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07年12月仙台の旅(その10・松島に寄ってみたよ)

その9から続く

さて石巻駅からは仙石線に乗って次なる目的地、松島を目指します。

仙石線はその昔開業時は私鉄だったことから、
「石巻駅は汽車(石巻線)と電車(仙石線)の駅が別々にあり、神奈川県は鶴見線と南武線の浜川崎駅と同様に全国では珍しい」
という話をコロタン文庫系の本で読んだ記憶がありますが、今は統合されたようで同じ駅舎になっていました。とはいえ、仙石線のホームは石巻線のホームより少し離れた場所にあるのが当時の名残なのかな?という気もします。




仙石線の電車です。山手線から来た205系ですが、ドアがボタン開閉式に・トイレ設置(次の記事で詳述)など細かい部分が改造されています(この写真は松島海岸駅で撮影)



車内の路線図です。
右から2つ目「東名」と「陸前富山」の間に陸前「大塚」駅があります。
寄ってみたいところですが、行程の関係で時間的に無理。
せめてどんな駅か車内から駅名板だけでも撮れれば・・・と思うも乗る電車は快速なので通過。

「ここは~ただ通過駅で~♪」と替え歌の予感がしてきますね。

仙石線は仙台近郊の仙台~東塩釜の間は本数も多いのですが、その先松島海岸や石巻まで行く列車は少ないのです。昼間は快速・各停が1時間に1本ずつ、せめて松島海岸まではもうちょっとあると便利なのですが。
路線図の下には「日本三景の松島海岸に行く人は、石巻行の電車に乗ってください」という意味の文章が日本語・英語・簡体字中国語・韓国語の4ヶ国語で書かれています・・・・・(注:日本語と中国語以外は単なる推測です。すみません)

さて、石巻を発車して少しの間石巻線と併走します。こっちが電化、向こうは非電化という事に目をつぶれば擬似的な複線区間のよう。途中に渡り線もあったので気動車なら直通出来るようです。
ちなみに複線なのは仙台近郊のみのようで松島海岸までずっと単線でした。

陸前「大塚」駅の事は悔しいので、通過しなかった事にしようと思い「野蒜」という変わった名前の駅を出た辺りから目を閉じます。



石巻から40分ぐらいで松島海岸駅に到着。

日本三景松島の最寄り駅ですが、これが驚くほど小さな駅でホームは細く長さも4両編成が精一杯。しかし海岸まではすぐそこ。高架のようになっているホームからは小さな駅前広場・その先に松島湾と、「日本三景・松島」の最寄り駅に相応しい立地です。

さて冬に松島に来たからには名物の蠣を食べたいものです。
駅前広場にある店頭で焼き蠣やカキフライを売っている店で、まずは焼き蠣を食べる事に。




焼き蠣です(300円です)

路上に置かれた椅子とテーブルで食べます。
もう一口でペロリってなところです。殻に残っている汁を飲んだら少し潮の味がしました。

さて焼き蠣を食べた後は遅い昼食にするとします。この店でも店内でカキの定食などを食べれるようですが、折角なので別の店にも入ってみようと隣の店に入ることに。




かきラーメン 900円ぐらい。スープはとんこつ。
弟君はカキ雑炊を頼んでいましたが、こちらもつけ合わせも多くて値段(700円~800円)の割にお得な感じ。いわゆる「高いばかりで大した事無い」観光地価格でないのが嬉しいです。

来る前に調べていたら蠣が名物なもののガイド本などに乗っている店は「2000~3000円コースばかりで高いなぁ~」と思っていたので、お手ごろな価格で食べる事が出来てよかったです。

店においてあった観光地図をみると、近くの五大堂というところが名所の模様。店のおばさんに「五大堂まで歩いてどのくらいですか?」と尋ねると、
「帰りの電車の予定は・・・?」と聞かれ
「16時34分の快速で・・」と答えると
その間(1時間半)ぐらいで回れるコースを教えてもらえてなんとも親切でした。

「ここは縁結びで有名で・・」とか教えてもらいましたが、
「もしやカップルだと思われてるのか(しかも私がビシビシやってる感じのw)」と思い
「いえいえ姉弟なんです」
と言うべきかちょっと思いましたが、却って変に思われそうだ。とか勝手に色々考えて、結局言わなかったですアセアセですね。

松島は遊覧船で船上からの景色を眺めるのが名物のようですが、今回は時間も無いので断念です。



停泊中の小型船と五大堂
9人乗りぐらいの小型の遊覧船らしきものが、やたら沢山停泊していました。
後で調べたら大型の遊覧船の他に、小型の遊覧船も営業していて「25分:4人まで4000円」など比較的安価で貸切で随時出航してくれるそうです。
グループで来た時や、ちょっと豪華なデートとかにはいいかも



五大堂に向かう途中の「すかし橋」。
なんと橋板がなく下が見えます。カメラとか間違って落としそうで怖いですね。

一休さんネタのパロディで「『このはし渡るべからず』ってのは真ん中を渡ればいいんですよ」と真ん中を堂々と渡ったら板が腐ってた。というネタを思い出すような・・・。

五大堂というのは瑞巌寺の仏堂の一つで坂上田村麻呂の奥州遠征に由緒を持つ歴史あるものだそうです。印象としては蒲郡の竹島に似ている感じですね。




瑞巌寺の参道
松島には伊達家に関連したお寺も多く、瑞巌寺もその一つの模様。
松島観光では有名な場所のようですが、冬季は15時半閉門との事で既に閉まった後。
参道からお寺の並ぶ裏通りを散策しつつ、予定の電車より30分近く早く駅に戻ってきてしまいました。

今回折角松島に来たものの、天候も生憎の曇り空。それ以上に時間不足で、「かの松尾芭蕉が適切な句を詠めなかった」という美しい景色もよく分からず残念でした。
せめて折角の訪問なので、お土産に蠣を買っていこうとさっき食事した店で、1000円で10個入りのお土産用の殻付カキを買いました。
小さい発泡スチロールのクーラーケースに保冷剤と共に入れてもらえました。調理方法を教えてもらったら、蒸し焼きにするそうです。焼き蠣は網のようなものに載せて焼くものだと思っていたのでちょっとビックリ。

その11に続く

08/1/15 1:41UP

コメント一覧

きよぴ
はじめまして、こんにちは
お褒めいただきありがとうございます。嬉しいです
仙台・石巻方面の旅は楽しかったです。また行きたいものです。

「風の時」のサイト拝見させていただきました。「保存性の高いフリーペーパーを目指す」というのは凄いですね。私も後の記録になるような記事を書くことを目指したいです。
「風の時」佐藤
http://yaplog.jp/sendai_kaze/
ようこそ、我が宮城・仙台へ!
それにしても、ものすごい情報量のブログですね。
情報量だけじゃなく、活動範囲も、行動力も…。
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