奇車のNゲージ改造記

ノーマルでは満足しない、日々コツコツ模型弄りするブログ。

トミーナインスケール Cタンク機関車を弄る(前編)

2023-04-05 00:15:35 | 模型工作

ナインスケール貨車のお供に…と仕掛のまま長らく工事がストップしていた香港製Cタンク。

購入は今から8年前
オークションで見付けたジャンク品をグリスアップして走行可能に復活した所から始まる。
当初は機嫌良く走ってくれていたが、入手時点で既に結構な骨董品。またギア精度も粗く時々変に噛み込んで動かなくなる事もしばしば…
その内モーターも弱って来たのかトルクが細くなり、走り出しにある程度電圧を掛けないと動かなくなってしまった。

勿論スローなど効かずズドン!と発車
ジリジリ安定した速度まで落とそうにもギアが噛んで突如ピタッと止まったり、速度がフラフラ安定しなかったり、とても小型SL的な長閑な走りには程遠い有様。

玩具っぽい走りに次第に興醒めしてしまい、長らく埃を被る事に。



2021年4月

出掛けがてら日本橋Joshinにて購入したアルモデル製 森林用Сタンクキット。
サイズはHOナローだが足回りは実質Nゲージ、動力もメーカー組み立て調整済で不安も無い
上回りは丸々無駄になるが、その価値は充分ある‼️

この足回りだけCタンクに移植してしまおうという目論見である。

奥がトミー純正
手前がアルモデル動力

サイズ自体はあまり変わらず、モーターは時代の進歩でずいぶん小型になった。
何より走りは段違いにスムーズで全くストレス無く走ってくれるスグレモノ。



早速各部擦り合わせて車体を被せてみる
これはかなりカッコイイ。
ノーマル車(右)と比較して若干だが車高が下がるのも好ましい点

入手した当時、車体に配管類を追加したりフロントデッキを詰めたりしていたのだが、あまりの快走っぷりに動力載せ替えだけですっかり満足してしまい ここからまた2年弱ほど工作が滞る事になるのであった……


続きます。











続 改造M車と室内灯と

2023-04-02 01:15:57 | 模型工作

昨日の続きより
車体後部の室内灯電極まで何とかして電気を伝えたい…
しかし後部は鉄コレ動力を移植した関係上、一筋縄では導電版を配置できない 
どうしたものか考える……



シャーシ側面に燐銅線這わすのはどうだろう?
丁度ここなら側面ガラス爪にも奇跡的に邪魔にならず車体はパチンと嵌まる。
シャーシ内側に引き込んだ部分に合わせるように鉄コレ動力のプリント基板上の被覆をデザインナイフで削ぎ取り導通を確保。
シャーシ後部に引き出した燐銅線に室内灯通電金具を曲げた物をハンダ付けして車体裏へ接触させ室内灯の接点とする作戦。
この状態で通電試験し無事点灯を確認したらいよいよ車体に組み込んで行く。




車体側にユニットとプリズムを接着し集電機構を組み込んだ床下とドッキング。 
遂にМ車側も車内が光った‼️


…………しかし

台車首振りの為に開けた穴から室内灯の光がダダ漏れ(T_T)

かといって不用意に塞ぐと台車の首振りを阻害して走れなくなってしまう… 多少の漏れは妥協して落としどころを探ることに。


開口部の一部を薄手のプラ板で隙間埋め、台車を装着し首振りさせながらギアボックスに当たる部分をチビチビとハツって扇形に整える
現物合わせの対症療法……


ボディ側も適宜ラピーテープで遮光したり、目を刺す所にKATOパンタ箱に付いてくる柔らかい白スポンジを詰めたりして光量を微調整…


結果なんとかこの状態まで持って来る事が出来ました。
光らせると思いのほかモーターが目立たない感じでニッコリ
走りも特に問題なしで一安心です。




続きます。
















改造M車と室内灯と

2023-04-01 01:19:58 | 模型工作
片台車動力で室内スッキリさせつつ自走可能に改造したM化先頭車

しかし、モーター周りが邪魔で純正室内灯が装着できない‼️
2両編成の片側だけしか室内灯点かないのも何だかなぁ……(T_T)



そのまま組み込もうとするとプリズムが完全にモーターと当たって車体に収まらない(上図)
また、動力化の際に邪魔で取り払った元の室内灯取付支柱も存在しないので床側への取付も不可能。

屋根裏に基板を仕込んでモーターと干渉しない位置から前をプリズムで照らす事(下図)を考えたが、後ろ1/3くらいが暗いのも何となく変。
照らした所でモーターが黒く居座っているのであまり意味は無いかもだが、出来れば車内に満遍なく光が回って欲しい。




