ひさしぶりに朝から1日“都会”へ行っていました。
午前中は神様のもとへ。
午後からは、今日で最終の農機具の展示会へ。
農業新聞で見つけた会場の名前は、心当たりのある場所。
それでも、道を間違えてやっとのことで到着しました。
・・・しかし。
なんだか、そんな雰囲気ではありません。
聞くと、一字違いの場所でした。そして、再び車を走らせて30分。
今度はちゃんと旗も立っています。
・・・しかし。来場者の姿はなく、みなさん片付けの最中。
最終日なので、早くに終了したのでした。
娘二人を道連れに、結局何にもならなかった時間。
ふたりに散々怒られて素直に「ごめんなさい・・。」と謝る母。
無駄な駐車料金を2度も払い、どっと疲れて夕方帰宅。
犬がちぎれんばかりにしっぽを振り
ヤギが一斉にこちらを向いて
妊娠後期のヤギだけは、おなかが重いのでしょう。
どっかりと土の上に座ったままこちらを見ています。
そっと、おなかを触るとぴくん!と動きました。
わあ~。胎動・・・。
昨夜の雨で濡れている土の上ではおなかが冷えるよ。
そう言っても、重い腰はあがりません。
妊婦を抱っこしてもいいだろうか?陣痛が始まりなしないだろうか・・?
ええい。と覚悟を決めて、抱き上げると信頼して体を預けています。
小屋に入れて、草を敷いてやるとどっかとそこに座りました。
家に入ると娘がエスプレッソコーヒーを入れてくれていました。
なにがあるって。
ここには、田んぼと里山と森と生き物。
それしかないけれど、今日の疲れは、もう、降ろさせてもらいました。
聞こえるのは、カラスの鳴き声と、娘ふたりのままごと遊びの会話だけ。
仕事から帰宅した夫に今日の疲れた1日を報告すると「よくあることさ。」
コップの中でかき混ぜられたような私の混乱は
静かにここに置いてもらって
静かに下に沈んでいきました。
だんだんと日が沈んでいく様子に自分のざわつきも
一緒に沈めてもらったことに感謝しながら
夜は、娘ふたりに絵本を読んであげながら明日の朝を
迎えてもらいたい。
そんな気持ちが沈む何かと引き換えに湧いてくるのでした。
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