(新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン

08年1月磐越西線と新潟の旅(その3・いよいよ念願の雪の磐越西線非電化区間に)

その2から続く

さてさて会津若松までやって来ました。
以前に訪問した時は、夏休みに3連休パスを使って家族旅行できたのですが、郡山からSL列車に乗るというパパと別れ、私と弟君は一足お先に会津若松入り。ここで鶴ヶ城や飯盛山などの名所を見物する予定でしたが、鶴ヶ城前で弟君が熱射病で倒れてしまい病院に行くことになり、結局見物はできなかった事があったものです。
山間の小都市だと思っていた会津若松には、休日でも対応できる設備が整った病院が複数ある、医療が充実した街だったのは意外でした。




会津若松駅自体は町外れに位置していて、どちらかといえば只見線で隣の七日町駅や2つ目の西若松駅駅の方が中心街に近いぐらい。鶴ヶ城を始めとする各観光名所へはバスで行かねばならない為、今回も時間がなく訪問は無理なのは残念です。

さて昼食は隣町喜多方の名物のラーメンでも食べようと思い、駅周辺を探すものの駅前にはサティがあるぐらいで、これといったお店は特になし・・・。
歩き回っていてもどんどん時間がなくなってくるので、ラーメンは諦めて駅舎に併設されている郷土料理店に入る事にしました。



かけそばとこづゆ(右奥)のセット。1000円
ラーメンとは似て非なるものですね。

こづゆとはホタテの貝柱で出汁をとったもので、祝い事の席などで出されるものだそうです。
なんとなく武家の料理というか、江戸時代藩都だった地らしいような。

店内に「料理によってはお時間がかかる場合がありますので・・」と貼り紙があり少々心配になり「40分ぐらいしかないんですが・・」と聞いたら「40分なら大丈夫です」との事で一安心。
なにせ予定の列車に乗り遅れたらタイヘンなので気になりますね(^^;;

ちなみに、最初にお茶とともに蕎麦で作ったかりんとうが出てきました(左上の赤い小皿)

さて食べ終わった後はお土産を買ったり、駅前のドムドムバーガーで半額130円のチキンのバーガーを間食用に買い込んで(まだ食べるのか・・)からホームに向かいます。
ドムドムバーガーは以前は時々見かけた気がするんですが、最近は珍しいような・・。



会津若松駅は何気に規模が大きく、磐越西線用の櫛型ホーム1~3番線と只見線用の島ホーム4・5番線があります。
磐越西線はここでスイッチバックする形になっていて、郡山方面と喜多方・新潟方面は同じ方向に発車する形。向きを変えずにまっすぐ行くと只見線に入ってしまいます。

雪の中の鉄道だと、豪雪地帯を通過する只見線が凄いという話を聞いて、今回只見線経由のルートも検討したのですが、全線で4時間以上かかる長距離路線のため、時間的に断念しました。
2つ隣の西若松から会津鉄道経由で鬼怒川・日光方面に抜けられるので、次の訪問時はそちらのルートも併せて乗ってみたいものです。




乗車する新潟行き。キハ47+キハ40の2両編成でそれぞれ塗装が異なります。

(写真上)
会津若松よりのキハ47は赤白塗装
(写真下)
新潟よりのキハ40は白ベースに青塗装
デッキの仕切りと一部のロングシート撤去されていました。

左窓側席に荷物を置いて写真を撮りに行って戻ってきたら、「ここに座らせてもらおうか?」と、中学生風の女の子2人組が座ろうとしていて、私に気がつき「すみません」と言われてしまい恐縮なものです。

さて会津若松を発車し新潟を目指すわけですが、会津若松~喜多方間は間に駅が5つあるのに塩川を除いて、なぜかこの列車も含め多くの列車が通過します。
どんな駅なんだろうと見ていたら、まぁ変哲のない棒駅。特に最初の堂島駅の周辺は住宅もあり止らないのが不思議なぐらい。昔は特に利用者が少なくその当時のダイヤを引き継いでるのか、SL時代の名残なのか謎です。

混むかな~と思っていたら、会津若松発車時こそ1ボックスに3~4人だったものの、喜多方までに多くの人が降りてしまい1ボックスに1~2人と閑散とした状態。
向かいの2人組も塩川で降りてしまいます。

ちなみに車掌さんが会津若松を出てすぐに数取機で人数を数えて回ってました。

喜多方を出ていよいよ山間部に入ります。



ダム湖のようなことに「荻野漕艇場」なるボート練習場のようなものが・・・



ずっと阿賀野川沿いを走りますが、途中で何回も川を渡るのでどっちに座っていても川が見えるという嬉しい線形です。
途中には小規模なダムが多いようで何箇所か古そうなダムを見ることが出来ました。