色々悩んで出た結論は




室内灯2つ付けりゃいいじゃん。

何とも頭の悪い発想である……

とはいえ、モーター上部を基板で躱すのでこれなら何とか収まりそう、不足する光源は追加で何とかなるし集電は車体後方から行える。
凶と出るか吉と出るか……

という事で燐銅線で各々の基板の電極をハンダ接続してみる
点灯状態。
これなら後方も光が回るしプリズムにも導光可能


しかしモーターカバーと増設した基板とのクリアランスがほぼ無い…
これでは台車の上下動が出来ず脱線必至



という訳でモーターカバー側を一部削ることに。これで1㎜ほど隙間が空き、台車もここまでバンプ可能 まぁ何とかなるだろう



……とは思ったものの、基板と当たるならその基板自体を減らせば行けると踏んで二次改装版(写真左) 基板丸ごとではなくLED部分のみを増設する事とした。



あとはシャーシに当てながら微調整
燐銅線をモーターの首振りと緩衝しない様に曲げたり捻ったり…… 結果こんな形で落ち着きました。


これでめでたく両車点灯‼️ と行きたいが、床下側の引き通し工事が未施工の為点灯はお預け。
改造重ねたシャーシ後部にうまく接点を持って来れるか… 頭をもう一捻りしないといけません



続きます。
















キハ85改 室内灯を付ける

2023-04-01 00:07:57 | 模型工作
丹鉄譲渡編成製作記その②

前回先頭車の動力化に漕ぎ着けたキハ85
その後、縁あって友人から非貫通先頭車2両を譲り受ける事が出来た。
実車と同じく譲渡車が第2の人生を歩む……
何だか感慨深いではないか。

Τ車側はひとまず大した加工の必要は無いが、旧製品ゆえ室内灯/ライトユニットのLED化といった所か…


と、ここへ来て欲が出る。
室内灯プリズムを支える支柱があるせいで前面展望が著しく悪い(写真右)
なので不要部分をゴリゴリとリューターで削り落として見通しを良くしてみる(写真左)
白色室内灯を入れて点けてみると…
これこれ、奥の座席まで見通せる

これぞ正しく「ワイドビュー」




……しかし、斜め後ろから見ると残した柱がビミョーに気になる。




という訳で思い切ってプリズムを屋根裏に接着してしまい支柱に頼らない方式に変更。
残した柱も折って撤去し非常にスッキリした車内になりました。


さて……同様にM車側にも白色室内灯を入れたいところですが
組み込んだ動力のモーター周りが純正プリズムに完全に当たって車体に収まらない…
前側から照らす事も考えたが、運転台遮光ケースが邪魔で室内灯ユニットを組み込みにくい

どう処理すれば良いのやら……



続きます。






丹鉄のニューフェイス

2023-03-25 00:04:50 | 模型工作




今ダイヤ改正に伴い引退となったJR東海キハ85系


まさか地元の丹鉄へ移籍して来るとは思わず(‼️)


その昔、初期ロットのひだセット(しかも両端非貫通先頭車)を購入していたものの実はあまり馴染みがなくほぼ走らせない状態で手放してしまったのであった…
後手ながらオークションで探すも、引退に譲渡とホットな話題車であるが故、先頭車1両で一万近い値が付いていたりする……




「ずっと持ってりゃ苦労せず済んだのに」
と悔やんでも悔やみきれず、でも地元ネタだし模型工作で話題に乗っかりたい‼️
悩みに悩んで、それでも比較的安い7000円をハタいて1両お迎えすることに(T_T)


なお、丹鉄へ移籍したのはキハ85非貫通先頭車
模型では中間車にモーターを搭載しているので先頭2両ではライトは点けども ど~考えても走り様が無い…





という訳で鉄コレ動力に頼る
TM24の台車モーター側を先頭車床下部に移植して0.5M化しようという作戦、これならライトや室内周りを極力活かしつつ走行可能に。
以前にエーデル丹後や鉄コレキハ083もこの方式で動力化したし、2両編成程度の負荷なら充分走れる。

いざ作業開始‼️

先ずは鉄コレのプリント基板が収まるようにネジ穴柱以外床板の突起等を切り落として平らにし、後部台車のボス位置を基準に基板を仮止めしてペンで位置をマーク。
動力台車周辺の床板のみ切り出し、先頭車床下をその部分だけくり貫いて填め込む事に。
色々擦った揉んだして移植完了したのがこの姿
ちなみにこの基板 車体長に対して短く前台車まで届かない為、基板の集電部分にキハ85純正の板バネをハンダ付けして延長することで全軸集電も可能に改造しています。

とりあえず自走の第一段階はクリア



ワイドビューな窓から若干モーター周りが覗きますが…… 気にしないことにしましょう。


続きます。