１０年ぶりの再会を果たした二人は、町はずれのベンチに座って、改めて記憶が戻った喜びを分かち合った。二人は向かい合って座り、手を握り合って見つめあった。ミニョンは完全にチュンサンの記...

ミニョンとユジンは春川に到着すると、チュンサンの実家に向かった。ユジンはチュンサンの家に入るのは初めてだったので、感慨深く眺めていた。チュンサンの家は平屋で、古い門構えであった。長...

そのあと、二人は桟橋に移動した。すでに日は落ちかかっており、夕闇がすぐそこまで迫ってい...

次の日、ミニョンはユジンをベンチで待っていた。ユジンは白いコートを風にはためかせながら息を切らせて走ってきた。 「チュンサン、急に呼び出して何よ？」 ミニョンは水色と青色のマフ...

春川第一高校で長年教鞭を振るうパク先生ことカガメル（ゴリラ）先生は、朝一番に春川を出発して、ソウルで『優秀教師賞』なるものを授与されたのだった。この賞は長年勤めている、特に問題を起...

ミニョンはアパートに帰るユジンと別れた後、マルシアンからほど近いマンションにやってきた...

ご訪問ありがとうございます。今日は冬のソナタを彩る名曲たちを紹介したいともいます。って、きっと皆さん知ってますよね。私が意味も分からず聞いていただけで、初めてちゃんと確認してみまし...

その夜、家に帰ってきたサンヒョクの言葉に、母親のチヨンは驚愕した。もう目前に迫ったユジンとの結婚式を、サンヒョクが取りやめると言ったのだ。チヨンはユジンのせいに違いないとサンヒョク...

ヨングクとチンスクは、チュンサンの記憶が戻ったと聞いて、不思議な気分がしていた。チュンサンと過ごしていたのはほんのちょっとの間だったが、彼はまるで嵐のように強烈な存在だったのだ。ヨ...

その夜、一人でバーで飲んだくれるチェリンを心配して、チンスクとヨングクが駆け付けた。 「何よ、あんたたち。どうせもう病院には行ったんでしょう？ユジンどうだった？記憶が戻ったって大...