前の記事で書いた代車の真っ赤な軽自動車なんですが、看板は入るんで良かったんですが、大事なことを忘れてました・・・。
実はちょうど代車しかない日、３姫の塾の日でした。
塾の日は、夜１０時とか１１時とかに僕が車で迎えに行きます。
３姫は部活を７時半くらいまでやって、そのまま塾へ・・・。
そして僕が夜迎えに行って、通学用のチャリを車に乗っけて帰ります。
あっ、ヤバっ、チャリを乗っける車がない・・・・・。
今うちには、我がママの買い物用と代車しかありません。
２台とも軽です・・・３姫のチャリは２６インチ・・・。
そこを忘れていました・・・。
しかし、しようがありません。
チャリが車に入るかどうかとりあえず試みて、ダメだったら明日の朝また３姫を塾まで送って行きゃ～いいか・・・なんて思って迎えに行きました。
そして塾の前で僕とチャリの格闘が始まりました。
いろんな角度で入れてみましたが、ど～しても入りません・・・・。
最後の手段です。
運転席と助手席のシートの背もたれの上にチャリの車輪を乗っけてみました。
ナイス！・・・入りました！！
しかし、僕が座れません・・・・。
そこで、エビのように体を曲げてみました。
成功です！ど～にか座れます。しかし前が見えません。
そこで少し首をもたげてみました。
すると、ハンドルの間から前方の視界が確保できました。
でもこの体制はけっこう無理があります。
まるでねこ背選手権の熊本県代表みたいな格好で３姫が出てくるのを待ってました。
ほどなくして３姫が塾から出てきました。
車の中を見た３姫、・・・唖然としてます。
自分が座るべき助手席にもチャリのカゴが突き出てます。
「なんねこれ・・・。」
「代車たぁ、つべこべ言わんで、早う乗れ！」
かくして、ねこ背選手権ペアの部優勝みたいな僕と３姫は、
２人そろってねこ背のままフロントガラスからかすかに顔半分が見えるという異様な格好で、車を走らせました。
途中、首が痛くなってきましたが、自分の格好を思い浮かべたら吹き出しそうになって、
「なんかこれ 外から見たら、自転車泥棒みたいに見えるよね」
なんて言って笑ってました。
あのイタリヤの巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督の名画「自転車泥棒」もまっつぁおのシーンです。
そんなこんなで笑ってたら、前方反対車線にパトカーが見えてきました。
やばい・・・自転車泥棒じゃないんですけど、なんか二人とも隠れてるような不自然な座り方・・・それにまず道交法違反かも？
僕はとっさに、３姫に
「顔を上げて座れっ！」
と叫びました。
僕と３姫はチャリの車輪とカゴを頭の上に乗せたまま顔を上げました。
そしてそのままの体制でパトカーが通り過ぎるのを待ちました。
数秒後、やっとパトカーと何事もなくすれ違い、２人はまた元のねこ背スタイルに戻りました。
そのまま約１０分・・・やっと家に帰り着きました。
車を降りて、２人して首の運動をしたのは言うまでもありません。
チャリを車から引きずりおろし、やっと玄関のドアを開けたら我がママが待ってました。
「なんね２人とも！首がカメさんみたいにめり込んどるよ」
と言いながら、僕と３姫の頭を引き上げてくれました。
あっ、ここは作者の脚色です。・・・・・・すんまそん・・・。
懐かしのチューリップ第２弾 - 僕のお嫁さん -
とほほ・・・こんな嫁さんが欲しかった・・。
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