goo blog サービス終了のお知らせ 

(新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン

小田急のチケットレス特急券と重複発券??

以前にさざなみみさきさんのブログにて「新幹線のぞみ号」での重複発券の事例の報告がありました。

今回は私は小田急ロマンスカーで似て非なるケースに遭遇しました。
結論から言うと、重複発券の話が頭にあっただけに変に期待してちょっと失敗してしまいましたが・・・・



5日の日曜日、弟君と千葉県方面に出かける予定があり、「JR松田→新宿」の朝のあさぎり2号に乗ることに。
数日前にネットから2人分予約。
当日の1時間程前に携帯電話で「ロマンスカー@club」から購入手続きをして表示された号車・席番を手近なメモ用紙に控えておきます。
ちなみに席は「2号車6番C・D」

私の携帯電話は画面メモに記録できる容量が少なく、もう満杯状態なのです。


携帯電話で購入した場合は、チケットレスなので乗車した証拠が手許に残りません。
なので普段は、乗車前に券売機で「チケット(紙の特急券)」を取りだしてから乗っています。
しかし、今回はJR松田駅から乗車することもあり、時間的な都合もありチケットを取り出すのを諦め、そのままチケットレスで乗ることに。

JR松田から乗車して次の本厚木。
ここで降りた人の数以上に多くの人が乗ってきます。
突然、おばさんが現れ本厚木乗車の特急券を手に
「ここは私の席なんですが」
と我々に言います。

「え??ここは私の席のはずだけど・・・」

と答えますが、こちらは携帯予約(購入)のチケットレスなので、切符はなく手近な紙に席番をメモしただけのもの。説得力はありません。

向こうは「ここは私の席です」と・・・


日付を間違えたのか、それとも書き写す時に間違えたのか・・?
とも思い、念のため携帯電話で再度「@club」にログインして確認するも問題なし。
(パケット代の無駄じゃ・・と思うものの仕方が無いですね)

そもそも、日付間違えなどであれば、松田~本厚木間で車掌が巡回した時に何か言われているはずなので、私の方の責任ではないはず。

「これは噂の重複発券か!」

と少し期待しつつも、

「車掌さんに聞いてみましょう」

と私も一緒に車掌室に。

「指定の席に人が座っているんですが」
とおばさんが車掌に言うと

車掌さんはおばさんの特急券を一目見て
「これは6号車ですよ。あさぎり2号の6号車ということです」
と・・・

2号車6番
ではなく
あさぎり2号 の6号車

と重複発券でもなんでもない、なんとも間抜けなオチでした。
重複発券を期待するあまりに、私もおばさんの特急券を一目見ただけでよく確認しなかったのが、敗因と言えましょう。


「今回のようなどちらかが間違えていた」
というケアレスミスの他にも、発券システムのバグや人為的ミスで本当に重複発券になることは稀にあると聞きます。
「携帯購入チケットレス」で紙の特急券を持っていないと、こうした場合に「この席は自分の席だ」という説得力に欠ることを実感しました。

また往々にしてお互い
「この席は自分の席で他の人が勝手に座っている」
「こっちは自分の席に座っているのに変な言いがかりを・・・」
と思い込んでいたりするので尚更・・・。

またそもそも、「携帯購入チケットレス」の存在を知らない人も少なくないと思うので、携帯電話の画面を見せても納得してもらえるかどうか・・。

このご時勢、場合によっては乗客同士のトラブルに発展するケースもありうるだけに、色々考えさせられる一件でした。



小田急の特急券予約システムでは、指定された自分の席にちゃんと座っていれば、紙の特急券・携帯購入問わず、基本的に検札(車内改札)はなく、乗務員に券面・画面を提示する必要はありません。

特急券を購入し「日付・列車・席番・区間」が確かなら、特急券の原本を家などに忘れたり紛失しても乗車は可能ですが、「自分の席に他の人が座っていた」「本当に重複発券だった」という場合に、やはり説得できる証拠がないので紙の特急券を購入した際は要注意です。

ちなみにチケットレスになる携帯予約の場合は、端末の電池切れなどで画面を提示できなくても、電話番号等から車掌が持っている確認用の専用端末で発券情報を確認する事が出来ると聞きます。


現在の小田急の特急券確認システムでは
「自分の席に他の人が座っている」→「空いている席は沢山あるからとりあえず他に座ろう」
と他の席に座った場合は、
「本来の自分の席に座っている人」ではなく「他の席に座っている自分」の方が車掌から特急券の提示を求められます。
しかも下手すると「次からはちゃんと指定された席に座ってください」と注意されてしまいます。

自分の席に他人が座っている場合、「ここは私の席です」とどいてもらう事で成り立っているシステムだと言えます。
しかし特に一区間乗車や下り方面の途中駅乗車など、明らかな空席が沢山ある場合、わざわざ知らぬ人に声をかけるぐらいなら、他の空席に座りたいものです。


ちなみに「特急券を買ったものの乗り遅れた人」の席に座れば、特急券なしで乗車(キセル)が出来てしまいます。




なんといっても「あさぎりサンド」
新宿まで乗るときは是非買いたい一品です。

7号に本厚木から乗ったときに買おうとしたら売り切れな事も時々・・・。

*****

小田急/特急券予約・購入のご案内
http://www.odakyu.jp/romancecar/info/index.html

関連記事
JR371系あさぎりの車内販売メニューが判明

08/10/8 0:40UP

コメント一覧

きよぴ
以前のガマグチ特急券時代の予約システムは謎が多かったですね。
案内表示機には「空席あり」となっているのに窓口に行くと「満席です」と言われたり。
システム的に発車直前にも崩せない割当制になっていたのかもですね。旅行会社枠とかあったり??
でそのロスを無くす為にガマグチ券をやっていたとか。
当時は窓口では名鉄のように事前打ち出し券を売っていたりもしました。

ちなみにあさぎり特急化当初は、JR松田などでは松田駅専用の割当枠があり、省線口の方の係員が台帳を使って管理していました。なのでJR松田では満席でも新松田に行けば空席ありだったり。
当時は御殿場や裾野でも割当制だったと聞いています。

私は下北沢複々線完成の時期をめどに、快急と一部の急行に一部特別車導入すべきだと思っていますよ。一般車8両・特別車2両ぐらいで
(一部鉄ヲタは~べきは嫌いのようなので敢えて使っていますよw)
話すと長くなるので詳細はこの話で記事を書きたいですね

しかし快急4本化と一部特別車はなかなか相性がよいですね
さざなみ
小田急ロマンスカーは昔からガマグチ特急券がありましたから、「空いてる席に座って下さい」は、鉄道側も公式にいってましたしね。

言わば欧州などにある(らしい)指定が売れた席以外は自由席、に近い雰囲気です。

以前に初詣号ガマグチ券で3回も席を移動したことがありますよ。
そういうもんだと思っているから何とも思わなかったけど、今思うと妙なシステムでした(国鉄自由席より悪い)。

松田・あさぎりとシステムはとても相性が悪い、というか、国府津~御殿場がJR東か小田急ならば、管理人殿ももう少し快適な市民生活があったであろうに。
首都圏では興味深いエリアですよね。

ところで小田急ですが、
次のダイヤ改正では、
快接6両急行の多くが10両になるのではないかと推測していますよ。

>>無券でも発券済席は乗りトク
以前に上野の友人に聞きましたが「無券は見れば判る」らしいですから、あまり淡い期待は禁物ですよ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「小田急線+御殿場線+箱根高速バス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事