季節の野原で葉っぱの音を・・・。

心の畑も耕せる農家でありたい。

居場所

2007年02月18日 | 生き物のこと

ひさしぶりに朝から1日“都会”へ行っていました。

午前中は神様のもとへ。

午後からは、今日で最終の農機具の展示会へ。

農業新聞で見つけた会場の名前は、心当たりのある場所。

それでも、道を間違えてやっとのことで到着しました。

・・・しかし。

なんだか、そんな雰囲気ではありません。

聞くと、一字違いの場所でした。そして、再び車を走らせて30分。

今度はちゃんと旗も立っています。

・・・しかし。来場者の姿はなく、みなさん片付けの最中。

最終日なので、早くに終了したのでした。

娘二人を道連れに、結局何にもならなかった時間。

ふたりに散々怒られて素直に「ごめんなさい・・。」と謝る母。

無駄な駐車料金を2度も払い、どっと疲れて夕方帰宅。

犬がちぎれんばかりにしっぽを振り

ヤギが一斉にこちらを向いて

ロバがお帰り~!と独特の鳴き方で迎えてくれました。20070105_093933_0027

妊娠後期のヤギだけは、おなかが重いのでしょう。

どっかりと土の上に座ったままこちらを見ています。

そっと、おなかを触るとぴくん!と動きました。

わあ~。胎動・・・。

昨夜の雨で濡れている土の上ではおなかが冷えるよ。

そう言っても、重い腰はあがりません。

妊婦を抱っこしてもいいだろうか?陣痛が始まりなしないだろうか・・?

ええい。と覚悟を決めて、抱き上げると信頼して体を預けています。

小屋に入れて、草を敷いてやるとどっかとそこに座りました。

家に入ると娘がエスプレッソコーヒーを入れてくれていました。

なにがあるって。

ここには、田んぼと里山と森と生き物。

それしかないけれど、今日の疲れは、もう、降ろさせてもらいました。

聞こえるのは、カラスの鳴き声と、娘ふたりのままごと遊びの会話だけ。

仕事から帰宅した夫に今日の疲れた1日を報告すると「よくあることさ。」

コップの中でかき混ぜられたような私の混乱は

静かにここに置いてもらって

静かに下に沈んでいきました。

だんだんと日が沈んでいく様子に自分のざわつきも

一緒に沈めてもらったことに感謝しながら

夜は、娘ふたりに絵本を読んであげながら明日の朝を

迎えてもらいたい。

そんな気持ちが沈む何かと引き換えに湧いてくるのでした。

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