものを買っておきたいです。結局は飲まなかったので今でも未開封のままで💦

今回の旅行最後のゆいレールに乗って那覇空港には18時過ぎに到着。飛行機の出発まで45分、保安検査場の締め切りは20分前なので残りは25分


那覇空港に着いて急いで1階の空港食堂に向かいます。
ここも本などに結構乗ってる有名店。沖縄料理が安くて美味しいという勤務者向けの食堂ですが一般客も歓迎しているそうで・・。

ここで弁当や定食のテイクアウト販売をやっているそうで夕食を買ってきます。旅行の時は、ぎりぎりまで遊んでいるので夕食を買う間もなく結局東京に着いてからお腹が空いて・・というのが過去結構あって・・。
向こうに帰ってから店に入ったり食べ物を買うぐらいならこっちで買って飛行機の中で食べたいですね。

しか~し弁当は売り切り。なので豆腐チャンプルー定食をテイクアウトで注文。店内は610円のところテイクアウトは600円だとか。
弁当じゃないので注文してから出来上がるまでの時間が焦ります。店内飲食の場合も食券購入→係の人に渡して注文→席で待つ→呼ばれたら取りに行く。というシステムのよう。勤務者向け食堂だけに流れ作業のようにどんどん料理出来上がって番号が呼ばれていきます。私の分も5分強ほどで出来上がり

次は2階に戻ってコインロッカーから荷物を出して・・なもののロッカーが開かない!!よく見るとこのロッカー6時間まで200円で超過すると+100円だそうで。100円追加投入します。というか財布の中に100円玉があってよかった!
買物した荷物などを追加で預けたいものの、午前中に見たように荷物預けは3階。締め切りまで15分弱ぐらいしかないので時間的に無理そう。
荷物全部持って保安検査場に。検査場ではトレーを4つぐらい使って一人バケツリレーの如くよいしょよいしょと検査機に入れて出てきたものを集めて・・な。

空港の中のお店とか見てる暇がないけど、行きと午前中に少し見ておいてよかった??行きの羽田空港と同じく那覇空港にもクレジットカードの特典で使えるラウンジがあるようなのですが、とてもとても寄ってる暇がない!
本当は一休みできるぐらい余裕をもって空港に着くべきなのでけど、帰りはいつも残り時間を計算しながらのギリギリな。


これで沖縄とはお別れ。感傷に浸る間もなく飛行機に搭乗。


保安検査場や搭乗口などあちこちでJALカードのICをスキャンするものの慌ただしくて紛失しそう。カードを紛失すると大変なのでQRコードを印刷して持ってた方がよさそうですね。


帰りは+1000円出して特別席のクラスJ


普通席よりも大き目な座席のモニターもリモコンで操作するタイプ。国際線みたいだけど、ぶっちゃけタッチパネルの方が直感的に操作できるような
普通席が100均で売ってそうな?イヤホンだったのに較べこちらは簡易なヘッドフォンのようなもの。こまごまと普通席と違います

今回は持ち込んだ荷物が多い上にテイクアウトの食事もあったので、+1000円でクラスJにしてもよかったかな?というところですが、そうでもないなら、1000円分で土産の1つでも多く買うか、少しいい食事をするのも手かな?という気もしますね。
沖縄線は飛行時間が長いのでクラスJの人気が高いらしいですが、ネットで色々見るとコロナ前ではクラスJは満席だけど普通席の後方は結構空いてる。なんてこともあるあるのようで・・。



那覇の街の夜景がきれいです



先ほど買った空港食堂の豆腐チャンプルー定食のテイクアウトで自主機内食の夕食にします。ミニみそ汁が付いてるのもいいですが、こぼさないように運ぶのに気を使いました。
ゴーヤチャンプルにしようかと思ったものの、トーフチャンプルは食べたことがないので挑戦してみることに。野菜炒め+トーフといった料理ですね。薄味ながら美味しかったです。

こう食事をするなら広い方がいいかも??隣が空席なら普通席でも構わなそうだけど。

ちなみにこの便、最初は小さめの飛行機B767の予定だったのが1週間前ぐらいに変更になって、行きと同じ大型機のA350に変更になりました。予約の入りが好調だったのかな??なので搭乗率も3分の2ぐらいで余裕がありますね。

