最近改めて認識したのですが
結局、
株式投資って、
価値と価格の差を人よりも早く見抜くゲームなんだなぁと
しかしあちきは投資を悪とは全く思っていません
果敢にリスクをとって事業にお金を出す投資家がいなければ、
私達の生活を支える経済活動を営むことができないこともまた事実だからです
話を戻しまして...
では、なぜ価値の価格の差が生じるのか?
それは
①知ってる人と知らない人の差がある(「情報格差」の存在)
②株式市場が合理性でなく感情で動いている(いわゆる「感情バイアス」の存在)
からですね
冷静に企業の価値に基づいて投資しなかった場合、
「感情の罠」にはまり、感情に基づいた売りの行動は、
利益が小さく、損失を大きくさせる非合理的なものです
感情の罠の代表例は
「株価急落時の不安」「短期ハイリターンの欲望」
です
下落が続くと、購入時の自信がみるみる失われていきます
購入時のストーリーがあいまいであればあるほど、自信の喪失は速いものです
(逆に上昇時の浮かれ度も高くなります)
しかし、もし気持ちが安定していれば、株価が下落しているという
「現象」ではなく、「原因」に焦点を合わせるでしょう
■.相場が感情的なほど利益を上げやすい法則
株式市場が合理性よりも感情で動くことによって、
価値と価格に差が生じます
特に業績の下方修正や株価の大幅下落などの際は、市場参加者だけでなく「不安」という、人間が本来もつ強い生存欲求に基づいて売却行動をとるため、実際の価値よりも安くなるケースが多くあります。
価値と価格の差を見抜くことが投資の真髄ならば、差が生まれる要素である「不安」や「悲観」という状況は、利益を上げるためのチャンスにほかなりません。
よく引き合いに出される2つの言葉があります
●聞いたことのある企業と、聞いたことのない企業がある場合、聞いたことのない企業への投資のほうが成功する確率が高い
●上がりそうな株と、下がりそうな株への投資の場合、下がりそうな株への投資のほうが成功する確率が高い
これらの理由は、みんなが思っているほどその企業の価値が実際には低くないからです
株価は、短期的には相場のムード、材料や人気によって上下動しますが、中長期的には株主価値におさまります
ベンジャミングレアム
「1時期では市場は“投票マシーンだが、長期では“秤量マシーンだ」
■.株を売るタイミング
価値と価格の差が大きくはずれて割安なときに買いを入れ、
株価が上がる(すなわちあるべき価値に戻る)動きに乗って売却すれば利益を上げられます。
あと株の売却すべきタイミングは次の3つのいずれかに当てはまります
売却① 銘柄選択を間違えたとき
(価値分析を誤ったり、その後経営問題が発生して価値が破壊されることがわかった場合など)
売却②現金が必要になったとき
売却③投資先の割安度が低くなり、かつ他の有望銘柄が見つかったとき
これは重要ポイントです。
価値と価格が一致したときに売却するのではなく、価値と価格のギャップがそこそこ埋まってきたら、売却を考えるということです。
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■.(投資のモノサシ)株の価値計算方法
ステップは大きく次の4つに分かれます
①「事業価値」を見積もる
+
②「財産価値」を見積もる
-
③負債(借金)を引く
÷
④発行済株式数で割って1株の価値を出す
※必要な情報は無料で手に入れる
・EDINET
https://info.edinet.go.jp/EdiHtml/main.htm
・YAHOOファイナンス
http://quote.yahoo.co.jp/
などなど
※例として「4503 アステラス製薬」を取り上げます
http://profile.yahoo.co.jp/biz/consolidate/4503.html
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4503.t&d=c&k=c3&z=m&h=on
連07. 3予想(百万) 売上920,000 営益220,000 経益210,000 利益125,000
【四季報より】
■.事業価値を見積もる(事業価値は営業利益の10倍?!)
事業利益を出すには、事業がもたらす利益である営業利益をベースにします
将来の予想営業利益が約220,000(百万)。
で2200億×10=2兆2千億で終わり。
疑問:なぜ「営業利益の10倍」であるのか例を使って説明します...
まず営業利益が10億円の会社があったとします。
営業利益とは事業から得られる利益なので、事業価値を弾くベースとなります。
ここからが問題で...
