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箱根登山鉄道120周年記念運行バスに乗ったよ

10月2日は所用で小田原にでてました。
しか~し、早く着きすぎて時間が余ったので、たまたま駅前2階のぺディストリアンデッキ上のバス乗場の案内板を見ていたら、耳寄りな情報を入手しました。



9/29(月)~10/3(金)の間、箱根登山鉄道創業120周年記念として、創業当時の路線(国府津~湯本)に臨時バスを運転するとの事。
車両は原則として、箱根観光施設めぐりバス用の新型車「Skylight」使用だそうです。


なんと都合よいことに所用も思ったよりも短時間で終わったこともあって、13時5分の国府津行きに乗ることに。

出発場所である国府津駅行・ダイナシティ行・神奈中の平塚駅行が発車する7番乗場に行くと、先行の13時0分発の国府津行のバスが停車中。
運転手が他のお客さん達と話しているところ。
「そういえば、次のバスは記念の臨時便でスカイライトバスといって当社自慢の新型バスなんですよ」
と誇らしげな話が聞こえます。



13時0分発のバスを見送り乗場で待っていると、それらしきバスが到着。
直接乗場に入らず1回降車場で乗客を降ろしてから、再びロータリーを回ってからやってきました。



今回乗車した「Skylight」(スカイライト)バスの外観
レトロ風な雰囲気になっています。
(この写真は国府津駅で撮影)



側面には「120周年記念バス」である事を意味する案内が貼られています。



後ろ側はこんな感じ(これも国府津駅で撮影)
3枚窓が特徴的ですね。



運転手の他に添乗員が乗っていて、記念品をもらいました。
120周年記念カードと油とり紙(まだ開けていないので推測です)とA4の紙を3つ折にしたパンフレット

パンフレットはこのスカイライトバスの案内で、普段は御殿場アウトレット~強羅駅・湿生花園・小涌園などを結ぶ「観光施設めぐりバス」で使用されている事や時刻表が載っています。

御殿場アウトレット~強羅駅は1時間強、結構な長距離路線に入っているようです。



車内の様子。
車内は中ドアから後ろが1段高くなっている、今風の路線バスと同様な構造。
座席は紺色の生地が使われていて、通常のバスよりも上等な感がします。



なんといっても特徴的なサンルーフ
各所のレトロ風バスでは外観だけは2段屋根でサンルーフ風。というのは時々見ますが、このバスは肩部分だけでなく天井までガラス張り。

今回乗車した小田原駅→国府津駅間は街中なので眺望は??ですが、箱根山内ではいい景色が見れそうです。
私が座った後方の2人がけ席辺りだと天井の景色が見えるのでお勧めだと思います。


5分前に定期バスが出ているので、乗客は私の他に3人だけ。
途中で乗ってくる人もなく、私の他の人も途中で徐々に降り・・・という状態。しかし後半の停留所で乗ってくる人が数人。
ただ全区間乗った乗客は私だけでした。

小田原駅→国府津駅の路線に乗るのは初めて。
ずっと1号線を走り酒匂橋で酒匂川を渡るルート。時々海が見えます。
鴨宮駅はもっとも東海道線とバスルートが離れる場所に鴨宮駅があるので経由しません。
ダイナシティなどのショッピングセンター街は東海道線よりも山側なのでやはり非経由。
しかし利用客は多いようで、日中15分間隔と本数も多めです。



神奈中のレア路線、小田原~平塚線と同じルートでもあります。
こちらは休日1往復だけの路線維持系統ですが、小田原駅~国府津駅は箱根登山バス・国府津駅~平塚駅間は神奈中バスで本数が多めなので、ルートとしては希少さはイマイチ??
神奈中単独の「小田原町」バス停を除けば・・。

写真の停留所は箱根登山「ビジネス高校前」神奈中「城東高校前」と別名。
ビジネス高校というのは、08年4月に名目としては小田原城東高校と湯河原高校を統廃合で誕生した高校だそうです。

国府津駅13時32分頃発の御殿場線に乗るつもりでいたので、間に合うように国府津駅に着くかどうかヒヤヒヤ。
もし間に合わないなら次の御殿場線は14時3分頃なので、せっかくの珍しいバスなので40~45分ぐらいに着いてくれれば・・・(早く着いても待ち時間が暇なんで35分とかに着くと最悪)
と思っていたら、なんと28分頃にギリギリ到着。
運転士に途中で「これ何分に着きますか?」とか聞いたりはしてないですよ

