むかしむかし、とあるBlue Line Garage Cafe 18にBlueちゃんとBlackちゃんが住んでいました。
ふたりはいつも一緒でした。
ふたりはBlue Line Garage Cafe 18の外に出ることはできませんでした。
そのかわり、ふたりはとてもきれいな心を持っていました。
ふたりはとても仲良しでした。おたがいのことが大好きでした。
ふたりはとても似ていました。まるで双子のようでした。
来る日も来る日もふたりでたのしくあそんで暮らしていました。
ある日のことでした。
Blueちゃんが馬車に轢かれてしまい、顔に真っ青なアザができてしまいました。
Blackちゃんは心配しましたが、Blueちゃんは「大丈夫、平気だよ」と笑って言いました。
Blueちゃんは、馬車の持ち主からたくさんの金貨をもらいました
そしてみんなは「Blueちゃんの顔に綺麗なラインが入ったね 今日からBluelineちゃんって呼ぼう」と言いました。
Bluelineちゃんは、前よりも人気者になりました。
その様子を見ていたBlackちゃんは思いつきました。
「よし、僕も馬車に轢かれよう そして僕も金貨をたくさんもらって、新しい素敵な名前をつけてもらおう」
そしてBlackちゃんも道路にとび出して馬車に轢かれました。でもBluelineちゃんと違う場所を轢かれたのでもう一度轢かれました。
Blackちゃんの顔には真っ黒なアザが二本できました。
でも、馬車の持ち主は何もくれませんでした。
みんなは「Blackちゃんは心が汚れているからアザも黒いんだ」と口々に言いました。
Blueちゃんは「そんなことないよ。気にしちゃだめだよ」と言ってくれました。
でも
Blackちゃんは心にとても深い、とりかえしのつかない傷を負ったのです。
「僕の心は醜く歪んでいるんだ。その報いとして、一生消えないどす黒い烙印を押されてしまったんだ。。そうさ、今日から俺は『Black libidoちゃん』だ!!」
Blackちゃんの小さくてかわいい口は大きく裂け、つぶらだった瞳は暗く深い底無しの穴に変わりました。悪意と狂気の魔王『Black libidoちゃん』が誕生してしまったのです。
Black libidoちゃんは綺麗な心を捨てた代わりに、Blue Line Garage Cafe 18から出られるようになりました。
そして世界を悪意で覆いつくす旅に出ました。
あれから数えられないくらいの冬が過ぎました。
今でもBlue Line Garage Cafe 18にはBlue lineちゃんが棲んでいます。
Blue lineちゃんは信じています。Black libidoちゃんがいつか優しい心を取り戻すことを。
そして、Blackちゃんがあのドアから入ってくる日を待ち続けているのです。
今でも後ろをふとふり返ればBlackちゃんが笑って立ってるような気がして。。
ふたりはいつも一緒でした。
ふたりはBlue Line Garage Cafe 18の外に出ることはできませんでした。
そのかわり、ふたりはとてもきれいな心を持っていました。
ふたりはとても仲良しでした。おたがいのことが大好きでした。
ふたりはとても似ていました。まるで双子のようでした。
来る日も来る日もふたりでたのしくあそんで暮らしていました。
ある日のことでした。
Blueちゃんが馬車に轢かれてしまい、顔に真っ青なアザができてしまいました。
Blackちゃんは心配しましたが、Blueちゃんは「大丈夫、平気だよ」と笑って言いました。
Blueちゃんは、馬車の持ち主からたくさんの金貨をもらいました
そしてみんなは「Blueちゃんの顔に綺麗なラインが入ったね 今日からBluelineちゃんって呼ぼう」と言いました。
Bluelineちゃんは、前よりも人気者になりました。
その様子を見ていたBlackちゃんは思いつきました。
「よし、僕も馬車に轢かれよう そして僕も金貨をたくさんもらって、新しい素敵な名前をつけてもらおう」
そしてBlackちゃんも道路にとび出して馬車に轢かれました。でもBluelineちゃんと違う場所を轢かれたのでもう一度轢かれました。
Blackちゃんの顔には真っ黒なアザが二本できました。
でも、馬車の持ち主は何もくれませんでした。
みんなは「Blackちゃんは心が汚れているからアザも黒いんだ」と口々に言いました。
Blueちゃんは「そんなことないよ。気にしちゃだめだよ」と言ってくれました。
でも
Blackちゃんは心にとても深い、とりかえしのつかない傷を負ったのです。
「僕の心は醜く歪んでいるんだ。その報いとして、一生消えないどす黒い烙印を押されてしまったんだ。。そうさ、今日から俺は『Black libidoちゃん』だ!!」
Blackちゃんの小さくてかわいい口は大きく裂け、つぶらだった瞳は暗く深い底無しの穴に変わりました。悪意と狂気の魔王『Black libidoちゃん』が誕生してしまったのです。
Black libidoちゃんは綺麗な心を捨てた代わりに、Blue Line Garage Cafe 18から出られるようになりました。
そして世界を悪意で覆いつくす旅に出ました。
あれから数えられないくらいの冬が過ぎました。
今でもBlue Line Garage Cafe 18にはBlue lineちゃんが棲んでいます。
Blue lineちゃんは信じています。Black libidoちゃんがいつか優しい心を取り戻すことを。
そして、Blackちゃんがあのドアから入ってくる日を待ち続けているのです。
今でも後ろをふとふり返ればBlackちゃんが笑って立ってるような気がして。。