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2016年12月松本・長野の旅(その9・長野電鉄のロマンスカーに乗車)

前回から続く

さて須坂では無料きっぷを手に入れる為??に長々とイオンで時間を潰してしまう形に・・・。

折角なので駅周辺の散策というわけでもないですが、駅の反対側に抜ける歩道橋上の通路に上がってみます。通路の上からは須坂駅や車庫が見渡せますが、柵が高いので写真を撮るのはちょっと大変・・・。



車庫の端の方は不要車両置き場になっているのか、部品取り用とおぼしき8500系や新OSカーの姿が・・。
写真中央の2色塗りの車両は中古車両ではなく、1980年に長野電鉄で自社で導入した新型車両の新OSカー(10系)ですが、営団3000系や東急8500系といった中古車両群に押されて、デビューから僅か23年の2003年に廃車になったそうで・・。
折角の自社発注の新型車が早々に廃車になった反面、古い中古車両群が主力として活躍しているのはなんとも微妙な状態ですね。



車庫ではJRの旧成田エクスプレス車両こと253系(スノーモンキー)がお休み中。今は特急列車はロマンスカー(HiSE)かJR253系のどちらかの模様。



須坂駅は単線区間にも関わらず、2面4線で更に屋代線ホームだった思われる片面ホームの5番線まであって堂々とした配線です。昔はもっと本数が多かったのかな?と思うぐらい。
長野方面行の電車は長野に向かって右側の島から発車という右側通行状態なのも不思議ですね・・。

ちなみに屋代駅は古そうな橋上駅舎。しかも改札階から駅前広場対面のビルまで歩道橋のような通路で直結していたり、古そうな割に先進的な構造になっていました。駅舎内は産直品の直売所みたいになっていましたが・・



日比谷線時代の原型の塗装そのままの3000系もいました。
しかも日比谷線時代のまま非冷房。保存車のような存在なのかな??



さて須坂15時発の特急ゆけむり号に乗って長野に戻ります。
車両は元小田急ロマンスカーのHiSE車(10000系)
小田急時代と外観に変化がないように見えますが、赤色の色調が多少変わっているそうですね。

ちなみに編成は小田急時代の11両(146m)から大幅に短縮されて4両編成(約58m)。小田急の旧3000系のSSE車は約70mだったので、かなり短くなっています。

15分前(14時45分)に出た普通列車の7分後に長野に着くダイヤです。ちなみにこの次の電車は27分後(15時27分)の普通列車までありません。



車内の様子(この写真は長野駅到着後に撮影)座席や車内の雰囲気はロマンスカーそのものですね。

車掌が回ってきたので特急券と乗車券の精算を求めたら、乗車券の精算は出来ないので駅で・・だそうで特急券だけ売ってもらいました。特急の停車駅は駅員がいるのかもですが、無人駅が多い路線なので車掌が乗車券の精算をしない。というのはちょっと驚きのような。



展望席の前の方は既に埋まっていましたが3列目に座れました。
3列目からも前面風景がよく見えますね。



複線だけど小田急線に較べるとそこはかとなくローカルな雰囲気のある線路を走りながら、旧東急8500系の普通列車とすれ違います。線路は東急でも池上線や多摩川線ぽい雰囲気かも??

前回の記事で「長野電鉄は運賃が高い」と書きましたが、特急料金はなんと100円(全線均一)
須坂~長野間は12.5kmで運賃は540円ですが、特急料金は100円なので合計すると640円。所要時間は普通が25分、特急は17分。
17分間ロマンスカーに乗って合計で640円と考えると、小田急の運賃+特急料金の合計額と比較して「やや高い?」ぐらいの値段ですね。(’小田急だと小田原~秦野が20.8kmで280+300円で合計580円。ロマンスカーで所要17分)

ということで観光などで長野電鉄に乗る際は、特急と普通列車の車両の差を考えても+100円で特急に乗る方がお勧めかもですね。特に湯田中までみたいな長い区間の場合は尚更・・。



地下区間に入って終点長野駅に到着します。
なんと両側のホームは普通列車で埋まっていて、この列車の到着で一瞬3線全部が埋まる形になります。
本数があまり多くないように見えて長野駅が3線あるのは活用されてるみたいで・・・

ということで長野電鉄乗車でした。地方ローカル私鉄路線だと思っていたので、思った以上に都市化が進んでる印象を感じました。ただ屋代線廃止の時に鉄道誌でも触れられましたが、長野電鉄の現存している長野~湯田中間の長野線も将来の永続的な存続が決して楽観視できる状態でもないようで・・・。