ちなみに小田原駅からは380円・湯本駅からは600円でした。
よくよく考えてみれば折角の特別運行なので、電車で板橋まで出て板橋駅から国府津まで乗ればよかったかな?という気も。
思いつかなかったのが残念。

小田原駅ではほとんど撮れなかった、バスの外観の写真を急いで撮ってから慌てて切符を買って御殿場線ホームに向かいます。

時間があれば、もっと国府津駅前に停車中。なのが一目で分かる写真を撮りたかったのですが、次の予定の都合もあるので残念。



御殿場線ホームに上がると、1番線にE233系の31分発の電車が停車中。
東海道専用E233系の写真は持っていないので、これまた撮影できてラッキーな。
(左のE231系は乗車する御殿場線)

ホームの案内表示機を見ると御殿場線はなんと36分発。
36分発なら慌てる必要はなかったじゃん。
というところですが、忙いだお陰でE233系が撮れたので良かったです。


箱根登山鉄道120周年記念。とのことですが、これは明治21年(1888年)に小田原馬車鉄道として国府津~小田原~湯本間で運転を開始して以来。
との事だそうです。
その後電車化されたものの、国府津~小田原間は熱海線(現在の東海道線の一部)の開業もあり大正時代のうちに早々に廃止。
今でこそ箱根登山鉄道は小田急の完全子会社ですが、歴史としては箱根登山鉄道の方が古いようです。

小田原~板橋間の路面電車は登山電車が小田原まで乗り入れた後も存続して昭和31年も廃止。
「小田原に路面電車があった」という話を最初に知ったときは結構ビックリたものです。
しか~し末期の現役時代の写真は数枚しか見たことがないのが残念なものです。

今なら大雄山線をLRT化して五百羅漢~ダイナシティ~国府津・和田河原~開成等に新路線を敷設という、西湘足柄一大LRT計画を描きたいものです。


*****
箱根登山鉄道120周年(オフィシャルサイト)
http://www.hakone-tozan.co.jp/info/120info-1.html

08/10/5 2:46UP

コメント一覧

きよぴ
はじめまして~
スカイライトの記念運行は知られていなかったのか、あまり話題にならなかったような気がします。
それにしても「120周年記念弁当」というのもあったんですね。
小田原駅の自由通路の土産物店のところに色々な種類の弁当が売られていて面白いですが、
小田原でお弁当を買う機会が殆どないので、いつも見るだけです(^^;

こちらこそよろしくお願いします

maruji
http://blogs.yahoo.co.jp/maruji_512
はじめまして。 まるじと申します。

スカイライトの記念運行バスを検索していたら、こちらに辿り着きました。

3年も前の記事ですが…。 トラックバックさせていただきますね。  よろしくお願いします。
きよぴ
私も観光施設めぐりバスの新車の件は話に聞いていたものの・・という状態だったので、偶然にも今回乗れてよかったです。
観光施設めぐりの宣伝も兼ねて、折りあればまた今回のように一般路線で走らせてもらいたいものです。

後ろの3枚窓はなかなか雰囲気的にもよいですね。
車内から後方の写真を撮っておかなかったのは残念です。

小田原の路面電車ですがダイヤなど仔細は全く不明ですが、以前に見た昭和20年代後半頃の小田原の街中の写真によると、どうも単線だったぽいです。
車両的には東急玉川線から来た車両もいたというのも驚きですね。

次に長崎を訪問した際は是非その姿を見たいものです。
MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんばんは。

箱根登山の観光施設めぐりバスに新車が入った話は知っているものの、まだ実際に現物を見た事は無く、機会があれば…と思っていますが、最後尾も標準仕様ではなく独自の形状になっているのは意外で、その拘り様は横浜市営のレトロ調観光周遊バス「あかいくつ」を超えるものがありますね。
(それでも最近都営バスに既存車両の改造で登場した「東京→夢の下町」程ではないですが…)

また小田原の路面電車は随分昔に廃止されており、今ではその面影を求めるのも…という所ですが、その時に活躍した車両の一両は長崎に移籍し、今も動態保存車として姿を留めているのは驚異的ですね。

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