この営業利益から税金が引かれます。日本の実効税率は40%なので、
10億の場合4億円分が税金として引かれます。
残った6奥が、実際に事業から得られる利益になるわけです。
※この残った6億円を(株の平均の)期待利回り6%で割ると
6億円÷0.06=100億円
となります。≪注:株式の期待利回りはだいたい5~9%ですが、通常、銀行も事業からの収益に期待して会社に貸付をしています。その金利が3%くらいだとすると、株主の期待利回りと、銀行からの借金の利子の、ざっくりその中間の6%くらいが、投資家と銀行の双方が企業に期待している利回りだと考えていますより詳細に価値を測る際には、自己資本比率が高ければ、(つまり銀行より株主のほうが出している割合が多ければ)、期待利回りを9%、低ければ5%くらいに変えていくことになります。≫
※アステラス製薬の事業価値
220,000(百万)×10=2200000(百万円)【2兆2千億円】
■.ステップ2 財産価値を見積もる
財産価値とは、会社がもっている現金や土地などの資産のことで、
事業を行ううえでは直接必要がないものです。
企業が内部にため込んだ財産価値を出すには、
2つのものを足す必要があります。
1つは流動資産の中の財産部分、もう1つは固定資産の中の財産部分
です。
“流動”とは、お金に換えやすい(1年以内に換金されるもの)という意味でしす。
なので、流動資産とは1年以内にお金に換える資産のことです。
一方固定資産は1年以内にお金として換わらないものです。
たとえば、あなたの預金は流動資産。
あなたの持ち家はすぐに売れないので固定資産というわけです
まずは流動資産の中の財産部分を考えます。
流動資産の財産の中の財産部分は、
流動負債を1.2倍したものを流動資産から引いたものです。
ここでまた疑問?
なぜ財産価値をだすのに流動負債を1.2倍したものを引くのか?
いまから算出したいのは、
事業に必要のない財産です。
1年以内にお金に換えることができる流動資産のうち、逆に1年以内に出て行くお金(流動負債)の1.2倍以上のお金(流動資産)は、基本的に事業に必要ない財産だろうと考えられているのです。
では、その数字がなぜ1.2倍なのかというと
上場企業の流動比率、つまり流動負債に対する流動資産の倍率は平均1.2倍だからです。
なので、流動負債の1.2倍を超える部分の換金性の高い流動資産は、財産価値とみなそうというふうに考えてます
≪注:この流動比率は、業種によって差があり。卸売業は比較的多くの流動資産をもつ必要があるので1.5倍にするなど、なれてきたら変えてみるといいです≫
財産は「流動資産」と「固定資産」に眠っています
https://info.edinet.go.jp/login.doからアステラス製薬の有価証券報告書をさがし、
↓
「第5経理の状況」の中の「①連結貸借対照表」を選択
※財産価値=流動資産-(流動負債×1.2)+固定資産のうちの〔投資その他の資産〕
※1013058(百万円)ー(253557×1.2)+258339
財産価値=967129(百万円)
■ステップ3.負債を引く
算出した事業価値と財産価値を足すと...企業価値になります。
企業価値=事業価値(約2200000百万円)+財産価値(約967129百万円)
=約3167129百万円
ここから借金を引かなければいけません
長期借入金、従業員に支払う予定のお金(退職金関係)が固定負債に載ってます
この固定負債の部分は株主の取り分にならないので、固定負債の60824百万円を引きます。
3167129百万-60824百万
株主価値=3106305百万
■.ステップ4 1株あたりの価値(発行済株式数で割って1株の価値を出す)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4503.t&d=c&k=c3&z=m&h=on
から
3106305百万÷57394万9476株
=5412円
となります。
で2006年5月9日現在の株価は4730円と比較すると
安いのですが、割安水準とまではいかないかもしれません。
(※投資家の方へ:株は心理・需給や信用残、海外マーケット、為替などの影響をもろに受けるので、あくまで1つの目安、1つの知識として役立ててくだされ)
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■.「過去の結果」から「将来の結果」生まれない。
数字を使っていろいろ説明しましたが、忘れてはならないことが1つあります。
財務や会計から出てくる数値は、単に会社が過去に生んだ業績という「結果」にすぎないということです
結果の見方をいくら学んでも、将来の結果を予測することはできません。
大切なことは、
結果を生む原因、つまりその会社が価値を生み出す「仕組み」を暴くことです。
このしくみを暴くことができるようになれば、結果の数字に惑わされずに本当に良い会社を見つけられるようになると思います
★利益の源泉を見抜く4つの質問
①その企業は「なに」で稼いでいるのか?
