唐津市近代図書館のイベント情報

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秀吉の朱印状…「寺沢氏二代と今井家展」(5/5まで!)

2014年04月13日 | 展覧会
現在開催中の「寺沢氏二代と今井家展」、会期も半ばを過ぎました。


今井家とは、安土桃山時代から江戸時代前期に活躍し、
初代唐津藩主となった寺沢氏の重臣です。
寺沢広高の姉の嫁ぎ先として、寺沢家からは一族待遇を受け、
広高と息子の堅高の二代にわたって、
家老として内政、外政面において寺沢氏を支え続けました。
寺沢氏の改易後は、譜代大名の榊原家に再士官し、明治維新を迎えました。

このたび、今井家のご子孫から、
先祖にゆかりの深い唐津で、伝来の資料を保存活用してもらいたい、とのご好意により、
今井家が所有していた豊臣秀吉の朱印状や武具・甲冑類をご寄贈していただきました。
改易により、寺沢氏時代の資料が少ない唐津市にとって、
当時の諸相を知ることができる非常に貴重な資料です。

本展覧会では、ご寄贈いただいた資料を初公開するとともに、
唐津市が所蔵する寺沢氏関連の資料も含め、ゆかりの品々を一堂に展示します。
また、中里家からご寄贈いただいた、
寺沢氏時代に保護され発展した唐津焼の優品もあわせて展示いたします。


今回は、織田信長と豊臣秀吉、二人の朱印状が展示されていますよ。
豊臣秀吉の朱印状は、今回が初公開!
この機会にぜひご覧くださいね。


「豊臣秀吉朱印状」
慶長の役(1597~1598)に伴う兵糧や武器・弾薬の配付のやり方や、
配付後の保管に関することなどについて、豊臣秀吉が寺沢広高に命じたもので、
今回、初めて発見され、初公開される秀吉の朱印状です。
また、注目すべきは、新たに渡される2万4千石の米については
博多(福岡市)において渡すので、各大名たちが取りに来ることが記されるなど、
当時、名護屋だけではなく、博多も朝鮮出兵の拠点として利用されていたことがわかります。
この朱印状と対応するものが鹿児島県の『島津家文書』にもあり、
書かれた年代は慶長3年(1598)3月18日と考えられ、
慶長の役の資料として、非常に貴重な秀吉の朱印状といえます。
(展覧会キャプションより)


○「寺沢氏二代と今井家展」チラシ(表)

○「寺沢氏二代と今井家展」チラシ(裏)


【とき】

  5月5日(月・祝)まで 入場無料
  午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)
  ※ 4月29日、5月3日・4日の祝日は美術ホールのみ開館

【休館日】

  月曜日

【ところ】

  唐津市近代図書館 美術ホール

【主催】

  唐津市教育委員会

【問い合わせ】

  唐津市教育委員会 生涯学習文化財課
  TEL 0955-72-9171



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町23番地(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/

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