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2016年12月松本・長野の旅(その8・長野電鉄で須坂に)

前回から続く

さて善光寺に参拝した後は10分ほど歩いて長野電鉄の善光寺下駅を目指します。
長野電鉄では善光寺下駅が善光寺の一番の最寄駅ですが、途中の道は普通の住宅街の中の道。
行きか帰りは参道を歩いた方が雰囲気は良さそうですね。



善光寺下駅の入口。昔ながら?の地下鉄の駅といった雰囲気ですが・・・。
線路の上の道(長野大通り)は長野電鉄地下化にあわせて作られたそうで

長野駅から市役所前・権堂・善光寺下駅までの4駅分は地下区間。
長野の人は「長野にも地下鉄があるよ~」と自慢するとか??走ってる電車も地下鉄風だし



地下通路には長野電鉄や長野周辺の名所の風景が描かれた壁画があるのが目を引きますね。



こちらが改札口
一応有人駅のようですが「入鋏省略」になっていて係員の姿は見えないです。
他に人影もなく閑散とした雰囲気です。



自動券売機で須坂まで470円のきっぷを買います。
善光寺下~須坂は10.9kmで所要時間は21分。この距離で470円は結構高いですね
須坂に用事があるというわけでもなく単にお試し乗車だし、この高額運賃ではあまり遠くまでは・・・

小田急だと新松田~小田原は10.7kmで220円。日中毎時8本で所要時間は9~15分。この区間、車だと日中でも30分コースなので競争力がありますが、さて小田急の2倍以上の運賃の長野電鉄は・・・。
都会と地方の賃金格差などを考えると尚更・・・「電車に乗る」ということ自体贅沢な移動手段というか、「なかなか電車には乗らないよね」というか。

昨今の高齢ドライバーの問題も相まって、地方の公共交通機関の存廃や税金投入などに関しては色々と論議されますが、「地方の鉄道やバスは運賃高い」(相対的に車が安い)というのも考えないといけないと思います。

ちなみに夏に訪れた福井電鉄だと福井~太郎丸(福井鉄道直通区間の終点鷲塚針原の次の駅)で10.7km450円と長野電鉄と同じぐらいの運賃ですね。



さてこちらが善光寺下駅のホーム。先ほどの権堂駅といい、なんとも裏びれた雰囲気のある味のある地下駅です。
昔の京成の博物館動物園駅を思い出すというか、地下駅のうらびれ駅というと名鉄の東大手駅をイメージしますが、実は意外に綺麗。こちらの方がもっと凄い??

かなり古そうな雰囲気のある地下駅ですが、実はこの区間が地下化されたのは1981年。東京の地下鉄だと半蔵門線の渋谷~半蔵門間と同じぐらいの時期。そんなに古くないはずなんですが??



12時26分発の信州中野行に乗るとします。またまた8500系の3両
意外に混んでいて長野で改札に近いからか最後尾は立っている人もちらほらいるような具合。

ちなみに日中ダイヤでは須坂までは普通列車が毎時2~3本。特急は概ね1時間~1時間半に1本程度といったダイヤのよう。事前にある程度時刻を確認しておいた方が良さそうです。

善光寺下駅を出ると地上区間に出るわけですが、3両で座席が7割ぐらいは埋まっていて乗客も結構多いです。
さらにワンマン運転にも関わらず、地方路線でありがちな「降りる時は一番前の車両の一番前のドア・・」みたいなのもなく、各駅で全部のドアが開きます。途中の朝陽(長野から7駅目)までは複線で橋上駅舎になっている駅もあったり、一見すると名鉄瀬戸線に似た雰囲気をも・・。

もっとローカルな雰囲気の路線だと思っていましたが、車両が元東急8500系ということも相まって、思っていた以上に都市鉄道的な雰囲気を感じますね。



単線区間に入り千曲川を渡ります。道路と一体化した珍しい構造の橋ですね



村山駅で元地下鉄日比谷線の3000系と行違い。まだ3000系も動いているとは貴重ですね。



善光寺下から20分強ぐらいで須坂駅に到着です。



この須坂駅は車庫があるようで、元JR253系(NEX)のスノーモンキー号を発見。
ホームも2面4線あって更に旧屋代線用と思われる閉鎖された片面ホームの跡もあって、結構な規模で主要駅な雰囲気ですね。
また長野方面からの普通列車の一部はここで終着となるなど、長野から須坂までが一応長野の都市圏のようになっているのかも??