②「なぜ」稼げているのか?
③今後、稼げるしくみに変化はあるのか?→業界の動向を見抜く
④これから「いくら」稼げるのか?
↓
その結果から、さっき学んだ価値計算の手法を使って企業価値を算定
投資家が本当に知りたいのは、④ですが
これを知るためには多少の回り道が必要です。
(しかし、ほとんどの人は回りくどいことはしていません。本当に手に入れたいものは、そう簡単に手に入らないものなのです)
問い1「なに」で稼いでいるのか?
①事業別
②地域別
③顧客別
この3つの軸で、売上や利益を分解してばらばらにしてみると、ほとんどの利益は、実はある特定の事業によって得られていることが多いです
我々はよく小耳にはさんだ「あの会社が画期的な新製品を開発した」というような情報から、その企業にほれ込んで投資を行い失敗することがよくあります
このような話を聞いたとき我々がすべきことは、
それが「本当に良い製品か」を知ることではなく、まずは「その製品から上がる利益が全体に占める割合はどの程度か」を知る
ことです
問い2:なぜ稼げているのか?
ヒントは
企業の価値の源泉は、通常たった1つしかない
ということです
突き詰めると、どの企業も結局、その価値の本当の源泉は1つか2つしかないのです。これが事実です
ものの本質は常に1つということを知っておくと、だいぶ楽になります。
本質さえ見抜けば、その他の余計な情報に目を向ける必要がなくなるからです
あと
利益を上げる企業は多くの場合
①市場の魅力度 ②ビジネスモデルの有望度のいずれかの勝ちパターンをもっています。
①は規制で守られている、放送業界、産業廃棄物処理、医療病院関係、配当の高い電力会社などでしょうか。
あと2003~は不動産ファンドなども魅力があります。
最後の②の強いビジネスは次の4つのパターンに大別できます
Ⅰ:多くのことをうまくやる企業(高い業務効率)
Ⅱ:他に任せる企業(フランチャイズ ネットワーク)
Ⅲ:誰にもできないことをやる企業(知的財産)
Ⅳ:信頼が厚い企業(ブランド ・ロイヤリティ)
GWエンジョイされましたか?
ケネ君の決算はすごかったですね。。。ダヴィ君いかに??
本家には見事に7変化の方が見えるようですね。。。
そのままにトレードできていれば。。。それはそれですごいのかも。。。
はぁ~~「だましの上髭」であって欲しい^^;;;
中間以降までは
ケネ>ダヴィ
って雰囲気かもしれないね
デイトレのtaku83君とかって↓こんな人なんだろうかw
http://www.youtube.com/watch?v=0aBS_TcEEIo
http://www.youtube.com/watch?v=sWClqDGlx1k&search=ibdaiwa
みんなはこんな人物にはならないようにね
ちゃお♪
見事な一例ですやん 笑
(字幕が面白いんだけどね)
シーズ 81100
で買いを入れました
相場は感情的になりすぎてるかと…
やはり・・・って感じですね
トーマ○でしたっけ?
監査が長引いているとかで、開示予定日に間に合わなかったということのようですね。
ロイターによると、監督官庁に関わる内容などではないと明言しているらしいので、粉飾等の問題ではないと予想しています。
しかし、ゴールドマンが前日になっての公表に強い不快感を示しているようですので、GS主導で下押しされる可能性はあるでしょう。
また、24日に延期ということで、それまで6営業日もありますから、不透明感はあるのかも・・・
個人的見解としては、損益の付ける場所などで会社側と監査で意見の食い違いがあったりで、その最終調整をしているという状況だと思っています。
最終的に下方修正のリスクは無きにしも非ずでしょうが、同業他社へ大きなインパクトとなるような事態は避けられるのではないかと思っています。
むしろ、一旦大きく下げることで、長期の株価下落トレンドの転換を示してくる可能性も高いと思っています。
まあ、アーバンは経営陣が何らかの責任をとらないと、GSは納得しないと思うので、なんとも難しいところではありますが・・・