自宅の外に、体験の時に使う炊事場が作ってあります。
昨日、今日とで、そこにある流しの位置を変えていました。
水道管の元を止め、パイプを切り、土台を新たにするために一輪車で土を何杯も運びます。
レンガを敷き、重い土留め用のブロックを置く作業を続けていると
汗が、真夏の頃に負けず劣らず流れます。
けれども、ふっとした一瞬の秋風が心地良いことこの上ない。
何か視線を感じて振り返ると大きなお腹の妊婦ヤギが
父の作ったベンチブランコにどっかと腰を下ろしてこちらを見ていました。
我が身の臨月の頃を思い出します。
とにかく、体に張り付いたお腹の重みを一瞬でもいいから重力から逃したい。
その気持ちがとてもよくわかります。
そんな大変そうな姿も、こんな風景を隣に置いての重労働の合間には
心が軽くなる有難い存在へと移ります。
神様はその人に持てるだけの心の荷物を持たせてくれているのだと言います。
それがその後、自分の心の筋肉になることを知っていれば
少しきついトレーニングも合点がいきます。
その覚悟があれば荷物も加算されましょう。
自分を過信することなく信じ。
周りの人にどれだけ支えてもらっているかを感謝し。
神様にご守護していただいて安心の中にいることを実感し。
それが荷物を軽く思える方法なのかも知れません。
肉体労働をすることで、実はいらない雑念を祓えていることにも気がつきます。
有難く足の筋肉痛も受け取りましょう。
ヤギのように、一生をのんびり過ごすわけにはいかないけれど
それでも、まあ、ゆっくりとね・・・。と言ってくれているような夕暮れでした。
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