大沼百貨店のデパート共通商品券

みなさんは今年1月に倒産・営業終了した山形の大沼百貨店をご存知でしょうか？？

山形で最後に残った百貨店大沼、報道記事によれば近年経営が良くなかったものの、2019年10月の消費増税後は前年同月比30~40％の売上減が続き暖冬による冬物の売れ行き不振も追い打ちをかけて倒産に至ったようです。

私は大沼という百貨店は倒産時の報道で知った程度で、存在自体知らなかったのですが、なんと大沼のデパート共通商品券を持ってました

うちの親は山形県(米沢・山形地区)に縁があってお返しとか何かで回ってきたものだと思いますが、まさか大沼の共通商品券があるとは。

90年代終わり頃から地方のデパートの倒産とそれによる共通商品券の使用停止の話はたまに耳にしました。

共通なのになぜ使えなくなるのか→各発行元のデパートが信用保証している。自店商品券を日本百貨店協会加盟各社で共同で利用できるようにしているから。

とかなんとか分かるような分からないような理屈を耳にしたこともあるような。

ともかくVISAギフトやJTBのナイスショップ、図書カードのようなものとはシステムが異なるようで。

日本百貨店協会のサイトを見ると、現在までに10社が発行した共通商品券が利用できなくなっています。往時はその街を代表する企業の一つだったのかな？と思うような会社なのでしょうか。

専門店とか催事とか店員が詳しくなさそうな店でしれっと出せば使えるかも？？とか思ってしまいますが、倒産したことを知ってしまった以上そういうわけにはいきませんね。

(株)大沼の債権者になってしまったわけですが、電子マネーや商品券など、前払式支払手段の未使用残高が1,000万円を超えると法務局に半額以上を供託する制度があります。今回のような倒産に至った場合、通常の債権とは別でこの供託金から返金される制度があります。

といっても供託金は半額。そこから振込手数料を引かれるので戻ってくるのは・・・と考えるとあまり期待できません。ただ記事などによれば手続きをしない人もいるので半額よりは幾らか多くなるという豆電球程度には明るい？？話も・・。

東北財務局で6月12日消印有効の締め切りで還付申出を受け付けていたので3枚のうち2枚を送ってみることにしました。1枚は記念に取っておくことにしました。

こうなると還付手続き体験するという話のネタを買うようなものですね。

ちなみにこのサイトのよくある勘違い例として、ギフトカードは加盟店で使用可能。大沼友の会お買物券は対象外(東北経済産業局で還付申出受付)で所管がことなるよう。

東北財務局のサイトの申立書の記載例。

住所・氏名を申し立て用と控え用とで2回書くのが何気に面倒で。PDFに書き込みが出来るというソフトはこういう時に役に立つんですな・・・。

この申立書に商品券2枚、自分の住所氏名を書いた返信用封筒を同封します。

宛先は

〒980-8436　仙台市青葉区本町3-3-1　仙台合同庁舎B棟
　　　　　　　     東北財務局理財部金融監督第三課

なかなか長い名称ですね。

6月12日金曜に駆け込みで郵便局から特定記録で発送しました。流石に金券なので普通郵便は怖い。さりとて郵送代をかけたらただでさえ少ない還付額が・・・。

送料は84円+160円(特定記録)の244円。返信用封筒の切手が84円とここまでで封筒代を除き328円の出費です。

差し出しの際に郵便が混雑しているので遅れるかも？という話で、翌日13日土曜に仙台中央郵便局に到着。15日火曜日午前に配達されました。

ヤマトンの風景印があれば風景印で出したんだけど(๑´ㅂ`๑)

1週間ほどで東北財務局から控えが返送されてきました。

「還付額は申出額を下回る場合があります」とかなり高率で還付されるのか？？と思ってしまうような文言が書いてありますが、「還付が95％でも５％でも下回るは下回る」なのでしょうか？？

今後のスケジュールとしては7月中旬に仮配当額が発表。その後意見聴取会を経て、8月下旬に正式な配当額が発表。還付自体は12月中旬に還付に関する書類が発送されてから。と結構長いスパンのスケジュールとなっているよう。

商品券はなんとなく使うのが後回しなって特別な買物で使おうとか思ってしまいますが、さっさと使った方がいいですね。地元の人なら「ヤバい」という噂も入ってたりしたのかもですが・・。

さて実際いくら戻ってくるのか。今後の手続きはどうなるのでしょうか

次回に続く！？？

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2020/7/2　00:51(JST)