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東京国立博物館-「孫文と梅屋庄吉」展に行ってきたよ

さて21日の日曜日は東京の国立博物館に行って「孫文と梅屋庄吉 100年前の中国と日本」という特別展を見てきました。

孫文というのは中国革命の父であり台湾建国の父と呼ばれている人物
1911年に辛亥革命で清朝を倒し中華民国樹立し、「中国革命の父」と呼ばれている人物。

去年頃から観光などのパンフレット等で「2011年は台湾100周年で・・」という記述を見かけて、
「台湾は1945年まで日本だったのに・・」とオイオイ・・と思ったりもしますが、
中華民国建国(辛亥革命)から100周年という意味だそうです。

台湾に行くと台北MRTに「中山」という駅があったり、孫文に関係する地名があちこちにあったりしますが、
台湾が好きなら孫文ことも勉強しておかねば・・・ということで、行ってみることにしました。


今回は相模大野→中央林間→田園都市線→地下鉄銀座線で上野駅に。
相模大野で快急に乗れなかったので、中央林間回りにしたものの、
今時刻表で確認したら代々木上原・表参道経由の方が5~6分早く着けたことが判明・・・むむ~

さて銀座線の上野駅から国立博物館までは10分強程度歩くので、ちょっと遠いです




国立博物館の正門
中央の入出場口の両脇にチケット売場があります。
向かって左側の「特別展チケット売場」に行ったら、こちらは「空海と密教美術展」専用。
私の見る「孫文展」の方は右側の総合文化展(常設展)チケット売場の更に右端のプレハブ小屋で売られていました

孫文展の入場料は大人800円
事前にWebサイトでクレジットカードで入場券が買えると確認していたのですが・・・
なんとこちらはカードは不可だと

オイオイ・・と思って、ダメ元で
「常設展の入場券(600円)をカードで買って、差額を払って孫文展に入るのは可能ですか?」
と尋ねたらそれならOKとのこと。

ということで、総合文化展のチケット売場に移動して、こちらでカードで600円のチケットを買うことに。
「大学生で~す」とか言ってみたくなりますが、学生証などの提示が必要と書いてあったので



中は広いです
この写真の正面は「孫文展」をやっている本館
この他にも「東洋館」「平成館」「表慶館」などの展示館が左右や奥にあって、写真1枚では表せない広さです。

ちなみに私は小学生や中学生の頃に何回か行ったことがありますが、それ以来
久々の訪問です。



目当ての「孫文展」の入口で先ほどのチケットを提示して、「差額で入場したい・・」という旨を話して、
総合文化展のチケットと交換差額の200円を払って、「孫文展」の入場券を受け取ります。



裏に「お直り」とゴム印が押されています。差額で変更する事を「お直り」と呼ぶのカナ?


孫文と梅屋庄吉ということで、中国大陸で辛亥革命を興して、清朝を倒し中華民国を樹立した孫文と、
その孫文や革命に対して資金面を初め大きな協力をした日本人の梅屋庄吉の関係を中心とする展示。

梅屋氏は香港で財を成した実業家で、孫文を初め当時の革命家に資金援助などを行い、中国(清朝)を倒す革命を陰で支えた人物だそうです。


展示自体は孫文に関するものは少なめで、その時代(1900年頃)の東京や横浜・長崎などの風景写真などの展示が主。
ほとんどが写真展示で写真展の様相です。

興味深かったのは1900年頃の清朝末期で荒廃した紫禁城の写真。
「ラストエンペラー」の映画を思い出す感ですが、映画の壮大な雰囲気に較べて実際はかなり荒廃してたような様子です。
その頃の城内の地図のようなものも掲示されていて、○○門とかの名称を見ていると、
「北京地下鉄の環状線はかっての城壁を取り壊した跡の地下に建設したので、やたら「○○門」という駅名の駅が多い」
とかいう話を思い出すような??

