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KIRAKUjin~ Let's enjoy "Photo" together ~

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☆光と影の魔術師☆

スクエアに迷う? GR DIgital II

2008-10-27 00:30:25 | コンパクトデジカメ
 リコーのデジカメはキャプリオG3からのお付き合いだが、その頃から上品な発色、線の細い繊細な描写、いずれも気に入っている。
 カラーでもモノクロでも、それは現在のGR・GXにも、ちゃんと受け継がれている。
 写真として、カラー・モノクロはとっつきやすいのだが、はたしてスクエアの構図というのはどうなのだろうか?と、少し危惧していた面があった。
 私はハッセルやローライで撮影したことはただの一度もない。ホルガすら使ったことがない。要するに、中判カメラを知らないのである。ブローニーフィルムなど、カメラに装填すらできない(笑)。カメラ趣味人と偉そうに書いても、35mmフィルムしか知らなかったのである。
 だから、スクエアの構図を撮影で経験したのは、GX100でなんとなく使ってみてから、ということになる(正確には玩具のようなローライのデジタルがあるのだが・・・)。

 今回、GX200とGRDIIを併用してみて、なんの抵抗もなく、スクエアの構図を受け入れてしまっている。根本的にフォーマットが違うのだから、ちょっとは迷いそうなものだが・・・いま横にストーンズのCDが置いてあるが、そういえばレコードジャケットは、スクエアの構図だった。CDコーナーを見てみるのも、構図の勉強になるかもしれない。それに多少イラストを描いたりしてるのも、スクエアならスクエアなりに、構図を頭で認識しているのかもしれない。

 ピントに関しては以前も書いたが、私と人種のまったく正反対のところに、レンズスペック至上主義というのがある。なんでも大口径レンズが最上級で、しかもピントは1段から2段絞って・・・だから大口径のレンズを買うという、非常に正しい考えのことだ。私はへそ曲がりだから、せっかくの大口径なら、できるだけ絞り開放で撮ってやれって思うし、あまりにピントの先鋭さを、メーカーのレンズ構成図などだされて「講義」されてましてや昨日・今日、カメラを持ったような方の頭にすり込もうとする態度は、大嫌いなのだ。
 たしかに基本は大切だし、ある程度のところでそれを理解していけばいいと思うが、レンズの一番おいしい絞り値で撮るなら、プログラムオートに任せれば、それでいいと思う。大口径レンズで、ちょっと絞り込んで、カリカリにピントが合うようにして、コントラストたっぷりの美しい画像を撮る、みたいにすり込まなくていいのではないだろうか? 絞りでピントの合う範囲(被写界深度)が変わる、ということだけで、十分だと思う。

 もっというならば、ピントを外したっていいということを伝えたら、はじめてデジタル一眼や、ピントを変更できるデジカメを購入したひとに伝えたら、非常に興味を持ってくれる。みんな、ピントがはずれたら、罪悪みたいい思っているから・・・もちろん、意図したのに合わないと困るが、合わない面白さも知ってほしいと願っている。なんでもそうだけど、学校も大切だが、枠にはめることが目的だと思わない。まして趣味でするなら、ある程度の自由があっていい。

 これは喫茶店の砂糖入れ。ガラスの光が丸く滲んでとても美しい。GRレンズは、ボケ味もこのように楽しめる。
コメント
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