この本はとても不思議な本だというのが、最初に読んだ時の印象でした。
もう一度読んでみても、読後の感覚は最初に読んだ時と同じで、とても不思議な感じが残りました。
私は喫煙者ではないので、この本を読んで「タバコをやめよう!」という気持ちにはなりませんが
それとは違う、自分が再生されたような、新しく生き始めるかのような気持ちになりました。
まさしくオビに書かれているとおりの「生まれ変わった不思議!」です。
読者でセミナー参加者の、ある高校生の感想文には、次のように書かれています。
(引用開始)
先生の話を聞いてくうちに、あれ!?やめれるかも…?みたいに、まるで催眠術にかかった気分だった。(中略)本当にこの禁煙方法に出会えて良かったというか、もっと早く出会いたかったと思った。この禁煙方法がいろいろなスモーカーに伝わっていったら日本のスモーカーがどのくらい減るのだろう?と思った。もしかしたらスモーカーだけでなく違法行為も減るんじゃないかなあと思った。実際に、僕はパチスロをすることがあったけど、なぜか行く気がしなくなってしまった。
(引用終了)
最初、私はこの感想を読んで、思わず笑ってしまったのですが
最後までこの本を読み、再読し、この高校生の言うことがかなり的を射ていると思うようになりました。
このリセット法は、タバコに限らず、「飲酒」「パチスロ」「賭け事」「犯罪」といったことから
もう少しありふれた、自分ではなんとかしたいと思っていながら直せない「悪癖」のようなものまで
応用が利くのではないかと考えています。
よくよく考えてみれば、依存症といえば精神科の領域ですよね。
ニコチン依存症に関しても、タバコに起因する病気が発症した場合は
その症状に見合った診療科にかからなければなりませんが
依存症自体の治療は、本来精神科の領域なのではないかと考えます。
認知行動療法が禁煙に有効であり、それを利用した禁煙メソッドもありますが
それは、ニコチン依存症がほかの依存症と同様に
患者の精神面・心理面に深く根ざし、関わっているからにほかなりません。
この『リセット禁煙のすすめ』の「はじめに」には、以下のように書かれています。
(引用開始)
「努力型禁煙」は「意志の力」の禁煙です。これに対して「リセット禁煙」は、心を開いてタバコに関する「気づき」を連鎖的に起こしていく「心で感じる」禁煙なのです。
(引用終了)
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ブログ拝見、もう文学さんの会で、活躍されているのですね。
これからも、よろしく。81歳のぼけ老人ですから、ときどきとんでもないミスを冒すことがありますが、ご寛容下さい。
世界禁煙デー大阪へご苦労様です。渡辺文学はいい男ですから、長く付き合って下さい。
渡辺文学さんには世話になる一方で、私が「活躍」なんてとんでもない。文学さんや会の皆さんに助けていただいています。