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小田急線案内掲示の中国語表記

最近は国際化社会ということで、公共施設や鉄道の案内掲示や看板は、
従来は「日本語」のみもしくは「日本語+英語」だったのが
「日本語+英語+中国語+ハングル文字」の4言語対応のものを見かけるようになってきました。

さて中国語と一口に言っても文字表記としては大別して

中国大陸で使われている「簡体字」と
香港・台湾で使われている「繁体字(正体字)」

の2つがあります。

前者は見るからに中国語ぽい文字
後者は戦前の日本を舞台にしたようなTVドラマや映画で見そうな旧字体の漢字
と書けばイメージしてもらえるかもですが・・・

さて日本では私の知る分では、公共施設や鉄道の駅構内等で見かける案内掲示や配布しているパンフレットは簡体字によるものが多いです。


しかし先日、意識してよく見ていたら
小田急線の駅構内の掲示の中国語表示は繁体中文なのを発見




新松田駅ホームの特急券券売機



本厚木駅の分割案内板




町田駅ホームの出口・乗り換え案内

といった具合に、小田急線では案内看板の中国語表記は繁体中文表記になっているようです。



小田急公式サイト内のプレスリリース
「 (2009/07/08)訪日外国人向け外国語サイトを情報満載のグループ情報サイトに大幅リニューアルします」

http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/4694_4405528_.pdf

によると

(引用)
また、対応言語も従来の英語、韓国語、中国語(繁体字)に加え、7月1日より中国人観光客に対する個人ビザが発給されるのに合わせ、中国語(簡体字)のページも追加し、より多くの外国人のお客さまにご活用いただけるよう拡充しました。

と表記されています。

基本的に観光で日本に来て個人で小田急線を利用する中国語圏の人は香港人か台湾人
(団体旅行なら案内人が同行するはず)
なので、それにあわせて中国語表記は繁体字

中国人(大陸)の利用者は、業務渡航者か日本在住者
ならば観光客よりも日本語に長けているはずなので大丈夫?

という想定で小田急では繁体中文表記を使っているのかもですね。

また小田急としては箱根観光に力を入れているので。
という要素もありそうです。


しか~し、よく見ていると、小田急線でも簡体中文表記を発見



車内に貼っているマナー啓発のシール
簡体中文です




電車内の優先席案内シール
こちらも中文表記が簡体字になっています。

両方とも「odakyu」のロゴマークが入っているので、小田急用として独自に発注したものと思いますが・・

もしかしたら、この2つは鉄道事業者向けに業務用品を納入しているような会社に、オプションで「odakyu」のロゴマークを入れて発注しているのかも??

他の会社の車両等で、同じデザインのシールが使われているのかどうか気になりますね。



ちなみにおまけに、小田急箱根バスのモニター付きエアロエースの中文表示



なんとこちらは簡体字かと思いきや

「東名伊勢原」の「東」は簡体字なのに
下面的停車站の「車」は繁体字表記

という、なんと両方の間を取ったような表記です。

ビックリ

注意して見ていると色々発見がありますね


英語はアメリカ英語とイギリス英語で差異がある。と聞きますが、見る人が見ればどっちを使っているかとか混在しているとか分かるのかもですね。

09/9/12 10:40UP

コメント一覧

きよぴ
いえいえ、こんにちは
最近は鉄道駅や観光施設などで中文表示のパンフレットも用意しているところが増えてきましたね。
私は中文のパンフレットももらって、先に中文の方を読んで分からなくなったら日本語の方を読んで答え合わせ?的な事をやってます。
少しは勉強になるかなと・・
ただ私は繁体字で中国語を勉強しているので、中文といっても簡体字版しかないとガッカリです。

違和感と言えば、英語の「Section Semi Express」のような種別表記も、ネイティブから見ればお笑いものだったりするらしいですね。
とある京急ファン
ご無沙汰しております。
前々から小田急の中国語表記は気になっていましたが、繁体字と簡体字の両方が使われていることには気がつきませんでした。

駅の案内板と車内のシールでまちまちなので、両方を表記した良いと思いますが、バスのモニターの混在ぶりには驚かされました。
ネイティブや中国語学習者にとっては違和感のある表記ですね{びっくり}
きよぴ
他の会社のマナー表記の外国語表示がどうなっているか気になるところですね。
火星―α
マナーに関して中国語の表示があることはすばらしいです。鉄道会社の積極性の格差が出ない工夫に期待します。
きよぴ
漣みさきさん
浪漫特快超級箱根號ですかね

なんか凄いロマンがありそうですよ

そういえば新宿のあの表示機、簡体字だったような気がしないでも・・・
今度行ったらみてきます
簡体字だったらネタですなw


MAKIKYUさん
中国語の場合、書き言葉としては簡体字か繁体字かを除けば、基本的に統一されているそうなので、問題ないかもですね。

>大陸の人間も書けるかどうかは別として、概ね繁体字を解読する事は出来る様です

これは初耳です。
繁体字が分かるということは、日本語として意味が取れるかとかは別として日本の漢字も分かるのでしょうか?

以前に台湾がらみのブログを読んだ際
「台湾の人は簡体字の文章を見せられると、読む気をなくす人が多い」
(最初から自分には読めない文章だと認識してしまう)
という記述を見たことがありますが・・・。

私も英語の文章を見せられると多分、同じような状態になりますw
MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんにちは。

中国語の表記は、大陸の簡体字と香港・台湾などで用いられる繁体字のどちらを取るかも問題ですが、他に標準語(北京語・大陸各地や台湾などで通用)と広東語(香港や広東省で通用)のどちらを取るかも問題ですね。

文字の表記であれば、大陸の人間も書けるかどうかは別として、概ね繁体字を解読する事は出来る様です(逆は分かりませんが…)ので、表記自体は何とかなりそうな気がしますが、箱根高速バスの両者混合は問題で、どちらかに統一した方が良いかもしれません。
(現場でも外国語を理解できるだけの人物が居らず、丸投げで単に中国語を出せば…という可能性が高そうですね)

また北京語と広東語の問題も、最近では香港人でも北京語を勉強する人物が増えているという話を聞いた事があります(一方で英語の通用度が低下している模様)し、大陸では広東省でも北京語も用いられる状況を踏まえると、北京語の方が優勢かも知れませんが、九龍バスやMTRの車内放送の如く両者を…というのがあっても面白いかもしれません。

ただ彼の地ではこの2つに加え、英語が加わるだけで済んでいますが、日本では日本語は当然必須となり、恐らく韓国語も加わりますので、5ヵ国語案内ともなれば文字表記はともかく、放送となると相当大変ですが…
漣みさき
いやぁ、超級箱根っていわれてもねぇ。

あの表示器の愛称表示はわかりやすさを越えて、笑いのネタになりそうな気がしますよ。


地鉄箱根って、もう富山行きですかぁ?

小田急さん、さすがです。
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