11月14日(日曜)~15日(月曜)の2日間、伊豆箱根鉄道グループの「箱根旅助け」というフリーきっぷを使い箱根に行ってきました。今回はその時の旅行記を書こうと思います。
箱根のフリーきっぷといえば小田急陣営の「箱根フリーパス」が有名ですがこちらは小田原(フリーエリア内)発で2日間有効で5000円。かって(2008年頃)は3900円だったのですが、近年値上げ続きで5000円になってしまいました。
今回利用した「箱根旅助け」、箱根エリアのうち西武陣営である伊豆箱根鉄道のバス、遊覧船、駒ヶ岳ロープウェイ、十国峠ケーブルカーが乗り放題+箱根園水族館に入館(期間中1日のみ)ができて2日有効で3000円。
箱根フリーパスに較べてリーズナブルですが、箱根登山鉄道・海賊船・大涌谷のロープウェイに乗れない他に仙石原や御殿場には行けません。代わりに箱根園や十国峠・駒ヶ岳に行くことができます。
スマイルクーポンという名前だった時から行きたいと思っていたのですが、箱根は近いので却ってなかなか・・という状態で。
前日にローソンで購入した「箱根旅助け」
かながわpayのaupayで支払い10%還元で買えました。
コンビニチケットなのは少々味気ないですね。ちなみに小田原駅では8時30分からスタッフがバス乗場で販売するそうです。
今回はIKEAサメのサウザンくんがお供。サメと一緒の二人旅ですね
小田原駅7時55分発の箱根関所跡行きのバスでスタートします。
紅葉シーズンに入り特に土日は渋滞が酷いと聞いたので、早い時間に芦ノ湖畔にあがってしまう作戦です。
小田原箱根地区のバスは箱根登山バス、伊豆箱根バスともに前乗り前降り。フリーきっぷは乗車時・降車時ともに運転手に提示して利用します。
早速私の「箱根旅助け」を見せたら「ちょっと確認させてください」と手に取って確認してました。「箱根旅助け」を使う人は少ないのかのよう😔
小田原駅を出ると飛ばせるところは飛ばすという感じでかっ飛ばして、小田原駅から15分、8時10分頃に箱根湯本駅に到着。この区間電車でも15分強ぐらいかかるのでかなりの俊足ぶり。
箱根湯本駅からの先の山岳区間も飛ばしまくり。小田原箱根地区の伊豆箱根バスはフリーWiFiがあるのが嬉しいですが、スマホ見てると酔ってきそう。
でもこんなに余裕がないダイヤだと何かあればすぐ遅れそう・・。
「遅れる時は簡単に無ダイヤ状態になるから少々の余裕を持たせても意味がない。飛ばせるときは飛ばして早く着いた方がいい。」みたいな考えなんでしょうか??😝
8時50分前頃に定時に終点の箱根関所跡港に到着。
遊覧船乗場に大きなターミナルが建っているものの、まだやってない!!
桟橋には遊覧船が集結!
9時10分頃に一隻回送で出ていきました。
先に隣にある箱根関所に行くことに。
9時オープンにほぼほぼ一番乗りのような形で入場します。
料金は500円ですが「箱根旅助け」の提示で割引料金の400円
箱根関所は2007年に江戸時代後期の姿に完全に復元。それ以降に来たのははじめてです。
役人「そこのサメ!怪しいぞ。名を名乗れ」
サウザン「あっしは旅のサメのサウザンと申します」
役人「手形を見せよ」
サウザン「手・・手形・ヒレ形でもよござんすか?」
役人「手形というのは現代でいう身分証明やパスポートのようなものだ!!」
実際の取り調べでは、旅行者はこの縁台には上がらずその手前の土の部分に土下座していたようです。
ちなみに役人の等身大の人形がグレー色なのは、当時の資料等でも服装の色までは判然とせず先入観を与えないためだそう。
江戸時代、江戸への出入りで幕府が警戒してたものとして、入り鉄砲に出女と習ったりしますが、箱根関所では出女の警戒が主体で入り鉄砲に関してはあまり関与していなかったようで・・
後述する資料館の展示では、箱根関所の通過は女性にとっては緊張と恐怖だったものの、男性はそれほどでも・・という状態だった模様。
ボランティア?かガイドの人数が多く箇所箇所で説明や誘導をしています
取り調べをする大番所の他に常駐する役人の休憩所や台所のある建物も復元されています。役人は位の高い役人とヒラの足軽で休憩所など宿舎も分かれていたようで・・
裏山には遠見番所という街道や芦ノ湖畔を警戒する監視所も。
ここまで狭い石段を約60段、なかなかいい運動ですね。
遠見番所の上には上がれないものの、番所の下からの眺めもなかなか。
奥に見えるのは小田急陣営の海賊船の桟橋(箱根町港)。
こうしてみると小田急陣営と西武陣営の遊覧船乗場のバス停一つ分離れた位置関係がよくわかりますね。
少し離れたところにある資料館も見学(関所の入場券で入館可能)
こちらでは手形の実物や2007年の復元の際の資料展示、他に箱根関所に付随する周辺の小さな関所もパネルで紹介されています。
今でいう身分証明やパスポートに相当する手形は、出入り管理が厳重だった女性のものは発行箇所に返却することになっていて、箱根関所では実物は残っておらず手書きの複写が一部あるのみ。記載内容も髪型や身体の特徴など本人を特定する情報も細かく記載されていた模様。
一方で男性のものは簡略的で中には少し前に泊まった宿の主人に書いてもらったものもあったそうで。また展示されている手形の中には明治はじめの関所廃止直前直後の貴重なものも・・。
珍しいものでは1728年に中国の商人から献上された象が関所を通過した時の記録など、小規模ながら関所を理解するのに役立つ展示があれこれと。
関所の前は門前街のように土産物屋が並んでいます。箱根らしく寄木細工製作体験をやっているお店も・・。
その中の一軒で小物を買いつつ100円の甘ったれ餅を食べます。paypayクーポンで20%還元という熱いお店😍
たれがたっぷりかかっていて意外にボリューム感がありますね
<次回に続く>
【PR】楽天市場で「箱根関所」を検索
2021/11/20 00:12(JST)