かってはここからしなの鉄道(旧信越本線)の屋代駅まで全長24.4kmの屋代線という路線が延びていたものの、2012年に廃止。長野駅に直接向かわない環状方向の路線にも関わらず、割と近年まで存続し奮闘していたようですが・・・。



さて屋代駅前にイオン須坂店があります。



このイオン須坂店では、2000円以上買物すると買物金額の1割分を上限に「須坂駅からの電車のきっぷがもらえる」という「お帰り楽々きっぷプレゼント」キャンペーンをやっています。これを利用してここでみやげ物などを買って電車代を多少なりとも浮かせようという作戦です。

ちなみに係員に聞いたところ、「当日中であればレシートの合算は可能」「商品券は対象外」「フードコートや入口のパン屋などテナントは不可で直営売り場のみ」だそう。


ということで早速ここで買物するわけですが・・・あまり欲しくないものを無理に買っても本末転倒。「300円分ぐらいでもいいからどっかにレシート捨ててないカナ~?」とか思うもなかなか・・・。

イオン須坂店はイオンといっても小規模店舗。食品スーパー+2階にちょっとした衣料品や雑貨。という構造で、2階の文具売り場などもみたものの、品揃えは少なく今ひとつ。
たまたま欲しいような服がセールで安くなってたみたいな幸運なケースでもない限り、金額的にはあまり期待出来なさそう。

そばの乾麺(長野といえば「そば」なので)野沢菜漬け、甘酒造り用に酒粕といったものの他に、帰りのバスの中で食べる用のお菓子やペットボトルの飲み物なども買います。
詰め替え用のシャンプー・コンデショナーとかを買えば結構金額を上積みできますが、流石に持ち帰りが大変になりそうなので



買ったものの一部。「旅先のスーパーでこういった御当地の食材を買うのが好きだ」という人なら、このキャンペーンは有効活用できるかも??



フードコートでコーヒー+たい焼き(200円強ぐらい)で一休み
こちらは「お帰りきっぷ」キャンペーンの対象外だそうで・・。最初に聞いたときにいって欲しかった
まぁ無理に注文したわけじゃないからいいけど・・



結局のところ対象分2100円程度の買物で190円分のきっぷを貰うことに。
「きっぷ」といっても色付のコピー用紙に印刷した紙片といったもので、それらしさがないですが・・・


このような買物金額に応じて電車のきっぷがもらえるキャンペーンは長野電鉄ではイオン須坂の他に、権堂駅前のイトーヨーカドーでもやっているそう。権堂のイトーヨーカドーの方が規模も大きく品揃えも多そうで、駅のみやげ物店などで売っているようなみやげ物も須坂よりも種類が多かったです。

私のように「みやげ物などを買って長野電鉄に安く乗る作戦」をやるなら、須坂よりも権堂の方が無難かもですね。

「一定金額の買物で駐車場サービス」はよくありますが「電車代を還元」。というのは珍しいサービスです。公共交通促進の為にも是非普及して欲しい施策です。
しかし実のところショッピングモールの駐車場サービスも出店テナントには「駐車場サービス負担金」が馬鹿にならない金額だったりもします。それこそクレジットカードの手数料云々なんて目じゃないぐらいの額だったりと。

須坂イオンや権堂イトーヨーカドーの場合、どうも建物自体は家主が長野電鉄(電鉄側が電車代を一定額負担??)
だから、こういうサービスが出来る。という背景がありそうですね。

次回に続く

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2017/1/22 00:39(JST)
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