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2020年10月沖縄の旅(その23・首里城を見学)


さて首里城公園にやってきて首里城を見学するとします。
昨年10月の火災で正殿が焼失してしまったとはいえ、やはり沖縄にきたとあらば首里城には行きたいところですね。


守礼門は首里城の入口といえる場所。日本のお城の門と違い扉がないのが特徴的ですね。


守礼門をくぐり正殿を目指して先に進みます。日本のお城と違い昔の中国の城郭を思わせるような雰囲気ですね。


更に進むと・・この登りの階段、意外に急で上るのがタイヘン。往時の王府の役人は毎日出勤するたびに下からずっと上ってたかと思うと体力勝負というか昔の人は体力ありますね。



建物の作りや雰囲気が日本のお城とだいぶ違うといっても、正殿にたどり着くまでに門をいくつもくぐらないといけないのは一緒。



写真左側の足場を組んでいるところは昨年の火災で焼け落ちた部分の修復工事中。この奉神門から中が有料エリア。
首里城址は正殿周辺が有料エリア、それ以外は無料エリアとなっていて自由に観覧できるようになっていました。昨年の火事の後、有料エリアは閉鎖されていたのが、片づけが進んで6月頃から見学が再開したそう。



焼け残った竜頭を修復する作業が見学できるようになっていました。



ゆいレールの1日乗車券を提示して通常400円が320円に割引。WAONで支払いました。
地域共通クーポン1000円で2人分800円を支払おうとしている人がいて、係員が「お釣りが出ないですがいいですか」と念入りに確認していました。もしかしたら差額200円は再建支援に・・という心意気な人なのかな??



正殿前の広場にならぶ黒いビニール袋は焼け落ちた正殿や周辺の建物で使われていた赤瓦や焼け残った木材など。マスクをしているとはいえ焦げ臭いようなにおいを感じます。

この正殿前の広場は韓国歴史ドラマなどでも見る国家的な行事の時に役人が地位ごとに並んだりする場所だったよう。全体的な印象や雰囲気として日本のお城よりも韓国歴史ドラマなどに登場する王宮や城郭に似てますね。

ここでは警備のスタッフの方が詳しく説明してくれて
昨年10月末の火災では正殿から出火し正殿を取り囲む周りの建物にも延焼してほぼ全焼。
正殿の焼け跡の片づけは今年中にほぼ終わり、来年頃から着工して3~4年程度でまた以前のように見学できるようになるのではないか。とのこと。
奉神殿の隣の足場が組まれている部分は既に再建工事に入っているそうで・・。
他に沖縄は海に囲まれているので、冬は気温は平均で15度程度、10度以下になる日は少ないものの、海からの風が強くて体感温度がかなり下がるので寒い。とか沖縄の気候に関する話なども教えてくれました。
冬に来る時は東京程は寒くないにしてもそれなりに覚悟していた方がよさそうですね・・。



王宮の裏の一番奥にある「東のアザナ」と呼ばれる場所


アザナから後ろ側の正殿跡側の眺め。
首里城は丘の上に作られていて敷地が厳しいからか正殿跡や周辺のいわゆる王宮は思ったよりも狭いような印象ですね。
正殿がないからかもですが、遠くに海が見える素晴らしい景色ですね。往時はこの眺めは王族や限られた人しか見れなかったのかも・・と思うと感慨深いものです。



浦添方面を見ると遠くにゆいレールの儀保駅(地図的には)が見えました。(望遠で引っ張って撮影 400mm相当で撮影)



ゆいレールの電車。よく見ると結構な勾配ですね(400mm相当で撮影)
大枚はたいてかった望遠デジカメが役立ちます



少し引き気味で撮影(200mm相当で撮影)
ラッピング編成よりも通常塗装の方が目立ちますね。

首里城は隠れた??ゆいレール撮影の穴場ですね。街の様子が分かるような写真が撮れます。鉄道ファンにも是非お勧めしたいですね。

それにしてもこの眺めからに、昨年の火災はかなり広範囲から見えたのでしょうね。



角度が変わりますが無料エリアからも撮影できます(185mm相当で撮影)
ただズームでかなり引っ張っているので、スマホのカメラだと厳しいかも・・。



首里城内には木々がうっそうと生い茂る場所も・・。この辺りは信仰儀式の場だったようです。



城跡の入口にある首里杜館(「しゅりもり館」ではなく「すいむい館」
だそう)に戻ってきてここで開催されていたテンペスト展を見学します


収録で使われた衣装

テンペストは2011年に放送された仲間由紀恵主演で琉球王朝末期を舞台にしたNHKBSのドラマ。正殿火災から1年を期に沖縄や首里城関連番組を放送するのにあわせて翌週(10月31日~11月7日)に再放送するPRで展示を行っているよう。

このドラマ、旅行から帰った後にNHKのネット配信(NHKプラス)で全部見ました。45分×10回と韓国歴史ドラマに較べると短くて駆け足感もありましたが、いわゆる幕末の欧米列強の船の来航、ペリー来航からの幕末、明治維新、琉球処分の中で、小国ながら独立国としてたくましくかつ誇り高く生きこうとする琉球王朝の姿には感銘を受けます。
そしてラストの琉球処分で多くの役人が徹底抗戦を主張する中で

「新興国は武力に頼り、愚かな敗北をする。先進国は外交で道を切り開こうとする 」
「日本は何処に向かうのか??」
「いずれは愚かな敗北に向かいましょう」
「ならば我々は愚かな敗北だけは避けよう」

と降伏し日本政府に対して首里城明け渡しを決める国王の台詞はまさに決め台詞。まぁこのセリフはドラマの脚色なのかもですが、沖縄は「江戸時代」ではない、独立国として「王府時代」という別の時代を刻んでいたことを改めて認識します。

さて少し余談にそれてしまいましたが、首里城公園に14時半ごろに着いて既に16時20分頃。首里城は随分とゆっくり見学しすぎてしまいましたね。観光バスの行程を見ると首里城の見学時間が30~40分程度だったりでそれだと随分と駆け足になりそう。私がゆっくりしすぎかな??

帰りの飛行機の時間を考えると18時前には那覇空港に着きたいところ。だんだん忙しくなってきます。google地図だと首里駅よりも一つ那覇空港よりの儀保駅の方が少し近いようなので儀保駅に向かい歩くことに。



駅に向かう途中に発見した謎の構造物。
解説版によれば「中城御殿の井戸」というもので周辺に4つあるうちの1つ。信仰の対象となっていたものだそう。こういった遺構が突然路上に現れるのも歴史を感じます。


儀保駅に向かう道すがら、下りだからまだ救われたものの、かなりの急坂に。この坂をキャリーケースを引いて上り下りするのは困難でしょう。
だから首里城へのアクセスは首里駅から徒歩になっているのか??



15分弱ぐらい歩いて儀保駅にようやく到着です。



2020/12/8 00:35(JST)
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