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07年12月仙台の旅(その6・仙台地下鉄に乗ったよ)

その5から続く

さて「光のページェント」会場近くの勾当台公園駅から地下鉄に乗ってホテルに戻るとします。
地図などを見ると仙台の街は地下鉄の駅だと「仙台~広瀬通~勾当台公園」の3駅間辺りが概ね中心の繁華街のようです。
ここから仙台駅までは直線距離でも1キロ強はあり、仙台駅前だけでなく広い範囲が栄えていることが分かります。



運賃表です。初乗りは200円
郊外部の駅からのバス乗り継ぎ運賃の設定もある様子。
何回も乗るなら割引のあるカードを買ってもいいところですが、今回地下鉄に乗るのはこの1回・一般のバスに乗る機会もなさそうなので、おとなしく五橋まで200円のきっぷを買うとします。
ホテル(ホリディイン)は仙台駅からでも五橋駅からでもあまり距離的に変わらないようなので、一駅でも長く乗れるという事で五橋にしました。
値段も仙台駅と変わらないのはラッキーです。

現在仙台の地下鉄はこの泉中央~富沢の1路線のみで南北線と称しています。
ちなみに以前の訪問時にも乗車した事があるので乗るのは数回目ですが、前回訪問から4年ぐらいは経っているのでご無沙汰といったところ。
ちなみに南側の終点富沢には昭和51年に廃止になった仙台市電の保存館があるそうで、是非行ってみたいものですが、今回の旅行では時間的に訪問できないのは残念です。




写真上
券売機で買った乗車券
ここのきっぷは変わっていて、「普通乗車券 200円区間」で発駅が印刷されていません。
入場時に改札機に通すと中央部に「勾当台公園」と乗車駅が印字されます。
当日なら買った駅とは別の駅から乗ってもいい仕組みで、東急や東京の地下鉄の金額式回数券を思い出します。
さしずめ当日有効回数券のばら売りといった感じでしょうか?

写真下
仙台地下鉄の自動改札機は、経費削減のためとかできっぷを裏返しで入れると読んでくれないそうで、「印刷面を上に」と書かれています。
仙台の他は札幌もこのタイプだったと記憶していますが、東京などのどの方向に入れても読んでくれる改札機に慣れているとちょっと驚きです。
前に乗った際に試しに裏返しに入れたらやはりダメでエラーになりました。



乗車したのとは反対方向の泉中央行。
4両編成のワンマン運転です。

ホームは6両分以上用意されているようで、長さの余裕のあるホームを柵で仕切り上下で停車位置が異なるようにしているようです。プチ名古屋地下鉄東山線の名古屋駅。という感じというか・・。

ここ勾当台公園駅も駅の仙台方にある階段を降りると、富沢行はすぐに乗れるものの、泉中央行は数十メートル歩いた先にようやく最後尾車両が停車するようになっています。
乗降の多い駅で上下列車が同時に到着した時のホームの混雑緩和としては有意義な感じがしますが、駆け込み乗車の原因にもなりそうです。
実際私が泉中央行の発車を見ていたら、発車直前に沢山の人が後方の階段から走ってきてました。
ワンマン運転で最前部にいる運転士からすると、一番遠い最後尾車両の乗降が多くしかも構造的に駆け込みも多いのは気を使いそうで、ドア閉め事故の要因になりそうな気するのは少々心配な感がします。

ちなみに仙台市営地下鉄のワンマン運転としては1987年の開業当初は、福岡についで画期的で、各駅を直線の島式ホーム統一また運転台も右側に配置し運転士の乗降確認などホーム監視をやりやすくするなど、工夫されていますが今となってはホームドアがないなど後発の他路線に比べ遅れをとっています。
他にもファジイ制御を使った自動運転も開業当時は画期的なシステムで、実は運転士はあまり運転していない。なんて話を聞いたのを覚えています。

しかしそういう種々の技術面の話はおいておいて仙台の地下鉄が凄いと思うのは、この車両デザイン。
既に開業(設計・製造)から20年経っているというのに古さを全く感じません。
綺麗に掃除されているというのもあると思いますが、JR209・E231系世代の最近のJRや関東私鉄のステンレス車両で、製造から数年超たって汚れて来た状態の方が余程古いと思うぐらいです。と書くとちょっと大げさな表現かな・・・



縦長の楕円形の窓や戸袋窓のデザインは秀逸ですね。
前面非常口つきの4ドア通勤車としては決定版といえる車体デザインだと思いますね。
車内も東京メトロ6000系(千代田線)や7000系(有楽町線)の初期車を思わせるキノコ型の貫通路でありながら、ガラス張りの妻面や貫通ドアもよい構造でありデザインです。


