無償の愛

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『なんだか、前に会った時よりも元気ないんじゃない？』

「そんなことないですよ。元気ですよ。」

『ううん。絶対そうだよ。何かあったの？』

「う・・・ん・・・。そう言われてみれば。仕事で忙しいかったかな。今日は特に。」

『やっぱりね？大変でしょう？お仕事。頑張ってるよね。』

「そんなことないよ。すごく楽しくやってるよ。」

「僕がやらないと。僕にしか出来ないことだからって思うし。」

「それより、やらなきゃいけないないんだ・・・。」

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『また会おうね？心配だから。』

「は・・・い。」

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足りなかったものは。求めていたものは。
これだったのかも知れない。
彼女の言葉に。恋愛感情は無いってことはわかってる。
でも、、、それでも、、、彼女の時間の中のある期間。
少なくとも会っている瞬間は、、、思ってくれているんだという安心感。
心配してくれてるんだって愛のカタチ・・・。

お願いしてるわけじゃない。求めずとも与えられる、無償の愛・・・。

生き急ぐ僕の。ホントの心を見透かされたような気がしたよ。
そう・・・。実は強がってただけ。ホントは・・・そうじゃない。
不思議と見透かされても、悪い気はしなかった。
そんな僕でも、受け止めてもらえる気がしたから・・・か・・・。

そう。今は。現実に押しつぶされそうになって、
壊れてしまいそうな僕に気づいちゃったから・・・。

もう少しの時間だけ甘えちゃって良いですか・・・？