沖縄と東京の気温差なのか、東京に近づきにつれて機内の温度がだんだんと下がってきて肌寒くなってきます。羽田に着いたらコートを着ないと

行きに較べて帰りの方が20分ぐらい早いからか帰りはあっという間。
14分早着で20時56分に羽田空港に到着します。

機内放送で「前方ファーストクラス、クラスJのお客様から降りてその後に普通席のお客様が」のような案内が。ということは着いたらさっさと降りないといけないのか・・。ゆっくり降りるのは好きなのに(๑´ㅂ`๑)



荷物受取場では意外になかなか荷物が出てこない・・・。回り始めたらスーツケースばかり。香港や台湾みたいな近距離国際線と雰囲気が同じような印象ですね。
家に帰るまでが旅行ですとは言いますが、空港から家に帰るまでが重労働。ここからが面倒なものです。

*****

ということで、3泊4日、はじめての沖縄旅行でした。とりあえず年内に旅行記を書き上げることが出来ました。

今回はgotoトラベルキャンペーン様様な旅行でしたが、前々から沖縄に行きたいと思っていたので、沖縄の本はあれこれと読んだり断片的とはいえ色々情報は仕入れていました。
実際行ってみての感想も色々とありますが、沖縄は基地の島・街とよく言われますが、巨大な大和市のようなものだと思っていた部分があったものの、今回の旅行で回った範囲ではそうでもなかったですね。本島中部のような基地が多い場所に行けばまた違うのかもですが。

沖縄といえば独特な料理食文化もよく聞きますが、3泊4日ぐらいの旅行だと食べれる回数や量も限られるというか、色々食べたいものはあったのですがなかなか・・ほんの一部しか挑戦できませんでした。次回にまた期待ですね
ちなみにスーパーに3回行って食材を買ったので、家ではちょくちょく沖縄料理を作ってます。沖縄の食材はこっちで売っていても高いので、行った時にたくさん買って持って帰らないと(๑´ㅂ`๑)

4日間の行程をまとめると
1日目は那覇まちまーいのガイドツアーで市場めぐり
2日目はJALうたバスの観光バスで、北部の古宇利島や美ら海水族館
3日目は南部の戦跡や軽便鉄道の資料館
4日目は首里城
という内容でした。

最初から手さぐりで回る旅も味わいもありますが、やはり最初は色々案内してもらえた方が理解が深まり効率もいいだろうということもあって「まちまーい」や「JALうたバス」に参加しましたが、お陰で那覇の都市発展や沖縄の概要などについて効率よく知ることが出来ました。また予期せず親切な地元の方から色々生の声を聞けたのもよかったです。

下川裕治氏の本では「沖縄は日本とアジアの間にある」(地理的な意味ではなく文化・雰囲気など)とありますが、沖縄は日本ではあるけど海外だという印象を感じました。
やはり明治になるまでは琉球王朝という別の国であり、本土とは別の歴史を歩んできたこと。そして戦後の約27年間の米政時代ということもあるのでしょう。また明治から終戦までの皇民化教育など、今まで沖縄の歴史を知らなすぎたとも思います。今回は首里城以外の琉球王朝時代の遺跡・文化などにはあまり触れられませんでしたが、次回以降ではこちらももっと触れたいものです。

首里城の項でNHKBSドラマの「テンペスト」について書きましたが、ちょうど旅行の翌週~よく翌々週の帰ってからすぐの頃に見たこともあって、尚更に感慨深く色々と思うところもありました。
そして美ら海水族館で見たジンベエザメ、有史以前から雄大な世界で生きるジンベエザメが何処か沖縄の悠久の歴史の象徴的存在のようにも思えています。


☆10月24日の行程
県庁前10:48→那覇空港11:01 ゆいレール 那覇空港行 800円 1日乗車券購入
那覇空港11:52→県庁前12:04 ゆいレール てだこ浦西行
松尾14:08→首里城公園入口14:24 那覇バス 334・西原営業所行 240円
儀保16:41→てだこ浦西16:53 ゆいレール てだこ浦西行
てだこ浦西17:04→旭橋17:29 ゆいレール 那覇空港行
旭橋17:53→那覇空港18:05 ゆいレール 那覇空港行
那覇空港18:50→羽田空港20:56 JAL918便

交通費合計 1040円(飛行機代・羽田空港からの帰路除く) 

<おわり>



2020/12/10 5:36(JST)

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