今回は高額運賃対策で須坂までの乗車としたので、その先の未乗区間の湯田中まで乗るとしたら長野に泊まってスケジュール的に1日乗車券か2日乗車券でフルに乗り倒せる時ならば・・というところですね。

さて長野駅に戻ってきてこの辺りで昼食とします。
帰りの高速バスは17時発なので残り時間は1時間30分ぐらい・・・。



昨日はそばを食べれなかったので、やはりここでそばを食べることに。
駅ビルMIDORI・3階の「食楽彩々そば処 みよ田」というお店に入るとします。



830円のとろろそばを注文することに。
いやはや流石はそばの本場、長野のそばは香りもよくて美味しいですね

私はそば湯を飲むのも好きですが、そば湯の入れ物を見ると濃い部分が底の方に貯まっているような・・。かき回した方が栄養が高い部分が飲めるのかな??とか思ったりしますが、どうなんでしょうね??

以前に善光寺の門前で食べたそばはよく覚えてないですが、味はそれなりだったことような・・。駅ビルのお店だとカード使えてポイントも貯まるのでそういう面でも安心です駅ビルといっても松本は微妙だったけど・・

食後の後は駅ビルのみやげ物街を見たりしつつ、そろそろ帰りの高速バスの時間に・・・。
駅前広場周辺の他のショッピングビルも見たかったけど、時間がないので今回は諦めます。

次回に続く

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2017/1/31 1:22(JST)

コメント一覧

八草きよぴ(kiyop)
http://yaplog.jp/kiyop/
地方ローカル線の場合、車両にトイレがないどころか、駅にもトイレがなかったりあっても水洗でなかったりするのが、このトイレ問題に追い討ちをかけますよね。今回の長野電鉄の特急もトイレはないです。

地方鉄道のような車両数・本数が少ない会社向けの小規模な処理設備や、カセット式のような簡易な処理設備で運用できるシステムが開発されればよいのですが
kusakabe-dc
http://yaplog.jp/kusakabe-dc/
大井川鉄道などもそうですが、懐かしい特急車両はいいのですが、車両のトイレが使えないのは問題ですね。
これは車両自体の問題ではなくて、会社自体に車両の汚水処理の設備がないためのようです。
急いで電車に乗って車内で用を済まそうと思って乗ってびっくり、愕然とする場合もあります。
普通、特急車両のトイレが使えないなんて誰も思いませんから。
そのことを書いた貼り紙さえ見つけられませんでした。
何処かに書いてあるのかな?
八草きよぴ(kiyop)
http://yaplog.jp/kiyop/
新OSカーは黒歴史感がある不運な車両ですね・・・。
長野~須坂のバスは須坂駅のバス停で見たら運賃700円ぐらで電車より高かったのでお勧めは出来ないかと。
須坂~屋代の代替バスは須坂駅乗換えで結構引いてくれる電車との乗り継ぎ割引があるので、しなの鉄道屋代経由で。というのはも手かもですね
MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんばんは。

長野電鉄は何度か乗車した事がありますが、さほど古くないにも関わらず早期退役を余儀なくされたOS2は1編成だけの存在で扱い難い事に加え、非冷房車である事も災いしてしまった気がします。

長野方に複線区間が存在するのも大きな特徴で、更にその一部が地下区間というのも異色ですが、地上区間は枕木も殆どが木製で昭和中期辺りで時が止まったかの様な雰囲気、大手私鉄だと名鉄各務原線辺りに雰囲気が少し似ている様な気もします。

また普通運賃の高さは相当で、長野~須坂だと首都圏屈指の高額運賃で有名な「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)の同距離より少しマシと言うレベルですが、特急料金は車両入替後も100円のまま存置していますので、これは評価できる点と言う気がします。

高額な普通運賃対策としてはフリー乗車券利用以外に、湯田中往復で途中下車なしなら「楓の湯クーポン」もおすすめですが、楓の湯に入場が前提(入場スタンプがないと復路で差額徴収)ですので、時間に余裕がないと使えず、他の予定も詰まっていると厳しいのは難点です。

あとはどちらにしても結構な出費になるなら、長野~須坂の片道をバス利用にするか、旧屋代線代替バスとの組み合わせも面白いかもしれませんが、この両者はまだ乗車した事がなく、機会があれば一度試してみたいと思っています。
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