さて台北に戻る列車の発車時刻も近くなり、改札が始まります。
ここで鹿港から車で送っていただいた、嘉さんの妹さんとその彼氏と別れ、私達もホームに向かうとします。
改札では改札鋏や印のようなものはなく、青のボールペンでチェックを入れてました。
乗る列車は9時42分発の自強號1006次・基隆行
基隆といえば去年まで沖縄経由で名古屋への客船が出ていた北端の港町。
ですが、時刻表によると直通する特急列車の本数は少ないようで「自強號・海線・基隆」の表示はレアかも。
帰りの自強號も行きと同じプッシュブルタイプのE1000型ことPP車
行きがこのタイプだったので、帰りはEMU(電車タイプ)の自強號に乗りたかったのですが残念・・。
でも"kiyoPP"だし、きよ水駅から乗る列車がkiyoPP車なのは何かの縁かも??
ちなみに台湾鉄道に詳しいサイト等の情報によれば、このE1000型は導入から10年近く経過した2005年頃から設計不良等で故障が頻発。
定常ダイヤの維持もままならなくなった上に補修面でも問題が発生した結果、台湾政府は韓国メーカーに入札停止処分下すほどに。よって、現在の最新型の特急車両は日本製を導入しているそうです。
しかし・・愛知万博の年の2005年に働きが悪くなるとは・・やはり「kiyoPP」か
側面の様子
アルミ製の車体??
良く見ると前から1号車・2号車・・の順
南下(高雄方面)も北上(台北方面)も先頭が1号車なのは特筆点ですね。
(この写真は台北到着時に撮影)
側面の行先表示
海 表示は 海線経由の意味?
指定された席は5号車29・31番
ちょっとビックリなのが席の付番方式
この列車では北上列車(高雄から台北方面)で通路の左側が偶数・右側が奇数のように付番されています。なので29・31で隣同士の席です。
(そもそも編成の向きが固定されているのか分かりませんが・・・)
残念ながら座席の写真を撮り忘れてしまいましたが、なんとテーブルがない
ちなみにシートピッチとしては日本の一般的な在来線特急よりも広く、グリーン車のような足置きもあります。
ただ、裏返して靴を脱いでは足を載せる用にはなっていません。
席間には肘掛もありましたが、固定式で跳ね上げるのは不可。
途中で海沿いを走る場所も・・・
風力発電の風車が並んでいるのが目を引きます。
海線と言っても、相対的に海側という意味のようで、ずっと海が見えるわけではないようですね。
大山で運転停車して、貨物列車と行き違い。
清水で見たときは複線のような雰囲気だったけど、実は単線?
途中で車内販売が回ってきます。
駅弁(車販弁当?)も気になりますが、朝食も食べてるし時間的に中途半端なので止めておきます。
弁当は沢山売れるのか、カートの上に載せた段ボール箱に詰め込まれてます。
しかし今思えば、台北に着いたら12時過ぎなんだから、駅弁を買って少し早めの昼食にするのも手だったかな?というという気も。
清水から70分ほどで新竹に。
広い構内を擁していて、運転上の要所になっている様子。
貨車や旧型の客車が留置されているのを発見
新竹から台北まで約80キロ。時刻表によるとここまでが台北の近郊区間のような印象で、台北方面からの区間車(普通列車)の本数もそこそこあるようです。
そういえば、王心凌は新竹出身だと何処かで読んだような気が・・・。
台北近くの中壢で乗ってくる人が沢山いて、通路に立ち客が・・
更に桃園でも沢山乗ってきて満員状態に。
地下線に入り板橋に。
この地下線内の数箇所に緊急時用の仮駅・ホームがある。
という話をどこかで読んでいたので、それらしきものはあるかな?とずっと目を凝らして外を見ていたのですが、それらしきものは発見できず・・・
というところで、12時12分頃に台北に到着。
いつのまにか晩7分になっていました。
清水から約2時間30分の乗車でしたが、列車の旅はやはり楽しいですね。
次の機会には彰化より更に先の高雄方面や東海岸側など他の路線にも乗ってみたいです。
またまた切符をもらおうと改札口で切符を提示しながら、印鑑を押す真似をしたら「そっちじゃ」という感じで、改札内の台の上を指されます。
なんと、改札内の台の上に「証明印」が置いてあって自由に押せるようになっています。
自分で印を押して先ほどの改札で「謝謝」と言いながら切符を見せて改札を出るとします。
午後は台北市内の見物+買物の予定ですが、この時点で鹿港で買ったお菓子など荷物が沢山あって大変な状態。
一度ホテルに戻ることにします・・・・が、ホテルの近くには昼食を食べれる店はなさそうなので、ここで先に食事を済ますことに。
鉄道駅地下で繋がっている台北駅地下街に向かいます。
この地下街は広くて、雑貨店やCDショップなど色々なお店が並んでいますね。
自分用?のお土産として色々収穫がありそう・・。
地下街先端の方のレストラン街のようなところの食堂に入るとします。
私は牛肉麺(90元)を注文
この店は注文用紙に欲しいものをチェックして店の人に渡す。という注文方式
言葉の心配がないので、こういう店は嬉しいですね。
麺の種類を8種類から選べるようになっているのが面白いですが、「冬粉」とか名前を見てどんな麺か、想像出来ないので迷います
「確か烏龍麺はうどんだったはず・・」とか・・、良く分からないので「油麺」にしたら、一応イメージしたものが出て来て一安心・・
こちらは餃子
注文用紙に4元と書いてあって安い!と思ったら、なんと1個辺りの値段。
なので3つ注文。1個から注文できるのは嬉しいシステムですね。
日本のラーメン店とかで餃子を注文しようと思っても5~6個セットなので、「まぁそんなにはいらないかな~」と思って注文しないで終わる時が時々あるので・・・。
昼食の後はMRTのホームでやはり一度家に戻るという嘉さんと一度別れ、私はホテルに向かうとします。
次は「台北101に行きたい」という私の希望で
嘉)「shi zheng fu 駅で待ち合わせしましょう」
きよ)・・・・「しーちょんふーって何処だ~?? ・・・・・・・・・・・・!!市政府のことかな」
嘉)「大丈夫ですか?」
のような
MRTを乗り継いでホテル最寄の中山國中駅に。
荷物が多いので、乗換えや駅からの歩きがちょっと大変・・・。
1泊2日の渓湖と鹿港へのお出かけで沢山の人に会いましたが、お世話になるばかりで挨拶すら満足に出来なかったのは心残りです。
<次回に続く>
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