線路際の山肌を見ていると、所々に雪崩防止の柵が見えたり、洞門のような箇所があったりと積雪の多さを想像しますが、列車は到って順調に進みます。



福島・新潟県境近くの日出谷駅。寒そうですが、車内は暖房がかかっていて快適です。
乗り遅れて取り残されたどうなるのか・・・と心配になります。

磐越西線といえば「SLばんえつ物語号」で、以前も乗った事がありなかなか楽しかった思い出があります。今回もSL列車で・・と思ったのですが、なんと運転日が4~11月と12月のクリスマス頃だけで冬季は運休。で残念ながら今回は乗れません。

喜多方を出て最初の方は駅近辺ならPHSの電波も入ったのですが、野沢を出た辺りから駅停車中でも電波が入らなくなり、日出谷や津川もダメ。AU携帯の方は大丈夫でしたが・・・。

温泉宿のようなものが見える咲花駅の辺りから再び開けてきて、再びPHSも圏内に。
だんだんと薄暗く。
五泉から乗ってくる人が多くなり、車内も再び1ボックスに3~4人ぐらいの乗車率に。向かいの席にも再びお客さんが来ます。
開けてきたとはいえ積雪はあまり変わらず。新潟県に入っている事を実感します。



懐かしい名前の新関駅に・・・。
ここでも更に乗ってくる人がいます。
再び車掌さんが数取り機で数えながら車内を巡回するのを見て、会津若松から2時間半。磐越西線の終端新津駅に到着です。



新津駅はなんと4方向に分岐する要衝です。
鉄道の街ということで鉄道資料館もあるほどの地ですが、近年では首都圏のJRや一部私鉄電車の故郷としても知られるようになりました。

列車としては新潟行きですがここで20分近く停車。長岡から来た新潟方面行きの普通列車を先に通すとの事で、乗り換えるとします。
謎なダイヤですが、積雪が酷い時の遅れの影響が新潟都市圏に波及しないように、余裕を取っているのでしょか?

<その3に続く>

08/1/29 8:00UP

******
会津若松駅にはライブカメラが設置されていて1・2番線の列車の発着が分かります。
http://www.ntt-fukushima.com/sora/mado_live/jr_aizu/index.html

もしや私も写っていたのかも??

コメント一覧

きよぴ
只見線は風光明媚な路線だそうですが、いかんせん本数が少なくて乗り難いですよね。
関東方面から会津若松だと東武線経由ルートもあるものの、結構いい値段するんですよね。フリーきっぷのようなものもあるようですが、往復になっちゃうから行程的に使いづらかったりですよね
元名鉄の北アルプス用車両にも乗ってみたいものですが・・。

会津若松や喜多方界隈はゆっくり見物した事が無いのでまた行きたいものです。
病院は見物しましたが・・{汗}
DK-Kawachi
http://dkkawachi.blog58.fc2.com/
磐越西線は越後線とのセットで乗ってきたので、SLばんえつ物語号に乗って新潟から会津若松まで乗り通してきました。

その時の詳細版を今月初めから執筆中ですが、その時の行程は・・・。

大阪→<色:#0000ff>◆</色>きたぐに→柏崎→<色:#00cc00>◆</色>越後線・吉田行き→吉田→<色:#00cc00>◆</色>越後線・新潟行き→新潟→<色:#ff9900>◆</色>磐越西線・SLばんえつ物語号→会津若松→<色:#ff9900>◆</色>磐越西線・臨時快速あいづ号→郡山→<色:#ff9900>◆</色>磐越西線・快速喜多方行き→会津若松→<色:#000099>◆</色>只見線・小出行き最終→小出→<色:#0099ff>◆</色>上越線・越後湯沢行き→六日町→<色:#0099ff>◆</色>上越線・長岡行き→長岡

と言う行程で乗ってきましたが、只見線の全線通し運転の列車が3本しかなかったのと、会津若松~郡山を往復するのがちょっとネックでした。

ちなみに、私がその時乗った只見線は会津若松17:01発・小出21:10着で、所要時間は約4時間9分かかりました。
きよぴ
停車目標の乱立引上げ線は帰路の列車の車内から発見しましたよ。いやはや・・あれは本当凄いですよ
行きは新津到着の頃は暗くなっていてよく分からなかったのです。

配線図はすでに拝見しています^^色々と印象深い部分がありますが、驚いたのは白新線と羽越線が合流する新発田。
事実上のメインルートのはずの新潟~新発田~秋田方面の新発田での合流部分の貧弱さです。
今回は残念ながら白新線は乗れませんでしたが、また次の機会に乗りたいものです。あと越後線・弥彦線にも足を伸ばしたいものですね
漣みさき
以前に停車目標の乱立写真を画像板にアップしましたが、あれは新津駅のさつき野寄り引き上げ線です。気付きましたか?
また配線コミュで話題になったホームにポイントのある駅として、新津駅も0番線の残骸がありますね。ホーム淵が微妙に削られています。

新津~新潟、新潟~新発田、新発田~新津、は漣が、越後線、弥彦線はかわたさんが、それぞれ配線図をミクシー配線コミュに提示してあるのでご活用下さい。
(すこし宣伝モード)

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