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2020年10月沖縄の旅(その4・那覇まちまーいで市場巡り)


さて国際通りのドン・キホーテの先(牧志駅方向)にある「てんぷす那覇」にやってきました。ここは土産物屋や那覇市観光協会の案内所もあって、観光地図や施設のパンフレット、バス路線図なども配布されています。

ホテルからここまで徒歩15分強ぐらい。それにしても暑い😵 さっきホテルで着替えたもののストッキングをはいたままだったのでてんぷすのトイレで脱ぎました。この日の気温は27度。そりゃ暑いわけだ。
昨今の夏の関東地方は35度前後が当たり前なので27度という気温がよくわからなくなってました。

さてここで那覇市観光協会主催の「那覇まちまーい」というガイドツアーに参加します。コースは「(1)那覇の市場(マチグヮー)迷宮めぐり」
はじめての沖縄なのでこういうガイドツアーに参加して説明してもらった方が効率的に理解が深められるかなと・・。

集合場所はてんぷすの建物前の広場。
この日は15分ぐらい前には既に旗をもったガイドさんが来ていました。



「那覇まちまーい」は観光協会の主催で1~2時間程度のコースをガイドの案内の元、テーマに沿った施設や街中のポイントをめぐる街歩き。

コースとしては今回の市場散策の他に首里城や識名園などの見学(施設入場料は別途)、琉球王朝時代の文化に触れるものなど各種あるよう。
参加は前日15時までにWebや電話で予約(一部は定員に空きがあれば当日も可能)、参加料金1000円は当日支払い。集合場所、時間はコースにより様々ですが、最寄り駅の改札や施設入口など現地集合が基本のようです。

面白そうなコースが色々あるものの、現状週1回程度しか開催されないコースもあり旅行日程に合わせずらいのが厳しいところで。
今回参加する市場巡りのコースは「那覇まちまーい」では一番最初にできた定番コースだそうで開催回数も多く割と参加しやすいです。

「初めての沖縄で市場巡りは珍しい」だそうですが、そうなの??
那覇の市場は本ではよく出てくるので「那覇といえば市場」ぐらいに思ってた・・。


まずは受付をして今回のコースの案内が配布。

今回の参加者は私の他に大阪から来た夫婦の計3人。
ガイドは高尾登さん。大阪の大学を出て横浜に住んでいたこともあるそうで、5年ぐらいに前に沖縄に移住してきたそう。
途中で通りかかった高尾さんの知り合いらしきおじさん曰く「高尾さんはトップクラスのガイド」だそうで・・。トップクラスのガイドさんが担当になってラッキー??

最初はガイドさんの自己紹介がてら沖縄の海の話など。
自分はダイビングで海に潜るのが好き。沖縄の人は海に行ってもあまり泳がない。浜辺でバーベキューをやるのが定番といった話から本題に。



元々那覇の市街地は海沿いで国際通り周辺は発展していなかった。
国際通りは元々は牧志街道という街道で周囲は畑(写真で解説)だったが、戦後にこのてんぷすの場所の辺りに「アニーパイル国際劇場」という映画館が出来たのが発展のきっかけ。「国際通り」という名前はこの「アニーパイル国際劇場」が由来。
当時映画の人気がとても高く、周辺に映画館が続々と誕生しさらに発展。「おきえい通り」など今でも映画館の名前を関した名前の通りがある。などなど

国際通りは香港のネイザンロードのように都市計画的に作られたものではなく、元々の街道が自然に発展したもののようですね。だから上下1車線ずつと狭いのかな??



まずはてんぷすの横から平和通り商店街に。
国際通り界隈は新型コロナの影響で観光客が壊滅したものの、今月(10月)になってだんだん観光客が戻り始めている。これからに期待・・といった状態のよう。
店舗は通常無休のお店が定休日を多めに設定したり、営業時間短縮をしているので特に目当ての店があるなら注意した方がよさそう。この後に通った有名な花笠食堂も閉まってました。

平和通りの「塩屋」の雪塩ソフトクリームが人気。塩を好きなだけかけられるとか、人気店の紹介に始まり・・



さらに「むつみ橋」通りに。
元々、国際通りを横切る形でガープ川という川が流れていたものの、米国統治時代の改修で暗渠化されているそう。この商店街の微妙な曲線は元々の川の流れが由来のようで。
沖縄ではカフェなど店先にテーブルと椅子を出してテラス席のような感じで飲食できるようにしてるお店が多いそうで。ここのような屋根がアーケード街なら雨でも安心ですね。