北京の紫禁城(故宮博物院)は収蔵品自体は大したものがない。文物としては台北の方が・・・。
とは良く聞きますが一度行って見たい気がしないでも・・・。中国は行くのが不安なので、なかなか足が向かないけど


展示品一覧をみると、前期(8月15日まで)と後期で展示替えをしているようで、見れるのは7割程度の模様・・・

全体的な感想で言えば、孫文の革命に関する展示などは殆どなく期待外れ感が。
一口に言えば「孫文と梅屋庄吉が生きた時代の風景などの写真展示」という印象です。
といっても今から100年前の写真が見れる。というのは貴重ではあると思いますが・・。

私は孫文というと、前にツタヤで借りて見た「孫文・100年先を見た男(夜明)」なる
「革命に失敗しペナンに逃れて次の蜂起を志していた頃」の映画の印象が強いので、
その頃に関して触れてなかったのもちょっと・・・。

とはいえ知らなかった事も色々あったので「行って良かった」のは確かですね。


展示を見終わった辺りで16時半すぎ。

中国の物産やパンダグッツ、書籍などがおかれた即売コーナーを見てから、
地下にある「国立博物館」のミュージアムショップもざっと見てみることに。
綺麗な図柄の展示品のポストカードとか展示品のレプリカなどのグッツなど見てるのも面白いような。
ショップはついつい気になりますね


その後駆け足で法隆寺宝物館を見ることに。



こちらは総合文化展(常設展)の扱いで特別な入場料等不要で鑑賞できます。
明治初めに法隆寺から皇室に献納されたという、宝物を展示している館です。

私が以前に来た小中学生の頃は、もっと古くて小さい建物で「宝物の保存の関係」ということで、
毎週1回(木曜だったカナ?)の公開でなかなか見れなかった思い出があります。
今では新しい建物が出来て博物館の開館日は毎日公開されているようです。

17時閉館と思っていたので、残り5分で駆け足で・・・と思っていたら、
放送が流れて「本日は18時閉館」ですとな・・・



6~8世紀までの金銅仏を展示しているエリアに展示してあった、
奈良時代以前の当時の豪族などが崇拝していたという小さめの観音像


総合文化展は、個人利用でフラッシュや三脚などを使わなければ、
特に撮影禁止を謳っている物以外は撮影可能だそうです。
一眼で真剣に撮影している方も見かけましたが、研究者のような人なのカナ?

ちなみに法隆寺宝物館を初め、総合文化展(常設展)は期間ごとに適宜展示替えを行っているそうです。
全部見るには時期を変えて何回も訪れないといけないそうで・・。

法隆寺宝物館を見たところで、国立博物館を後にすることに。

本当はもっと早い時間に来て、総合文化展もじっくり鑑賞すると良いとは思いますが、私はいつも出発が遅いので・・・・。


せっかく国立博物館に来たので、上野駅とは逆方向になるものの、京成線の博物館動物園駅の跡も見ることに。
1997年までは実際に営業していて利用できたそうですが、今は廃止になっています。

小学生の頃だったかに国立博物館に来た時は、この博物館動物園駅を使った思い出が



駅といっても地下駅だったので、地上部分には出入り口の建屋が残っているだけ。
この建屋自体は歴史的に由緒があるもののようで、最近になって照明灯が復元されたり
「博物館動物園駅跡 京成電鉄」のプレートもついています。

国立博物館の敷地の角を削って作ったような感じの場所にあって、正門からは約200m程度
正門前の通りを上野駅(JR線の線路)とは逆方向に向かって歩くとすぐ。

地図で見ると国立博物館の他に都美術館や東京芸大辺りもJR上野駅から歩くよりも近いので、
今でも駅が残っていれば、それなりに便利だったとは思うので残念ですね。

とはいえ、私がこの駅を使った当時から、駅はちょ~ボロくて怖いぐらいでしたが・・・。
映画とかで見るような「犯罪多発のニューヨークの地下鉄駅」のイメージのような。

4両編成がギリギリで停車できる程度のホームしかなく、当時も6両編成は通過。
お陰で通過列車ばかりで停車する列車は毎時1~3本ぐらいという状況だったのを覚えています。

今後も駅として使い続けるには「大掛かりな改修が必要なので廃止・・」ということなのかも。



建屋の道路を挟んで向かい側には大き目の通風口を発見。
姿は見えないのに電車の走る音が聞こえてくるのが不思議な感じです。

この後は上野公園の中を通って上野駅に戻るとします。
公園でレギンズの上から虫に刺されてかゆい


2011/8/23 00:10(JST)
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