さて、広瀬通・仙台・五橋とわずか3駅先までの地下鉄の旅です。
仙台は中心駅らしく入れ替わりがありましたが、広瀬通から乗る人も多く入れ替わらずにそのまま乗っている人も多かったです。
夜21時過ぎだからか1両に5~6人立ってるぐらいで広瀬通りで座れました。

これまた大分以前(10年前ぐらい?)に仙台の方に聞いた話では、
「開業当初に比べ利用者も増え混んでいるものの、5両化はシステム的に出来ず、かといって6両にするほどでもなく・・・」
との事でした。




車内ドア上の案内表示機。
LEDの下の部分は単なるシールで貼ってある路線図です。残念ながら走行位置にあわせて光ったりはしません。ぱっと見た目、光るのかと思った・・・。

両脇にはバス乗り換え駅と乗り換えられるバスの方面が列挙されています。



さて5分強ほどで目的地五橋に到着です。
利用者もそう多くないようで閑散としています。

次の愛宕橋駅。「あたごばし」ではなく「あい・・・」と読みたくなりますね。
ちなみに勾当台公園は「こうとうだいこうえん」と読むそうです。読みが難しく分からなかったです。

地上に出て仙台駅に戻る感じで、下に地下鉄が走ってるであろう広い愛宕上杉通を歩きます。既に21時半頃で人通りもなく寂しいというか不安になってくるぐらい。
途中で「ページェント迂回」と表示したバスにすれ違いました。ページェント会場の定禅寺通は開催中はバスは迂回運行するとの事でバス停には「この停留所は通りません」と表示されていました。
とはいえ、全然違う場所なのに、なんで迂回の表示のバスが・・・という感じです。仙台市内の地理というか位置関係が全然分からないですね。

さて途中のセブンイレブンにより夜食としてカップ麺を買います。
安さに惹かれ100円のプライベートブランドのものですが、神奈川のセブンイレブンでは見覚えないような・・・??コンビニのカップ麺は定価販売で高いのでこういう安いのがあると嬉しいです。

車の走行音以外は静かな夜の街を10分弱ほど歩きJR線のガードをくぐりホテルに到着。
ホテルの前で弟君の携帯電話に電話して、着いたら部屋の扉を開けてもらうように頼んでおきます。

その7に続く

08/1/8 13:55 UP

コメント一覧

きよぴ
仙台地下鉄の車両は設計を共通化するために、先頭車は中間車の鋼体に運転台部分のブロックを継ぎ足したような構造になっているそうです。なので運転台分先頭車が長いとか。

次回訪問時はJoyカードで「愛」の印字ゲットが面白そうですね
しかも宮城交通のサイトで見たら石巻や古川行の高速バスでも使えるそうで・・・。県内高速バス乗車体験も面白そうです
今回結局往復新幹線だったので、残念ながら郡山・福島~仙台線には乗れずじまいでした。前から気になっていたのですが・・・。

MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんばんは。

仙台の市営地下鉄も開業から20年、新しい路線というイメージがあるものの、意外と年数を経ているなという印象がありますが、外部の人間としては八乙女~泉中央間が延伸された他はあまり変化がない路線という印象があります。

ただ経年の割に綺麗に見える車両(少なくとも平成生まれでありながら、安物かつ手入れの悪さ故にボロボロで早くも廃車となる首都圏某JR線の
車両などよりはずっと良いですね)もそれなりの年数を経ている事から、最近では制御装置の交換(VVVF化)を伴うリニューアル工事が行われ、施工車両は内装が一新された他、外観も行先表示がLEDに改められているのが特徴です。
(ちなみに写真はリニューアル未施工車ですが、それでも見た目は割合綺麗ですね)

またこちらも仙台を訪問した際は、東北で唯一の目玉的存在である事もあり、何処かの区間で地下鉄には努めて乗車する様にしていますが、市内中心部の数駅では割高に感じてしまい、特に路線バスの100円パッ区エリア(仙台駅~県庁・市役所などが該当・スキップカードなども使えます)のみの移動となればちょっと乗る気には…という所です。

あと仙台の地下鉄カード(Skipカード)は、バス乗継割引(長町や泉中央などで特定路線・区間を利用した場合に限られ、仙台駅での乗り継ぎは対象外です)適用となるカードはカード自体に割引がなく、観光で訪問する人間にとってはあまり使い勝手の良いカードではないです(それでも1000円カードであれば、記念も兼ねて悪くないですが…)が、Joyカードと呼ばれる乗継割引適用除外のカード(路線バスでの利用は可能)であれば、販売金額は最も安くても3000円からとやや高めとはいえ、これでも300円(10%)のプレミアが付き、期限もないですので、こちらの手元にも一枚あります。

それとバス利用の際も含めて利用履歴が印字されるメリット(余談ながらカードを使って愛宕橋で下車すれば、「愛」の印字GETも可能)もあるかと…(笑)
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