ここで「水上店舗」の看板が出てる階段を上り・・



内部はこんな感じ。この曲線も川由来。



勝手に入ったらよくないような雰囲気もあってこういうガイドツアーでないとこなさそうな場所ですが、今でも2階でも営業しているお店がいくつかあって、自由に通り抜けをしても構わないそうで・・知る人ぞ知る的な隠れ家なお店ですね



この2階部分が先ほどの水上店舗。
既に閉店してるお店の看板がそのまま残されていたり・・、この辺りの裏通りは「〇〇製菓店」の看板が出ている店が沖縄料理店だったり、看板とお店が一致しない店がいくつもありますが「まぁそれも味わいというものでしょう」と・・。往時の雰囲気を保存しているのか細かいことは気にしないのか



往時の川沿いに露店が並んでいた頃の様子
こういった露店を整理、また衛生的にも浸水被害などを防止する為に、1960年代前半頃に暗渠化した川の上に鉄筋コンクリートで商店街を作ったので水上店舗。この辺りの商店会などお店の人たちが主導してお金を出し合ってつくったそうです




ここでコースの中間地点の第一牧志公設市場に。現在建替え中で仮設の建物で営業中だそう。



この牧志公設市場は1階で買った魚や肉を2階の食堂で調理してもらい食べれる「持ち上げ」というシステムがあるのは本で見ます。
買うものによるものの、予算としては1人1500~2000円程度で2~3人以上で、また1階で買う際にお店の人に予算を話して相談の上で決めるのがよいよう。
ここで食堂をやっている人は台湾系の人が多く「持ち上げ」も家族総出など多人数で食事に行く中華文化が発祥ではないかと

他に刺身などすぐ食べれるものも売っていたので、それを買って外の席などで食べるのも手かも??



国際通り周辺は戦後に発展してできたので裏に入るとお墓(写真奥の森)も多いもののが近年の開発で減っている。手前の駐車場も元々はお墓だった。そうでお墓を撤去した跡地にマンションやビルなどが建ってきているそうです。
お墓の跡地に建物と聞くと心霊とか気になりますが「ちゃんと移しているので沖縄の人はあまり気にしない」だそうで・・

ちなみにまちまーいの「(24)国際通りのワキ道ヨコ道ウラの道」のコースではこういったお墓も回るそう。



往年の映画ポスターの画を掲示している一角も・・



この辺りの国際通りの南側に直交する方向に延びている商店街は奥に行けば行くほど観光客が少なくなりディープな分、土産物なども安くなってリーズナブルな買い物も楽しめるそう。
公設市場内ともども値引き交渉もあるそうですが「まとめ買いするから割引して・・」とかそういう形のようですね。

またこの辺りでは「センベロ」を流行っていて、お酒もリーズナブルに楽しめるそう。ちなみに安里駅の方にある栄町市場に行くとここよりも相場が下がるとか・・。

昔ながらのお店も多い反面、若い人が今風のこじゃれた雰囲気のお店を出店していたり将来は明るい??歩き回ると楽しそうですね。



「ひやみかち」は「気合を入れる」的な意味から転じて「頑張ろう」のような感じで沖縄戦を経験した沖縄の象徴的な言葉の一つのよう。
1時間半ほどで予定の行程が終了して平和通り商店街の中央部、マチグワー館の辺りで終了。このままロスタイム?で国際通りまでガイドさんに案内してもらい流れ解散に。

沢山歩いたような気もするのですが、実は狭い範囲で色々見て回っただけのよう。密度が高いエリアのようですね。1人で歩いても奥の方とか行かないかもだし、やはりプロに案内してもらえるのは理解が早いです。

ちなみに受付時に渡された「まちまーい」参加券の半券提示で那覇市内の博物館など施設で割引特典などがあるそうです(参加から1週間有効)


最後に「まちまーい」の旗と一緒に記念撮影。

夕食にお勧めのお店としては、てんぷす対面の「国際通りのれん街」や沖縄民謡のショーがある「ぱいかじ」がよいのではないかと。先ほどの牧志公設市場の2階は多人数の客が多いので1人だとお勧めしがたいと。
マチグワー館の辺りで「エステ1000円~」の看板を出していた化粧品店?が気になったものの、実のところ成り行きで朝から何も食べていない私はコース終盤からかなりの空腹状態でとりあえず食事をしなければ・・



2020/10/30 00:10(JST)
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